2014年西武ライオンズ応援日記

6月4日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 1−0 横浜DeNAベイスターズ
(横)三浦(6回)−長田(2/3)−林(1/3)
 −大原(2/3)−加賀(1/3)
(西)牧田(7回)−増田(1回)−高橋(1回)
(本)木村5号ソロ(6回裏)
横浜
西武 ×

木村の一発を継投で逃げ切って1点差完封勝利を飾るも、伊原監督の休養が決定…
まぁ、これだけ借金が膨らんでしまうと、当然そういう展開になってくるわけで…
これが勝てないチームの悲しさですね。

伊原監督が口にしているように、ターニングポイントは交流戦の巨人2戦目でしょう。
8回に高橋投手を持ってきて、9回に増田投手を投入する博打采配をしましたが、
外野前進守備をしていなかったことが裏目に出てしまい、
内外野の真ん中に落ちるポテンタイムリーで逆転負け、
この敗戦のショックは非常に大きかったのでしょう。

伊原監督が何故失敗してしまったかと言えば、
伊原監督の求める野球に対して、チームの成熟度が満ちていなかったため、です。
仮に中島選手や片岡選手がチームに残留していれば、戦力的にも十分戦えたでしょうが、
今は渡辺監督の初年度の時に戻ってしまった感じで、
今度は浅村・秋山選手ら20代前半の選手を再度育てなければいけない状況となり、
優勝を狙える戦力をそろえていないのにも関わらず、球団が優勝を求めてしまい、
また、本来は若い選手を練習で鍛えなければならないのに、
黄金時代のように調整を重視してしまったことで、チームが噛み合わなくなった気がします。

つまり、1〜2年前に伊原監督だったら、優勝できていたかもしれませんし、
また、2〜3年後に伊原監督であるのなら、優勝を現実のものとして狙えていたと思います。
それがちょうど世代交代の谷間の時期に来ていて、
球団が補強をケチっていたことで、戦力が薄まった時期にちょうど当たったことで、
勝つための野球を標榜する伊原監督では、育てながら勝つことはできなかったわけです。

勿論、ファンの目から見ても現実的に戦力不足であったにも関わらず、
常に優勝を掲げていた伊原監督の目標とは、相当程度ズレがあったことも確かで、
優勝を達成させるだけの説得力も持ち合わせていなかった面は否めませんが、
そもそもにおいて、このタイミングで伊原監督を持ってきた球団が最もアホです。
おまけに、当初は森繁和氏に投手コーチを打診するはずが、
中日の落合政権復権によってプランが崩れてしまい、代わりに持ってきたのが清川コーチでは…
そりゃ伊原監督も苦労しますわ。もう少しマシな投手コーチを用意して欲しかったところ。
優勝するために伊原監督を呼んだのならば、優勝を狙うだけのコーチ陣は勿論、
優勝を狙えるだけの戦力の裏づけを球団は用意すべきでした。
それを怠った以上、伊原監督を責めることはできません。
これに懲りたら、少しはマシな補強をしたらどうでしょうか?


さて、田辺監督代行の就任は予想の範囲内ですが、代行の肩書きは取れるかは…
通常であれば、ヘッドコーチ格の袴田コーチが昇格するのが筋なのですが、
そこは外様よりも生え抜きOBを重視したということでしょう。
ただ、今年のオールスターは西武ドームで行われ、
星野監督の出場が無理な場合は、2位チームの監督が采配を奮うわけで、
代行の肩書きが取れない限りは、その可能性もなくなっちゃうんでしょうね…
そう考えると、潮崎2軍監督や渡辺久信SDの就任も考えられるわけですが、
急なことでそこまで用意している暇はなかったのかもしれません。

実際に田辺監督代行がどういう野球をしていくのかは分かりませんが、
基本的には伊原監督の勝つための野球よりも、育てながら勝つ野球の路線、
渡辺元監督の路線を踏襲していくと思われます。
アーリーワークの復活など、若い選手が野球に集中できる環境を再び整えて欲しいですね。
もう一度チーム一丸となって戦っていけるように、選手・コーチの調和を図って欲しいです。

