1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (広)戸田(5回)−中崎(2回)−久本(1回) (西)藤原(5回1/3)−武隈(1/3)−豊田(1/3) −ウィリアムス(1回)−ボウデン(1回)−増田(1回) (本)メヒア5号2ラン(4回裏)、中村剛也13号3ラン(6回裏) |
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広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0 | 0 | × | 7 |
渡辺前監督の頃から、秋季キャンプになるたびに「秘密兵器」と呼ばれ、 毎年のように素質の開花を期待していましたが、なかなか芽が出ずに、早7年。 今年は昨年活躍した岡本洋介投手の不調もあって、 リリーフから出番を貰い、安定感ある投球を続け、 プロ初先発でも立ち上がりを除いて好投を見せたものの、勝ち星ならず。 その後は再度リリーフに戻っていましたが、岸投手の抹消によってチャンスが回ってきました。 立ち上がりから速いストレートとスライダーで広島打線を翻弄、 3回にピンチを招いたものの、味方の好守備と判定が味方して無失点で凌ぐと、 勝ち投手の権利のかかった5回もスイスイ。 6回にランナーを出したところで早めの交代となりましたが、 想像以上に安定感あるピッチングで、藤原良平投手が見事なプロ初勝利を挙げました。 雰囲気的には昨年の岡本洋介投手同様に、 救世主までは言わないまでも、孝行息子となっている雰囲気があり、 この後も先発・リリーフでのフル回転が期待されます。 制球にアバウトさはあるものの、自滅する雰囲気はないのが○。 このまま先発ローテ確定でいいと思います。 このままでは菊池雄星投手や野上投手もうかうかしていられません。 また一人、強力な投手がライオンズ投手陣に加わってくれましたね。
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (広)九里(3回)−今村(1回)−久本(2回) −小野(1回)−中田(1回) (西)牧田(7回)−増田(1回)−高橋(1回) (本)メヒア4号ソロ(2回裏) エルドレッド20号ソロ(4回表)、松山5号ソロ(8回表) |
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広島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 | ||||
西武 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | × | 5 |
攻撃に関しては相変わらず良い状態が続いてますね。 特に栗山選手の勝負強さと金子侑司選手の思い切りの良いプレーは目を引きます。 3・4月は恐ろしいほどに打線に重石がのっかかっているような状態でしたが… ライオンズ本来のノビノビ攻撃野球に、伊原監督の積極走塁が加わり、 良い形で打線の調和が図れつつあります。 同点とされてしまった増田投手は課題の残る投球でした。 打たれたのは全てスライダー。ストレートは三振を奪うなど、全く打たれていません。 その意味では全く悲観することはなく、これまで通りの起用でいいと思いますが、 長いシーズンを考えると、やはり武器となる変化球を早く習得しておきたいところ。 スライダーではよほど切れがない限りは、プロのリリーフで勝負するのは難しいだけに、 フォークやチェンジアップといった落とす変化球の習得が必要でしょうね。
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)十亀(6回)−ウィリアムス(1回) −増田(1回)−高橋(1回) (ヤ)ナーブソン(6回)−古野(1回) −松岡(1回)−秋吉(1回) (本)中村剛也11号ソロ(5回表) |
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西武 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | ||||
ヤクルト | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
結果のみです。 田辺監督代行になって、ようやく終盤の継投が固まってきた感じですね。 「ウィリアムス−増田−高橋」、落ち着くべきところに落ち着いた感じでしょうか。 勝ちパターンができたことで、腰を据えて野球がやれているのが印象的です。 打線の方は16安打5得点は物足りない感じもしますが、悪天候も考えればぼちぼち。 何より当たりの止まっていたメヒア選手が2安打を放ったことは大きいです。 この調子で復調を期待したいですね。
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)野上(5回1/3)−武隈(0/3)−藤原(0/3) −豊田(1回2/3)−ボウデン(1回) (ヤ)八木(6回)−岩橋(1/3)−松岡(2/3) −山本(1回)−石山(1回) (本)川端7号2ラン(1回裏) 中村剛也10号2ラン(9回表) |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 5 | ||||
ヤクルト | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | × | 9 |
