1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (東)佐藤淳(9回) (金)浜森(8回)−干場(1回) |
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東海大山形 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 6 | ||||
金沢 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
東海大山形の佐藤投手と金沢の浜森投手の投げ合いは佐藤投手に軍配が上がりました。 2人ともコントロール重視の良いピッチングをしていたんですがね。 東海大山形は絶対的なエースである佐藤投手がいるのに対して、 金沢は継投で勝ちあがってきたチームだけにやや継投に悔いが残る試合となってしまいました。 疲れの見えた浜森投手を東海大山形が集中打で5点、試合を決めてしまいました。 もう少し早く継投していたなら…野球に「たられば」は禁物ですが、どうしてもそう思ってしまいます。 東海大山形はこの勝利で山形県勢初のセンバツ・ベスト8。 先にベスト8入りした秋田商・東北とセンバツ初の東北勢が3校入ることになりました。 東北大会通常選考の東北・東海大山形はもちろんのこと、希望枠の秋田商もベスト8。 初戦敗退したものの21世紀枠の岩手・一関一も木村投手の速球が目に付くなど、 東北勢の実力がいかんなく発揮されています。 東北・ダルビッシュ・真壁、秋田商・佐藤、東海大山形・佐藤淳といった好投手の存在が印象的ですね。 冬の寒さを乗り越えての活躍…嬉しい限りです。 プロ野球でもファイターズが北海道に移転したことですし、 新しい野球の地として東北・北海道が活性化することを期待したいです。 この試合の簡単な得点経過です。
この試合の勝敗の分かれ目はやっぱり8回の継投のタイミングでしょう。 先頭打者にヒットを打たれるも、相手がバントミスをしてくれて1アウト1塁。 ここで相手がバントの構えなのにも関わらず、ボールが抜けて四球を出してしまうんですよね。 ここが1つの交代時期だったかなぁと。 最悪でも2番橋本選手の犠牲フライの場面で変えて良かったと思います。 もちろん浜森投手を夏に向けてエースとして育てるつもりだというなら、分かるんですが… 少し点差が付いてしまっただけに残念です。 今日の東海大山形・佐藤淳投手ですが、1回戦の報徳学園戦ほど良くありませんでした。 コントロールの良いピッチャーなんですが、今日はボールが高めに浮くことが多かったように思います。 目に付いたカーブも高めに浮いたりするなど、あまり抜けていなかった印象です。 自軍の攻撃時にブルペンで投げていましたし、調子自体はそんなに良くなかったのかもしれません。 けれどストレートの走りが良く、125キロ前後だったものの球威がありました。 今日は力で押し切った感じ。しっかりと試合をまとめられる辺りは見事です。 勝った東海大山形は終盤の猛打が見事でした。 特に4番の土谷選手は報徳戦でホームラン、今日もタイムリー2本と結果を残しています。 軸がしっかりしていることで、上手く得点できているのが強みです。 ただ打線全体としては当たっているわけではないので、勝ち上がるには他の打者の奮起が必要だと思います。 守備の方は安定していますね。 佐藤投手の好投はもちろんのこと、島貫選手は強肩で今日も盗塁を刺し、 守備陣もノーエラーで佐藤投手を盛り立てています。 今年の東北勢は基本が徹底されてますよね。まとまりのある良いチームです。 負けた金沢は高めのボール球に手を出してしまったのが残念。 チャンスがありながら得点できず… やや荒っぽい印象を受けました。 打線はシャープなスイングを心がけ、課題の守備面をしっかりと鍛えていくことが求められます。 課題の投手陣は浜森投手という軸ができたのが収穫。 コントロールが安定している投手ですから、エースとして成長することが期待されます。 |