あと球団は抑え候補の外国人投手を探してくること。
今日の増田−高橋投手のリレーは一つの光明となりましたが、やはり備えは必要ということで。



6月3日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 2−5 横浜DeNAベイスターズ
(横)久保(9回)
(西)十亀(5回)−ウィリアムス(1回)−豊田(1回)
 −武隈(1回)−ボウデン(1回)
(本)筒号3号2ラン(3回表)
  中村剛也7号ソロ(6回裏)・8号ソロ(9回裏)
横浜
西武

中村剛也の2ホームランも勝敗に結び付かず、主導権を奪えずに完敗…
特になし。




6月1日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 4−8 中日ドラゴンズ
(中)山井(4回)−岩田(2回)−福谷(1回2/3)−岡田(1回1/3)
(西)野上(5回0/3)−ウィリアムス(0/3)−藤原(1回2/3)
 −ボウデン(1/3)−岡本洋介(1回)−武隈(1回)
(本)中村剛也6号2ラン(1回裏)
  森野5号ソロ(2回表)、エルナンデス2号2ラン(8回表)
中日
西武

中村の2ランで幸先良いスタートも、リリーフ陣が耐え切れずに逆転負け…
結局、打線の調子が上がってきても、リリーフが整備できなければ、大型連勝は無理ですね。
それを痛感する試合となってしまいました。リリーフの層、薄すぎ…orz


1回裏 先頭の秋山選手がヒットで出塁し、森本選手の送りバントで2塁へ進み、
     栗山選手がタイムリーヒットを放って1点を先制、
     さらに中村剛也選手の2ランホームランで計3点を先行する。
2回表 先頭の森野選手にソロホームランを打たれて1失点。
2回裏 先頭の渡辺直人選手がヒットで出塁し、炭谷選手の送りバントで2塁へ進めるも、
     後続が倒れてしまって無得点。
3回裏 2アウトから中村・メヒア選手が連続四球で出塁するも、浅村選手が倒れて無得点。
4回表 先頭の渡辺直人選手が2ベースで出塁し、炭谷選手の四球で1・2塁。
     野上投手はスリーバント失敗も、秋山選手がタイムリーヒットを放ち、1点を追加。
5回表 先頭の平田選手にヒットを許し、1アウトから谷選手にヒットを打たれて1・2塁。
     エルナンデス選手は打ち取るも、代打の野本選手にタイムリーを打たれて1失点。
5回裏 この回から岩田投手が登板し、2アウトから浅村選手がヒットで出塁し、
     渡辺直人選手のヒットで3塁へ向かうもののタッチアウト。
6回表 先頭のルナ選手に2ベースを打たれた所で、ライオンズはウィリアムス投手にスイッチ。
     しかし、森野選手にタイムリー2ベースを打たれ、
     3番手の藤原投手が登板し、和田選手にヒットを許してノーアウト1・3塁となるも、
     平田選手をセカンドフライ、松井選手を併殺打に打ち取って無失点。
7回表 1アウトからメヒア選手の後逸エラーでランナーを許し、
     代打の谷繁選手の送りバント失敗で2アウトとなるも、
     大島選手に四球、ルナ選手にヒットを打たれて2アウト満塁。
     ここで森野選手に2点タイムリーヒットを打たれて、逆転を許す。
     さらに代わったボウデン選手が連続四球で押し出し…
8回表 岡本洋介投手がエルナンデス選手に2ランホームランを打たれる。


まぁ、早めの継投に出た伊原監督の判断は悪くなかったと思います。
継投は常に先手を、相手より先に動くことは良いことだと思っています。
その意味では結果的に裏目に出てしまったものの、ウィリアムス投手の投入は悪くなく、
その後の絶体絶命のピンチを藤原投手がよく凌いでもくれました。

ただ、早めの継投というのは、必ずどこかに皺寄せが来るもので、
それを誰が負担するかが一番の問題です。
通常であれば、リリーフで最も信頼できる投手、若い8回のセットアッパーや守護神が担うべきです。
しかし、この試合では先発もできるということで、藤原投手に負担させたわけで…
そこに判断の致命的な誤りがあったように思えます。