んー… 野上投手は初回だけだったんですよねぇ… 2回以降はピンチらしいピンチはなく来ていただけに、 6回のピンチで代える必要があったのかと考えると… まぁ、昨年も「6回の壁」と言われていましたから、 そういうイメージがあったのかもしれませんが、 代わりに出てくる投手のコントロールが信じられないなら…と思っちゃいますね。 満塁での継投というのは難しいですねぇ… そういう意味では経験のあるリリーフが欲しいところ。 こういう場面でこそ岡本篤志投手が欲しくなるのですが…どうしているんでしょうか。 投げっぷりの良さを買うなら、先に豊田投手でも良かった感じもしますが… いやはや、継投というのは難しいですね…
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)岸(5回)−ボウデン(1回)−ウィリアムス(1回) −増田(1回)−高橋(1回) (巨)杉内(7回)−久保(1回)−香月(1回) (本)栗山1号ソロ(3回表)、中村剛也9号ソロ(6回表) 阿部6号ソロ(5回裏) |
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西武 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||||
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
今日(6月8日)がデーゲームとは思わず、まだ映像チェックしてない(苦笑) 珍しくNHKでの地上波放送がありましたからね。 岸投手のアクシデントは残念で、心配ではありますが、 色々な投手が見れたのはラッキーでした。 それを含めた更新は後日行う予定です。 何はともあれ、打つべき人が打ち、投げるべき人が投げ、 課題である継投もきっちり決まっての勝利、良い初勝利だったと思います。 これを重ねていけば、借金の返済も夢じゃありませんね。 気になるのは岸投手の状態とメヒア選手の調子。 岸投手は報道を待たないと分かりませんが、好事魔多し…大事無いことを祈りたいです。 メヒア選手は低めの変化球に神経質になっている雰囲気が。 少し日本の配球の壁に当たっている感じですね。 最終的には考えすぎないことだと思いますが、なんとかこの苦境を抜け出して欲しいです。
リリーフ陣に関しては、復調のきっかけを掴みつつあるものの、 まだ安定感という点では程遠いように思えます。 ボウデン投手は自滅するタイプではなく、ストレートで空振りも取れているものの、 勝負球となる変化球やランナーを出してからのピッチングに課題があります。 この日は巨人の拙い走塁に助けられたこともあり、 今後はランナーを出してからどう粘るかがポイントになってきそうです。 ウィリアムス投手はチェンジアップを含めた変化球は悪くないものの、 全盛期に比べるとストレートの威力がもう一つ。 ボール球であろうとも、空振りを奪える勢いのあるストレートが持ち味ですから、 夏に向けてさらに上体を上げ、本来のストレートが戻ってくれば、と思います。 それでも精神的には落ち着いている感じでしたし、復調傾向にあることは確か。 増田投手はストレートの球威・コントロールは良いものの、 決め球となる変化球に課題を抱えています。 プロではやはりスライダーはカットされてファールになってしまいますし、 空振りを奪う球としてフォークかスプリットを投げきれるようになりませんと。 粘られることが多いだけに、追い込んでからの投球が今後の鍵を握りそうです。 高橋投手に関しては問題ないかと。 今年は変化球でもカウントを稼げてますし、総合的には安定感を増していると思います。 あとは疲労を残さないことが大事で、フルシーズン戦った経験がないだけに、 体調管理には十分気をつけて欲しいです。 そこさえ乗り切れれば、抑えでも十分活躍できると思います。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | (西)菊池雄星(6回)−藤原(1回)−増田(1回) −高橋(1回)−豊田(0/3) (巨)菅野(8回)−山口(1回1/3)−マシソン(2/3) (本)ロペス14号3ラン(5回裏) |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||||
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | 4 |
負けはしたものの、試合内容自体は良かったと思います。 これまでなら、僅差の試合だと、 いつ勝ち越されるのか、いつ逆転されるのか、と多かれ少なかれ、 終盤の不安を常に抱えていましたが、この試合ではそういう雰囲気はありませんでした。 個々の選手へのケアは別としても、試合全体の采配面は大きく変わることなく、 その点ではこれまでとの明らかな違いは感じられませんが、 心理的な影響は大きく、僅差の試合を互角以上に戦えたことは、好材料に思えますね。 まだまだ借金はありますが、勝利を信じて戦い抜いて欲しいですね。
まぁ、最後は駒が尽きた感じもしますねぇ… 裏の攻撃ならば、サヨナラで終わるので、抑え投手を温存する必要がないわけですが、 表の攻撃の場合は勝ち越したとしても、守りがあるだけに、普通は抑えを注ぎ込んだりしません。 それでも躊躇なく、増田投手と高橋投手を投入した辺りは、完全な割りきりでしょうね。 その間に勝ち越せなかったのならば、仕方ない。 そういうわけなんで、延長に入った時点で勝負あったと言えなくもありません。 今日の試合では結果的に豊田投手が1アウトも取れませんでしたが、 こういう展開で救世主が生まれてくる場合もありうるので、積極的な継投は悪くないと思います。 この悔しさをどう今後に生かしていくのか、今日の試合の価値はそこで決まってくると思います。 |