もっとも、2イニング目がスムーズに終わっていれば、何の問題もなかったわけで、
その意味ではメヒア選手のエラーは勿体無かったと言えますが、
ただ、最後まで動かずに続投させたベンチの判断には疑問が残ります。
普通、リリーフ投手が1試合のうちに2度もピンチを凌ぐということはありえません。
最初のピンチを凌げたら、2イニング目はスムーズに行かないと無理ですし、
逆にイニングまたぎの場合は、1イニング目がスムーズに行くことが前提条件となります。
大体2回目のピンチは掴まってしまうものです。そこを抑えられるのは余程の大投手です。

その意味では、明らかに藤原投手を引っ張りすぎました。
大島選手を迎える場面で、この日のポイントとなった森野選手の場面で代えるべきでした。
代える投手がいなかったのかもしれませんが、それこそ勝負をかけるのならば、
抑えを高橋投手に完全固定していないという前提条件で、高橋投手のイニングまたぎもアリでした。
また、抑え固定ならば、一般的に左打者に弱い右サイドの藤原投手ということで、
同じ右でもボウデン投手や増田投手を早めに投入する方法もあったはずです。
彼らのイニングまたぎを嫌ったのかもしれませんが、あまりにも藤原投手の負担が大きすぎましたね…



5月31日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 5−1 中日ドラゴンズ
(中)雄太(6回0/3)−祖父江(1/3)
 −高橋(2/3)−朝倉(1回)
(西)岸(7回)−増田(1回)−高橋(1回)
(本)メヒア3号2ラン(8回裏)
中日
西武 ×

岸がエースの投球で今季6勝目! 大崎のスクイズと、メヒアの2ランでダメ押し!
結果のみ。

1回裏 1アウトから森本選手が2ベースヒットで出塁し、
     栗山選手がタイムリーヒットを放ち、1点を先制する。
2回表 1アウトから和田選手にヒット・盗塁を許し、
     2アウトからエルナンデス選手にタイムリーヒットを打たれて同点。
2回裏 先頭の浅村選手が2ベースで出塁するも、後続が倒れて無得点。
3回裏 先頭の秋山選手が2ベースで出塁し、森本選手のショートゴロで3塁へ、
     栗山選手が犠牲フライを打って勝ち越し。
4回表 1アウトからルナ選手にヒットを許すも、和田選手をショートゴロ併殺。
7回表 先頭の森野選手にヒットを許し、ルナ選手はサードゴロも2塁盗塁を許し、
     和田・平田選手への四球で1アウト満塁。
     ここで代打の小笠原選手をチェンジアップで空振り三振、
     代打の野本選手をピッチャーゴロに打ち取って無失点。
7回裏 先頭の浅村選手が2ベースで出塁し、渡辺直人選手が四球、
     代わった祖父江投手から炭谷選手の送りバントで1アウト2・3塁。
     ここで代打の大崎選手を起用すると、中日は高橋投手にスイッチし、
     大崎選手がスクイズを決めて、1点を追加。
8回裏 2アウトから中村選手が四球で出塁し、
     メヒア選手がレフトスタンドへ運ぶ2ランホームランを放ち、ダメ押し。

DHがない試合になると、やはり下位打線の弱さは拭いきれず、
浅村選手が2本の2ベースを含む3安打しても、点数の入る気配はなし。
それでもエースの岸投手がナイスピッチングをしてくれたこともあって、
スコア以上に安心感のある試合でした。



5月29日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 13−2 阪神タイガース
(西)菊池雄星(6回)−ボウデン(1回)
 −増田(1回)−岡本洋介(1回)
(阪)岩崎(4回2/3)−鶴(1回)−加藤(1/3)
 −金田(1回)−小嶋(1回)−岩本(1回)
西武 13
阪神

菊池雄星が3回以降は立ち直りを見せ、打線が19安打13得点と爆発して大勝!
結果のみ。

1回裏 1アウトから大和選手に四球、鳥谷選手のヒット、ゴメス選手に死球で満塁。
     ここでマートン選手に2点タイムリーヒットを打たれて、先制点を許す。
2回表 中村・メヒア選手の連続ヒットでノーアウト1・2塁とするも、後続が倒れて無得点。
2回裏 先頭の梅野選手にヒットを許し、送りバントで2塁へ進められるも、後続を抑えて無失点。
4回表 1アウトから中村選手が四球、メヒア選手の2ベースで2・3塁とするも、後続が倒れて無得点。
5回表 1アウトから金子選手がヒットで出塁して2塁への盗塁を決めると、
     秋山選手がセンターオーバーのタイムリー2ベースを放ち、1点を返す。
     さらに、栗山選手のタイムリーヒットで同点に追いつく。
6回表 先頭のメヒア選手がヒットで出塁し、2アウトから炭谷選手のタイムリー3ベースで勝ち越し。
     さらに、金子選手のタイムリー3ベースでもう1点を加え、
     代わった加藤投手から秋山選手がタイムリーヒットを放ち、もう1点を追加!
6回裏 新井選手のヒット、代打の関本選手への四球でピンチを招くも、後続を打ち取って無失点。
7回表 代わった金田投手から先頭の栗山選手が2ベースで出塁し、
     メヒア選手のヒット、浅村選手の四球で1アウト満塁。
     ここで代打の大崎選手がタイムリーヒットを放ち、炭谷選手が犠牲フライを放って2点を追加。
7回裏 ボウデン投手がマウンドに上がるも、大和選手に死球、鳥谷選手にヒットを許してノーアウト1・2塁も、
     ゴメス選手を併殺に打ち取って無失点。
8回表 小嶋投手から山崎選手がヒットで出塁し、栗山選手が四球で出塁し、 
     中村選手のタイムリーヒット、浅村選手の四球を挟み、
     守備から入っていた森本選手のタイムリー2ベース、
     炭谷選手のタイムリーで、合計5点を追加。
9回表 2アウトから岩本投手から守備から入った永江選手が2ベースヒットで出塁し、
     守備から入った脇谷選手のタイムリー2ベースで1点追加。

やはりメヒア選手が加わったことで、下位打線も充実しており、打線の破壊力は増していますね。
菊池雄星投手がようやく今季2勝目。
とはいえ、まだ立ち上がりの悪さは相変わらずなので、自身とチームの借金を返済するためにも、
立ち上がりをしっかりと抑え、試合をコントロールして貰いたいですね。



5月28日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 7−5 阪神タイガース
(西)牧田(6回)−岡本洋介(1回)
 −増田(1回)−高橋(1回)
(阪)メッセンジャー(7回)−安藤(1回)−呉(1回)
(本)ゴメス10号ソロ(2回裏)
西武
阪神

同点直後に2度突き放されるも、金子侑司の盗塁から突破口を開いて逆転勝利!
清川投手コーチと石井投手コーチの役割を配置転換して臨んだこの試合、
その影響はまだ分かりませんが、
何とかしようという意気込みは感じられましたね。
その期待に投手陣が応えるとは行きませんでしたが、
打線が最後まで諦めることなく攻め、逆転勝利へと繋げてくれました。

1回表 栗山選手が2ベースで出塁した後、中村選手のタイムリーで先制。
2回裏 ゴメス選手にホームランを打たれて同点。
4回裏 マートン選手と新井兄選手のタイムリーで勝ち越しを許す。
7回表 木村選手がヒット・盗塁等で進み、代打の大崎選手のタイムリーで1点、
     秋山選手の四球の後、脇谷選手のタイムリーで同点に追いつく。
7回裏 2番手の岡本洋介投手が新井兄選手のタイムリーで勝ち越しを許す。
8回表 2番手の安藤投手から中村選手とメヒア選手の連続ヒットでチャンスを広げ、
     2アウトとなるも、代打の森本選手のタイムリーで同点に追いつく。
8回裏 3番手の増田投手と岡田捕手のバッテリーが、今成選手のタイムリーを浴びる。
9回表 先頭の金子選手がヒット・盗塁でチャンスを広げ、秋山選手の四球の後、
     脇谷選手の送りバントを呉投手が3塁悪送球で同点に追いつき、
     栗山選手は空振り三振もワイルドピッチとなって3塁ランナーホームイン、
     さらにメフィア選手のタイムリー2ベースでもう1点を追加。

中軸の栗山・中村・メフィア・浅村選手の繋がりが良くなってきただけに、
好調の1番秋山選手を含めて周りの打者がどう繋ぐかが鍵ですね。
あとは投手陣次第、まだ高橋投手以外のリリーフは不安定なだけに、
そこをどう再構築するかでしょうね。

何はともあれ、ここから巻き返すには連勝は必須。
こういう試合を続けていって欲しいです。





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