2013年西武ライオンズ応援日記

10月14日 CS1st 埼玉西武ライオンズ 1−4 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)唐川(5回0/3)−内(2回)−ロサ(1回)−益田(1回)
(西)牧田(5回1/3)−高橋(1回)−サファテ(1回)
 −涌井(0/3)−ウィリアムス(1回2/3)
(本)鈴木ソロ(5回表)、井口ソロ(6回表)
ロッテ
西武

投打にもう一押しができず、力尽きてのクライマックスシリーズ敗退…
敗因は何でしょうね? ぶっちゃけ、よく分かってません。負けたのが信じられませんね。
敢えてよく頑張ったとは言いません。
勝てた試合だったと思うので、そこの詰めの甘さをもう一度再認識して欲しいです。

攻撃に関して言えば、立ち上がりの唐川投手を掴まえられなかったことでしょうね。
ボールが真ん中高めに集まっていたこともあり、栗山・浅村選手と痛烈な打球を放ったものの、
外野手の正面でヒットにならず、2回以降は落ち着きを取り戻してしまっただけに、
昨日の試合のように、立ち上がりに畳み掛けられなかったのは残念でした。
2回以降もチャンスは作るんだけれども、なんとなく抑えられてしまう、
昨年までの唐川投手にやられているパターンに戻ってしまった感じでした。
そういう意味でも初回の攻撃、ここが一つのポイントだったことは間違いありません。

守りにおいて言えば、一発だけは絶対に許してはいけない場面で牧田投手が2発浴び、
8回には炭谷捕手の盗塁阻止失敗の悪送球エラーで傷口を広げてしまったことでしょう。
シーズン序盤は先発投手の好調さもあって、被本塁打が少なかったのですが、
「飛ぶボール」であることが発覚して以降、
シーズン中盤〜後半にかけて飛躍的に被本塁打数が増えていった感じがします。
原因は定かではありませんが、もっと守備においては炭谷捕手の色を出して欲しいです。
ここは絶対に一発を避けなければいけない場面では、もっと大きくジェスチャーして欲しいし、
先輩投手であっても、言うべきことはしっかりと言い、主導権を強く握って欲しいです。
押しも押されぬレギュラー捕手にはなったものの、まだ「若手の有望株」止まりで、
主力選手と言えば、「片岡・栗山・中村剛也選手」であって、炭谷選手ではありません。
打撃は致し方ないにしても、守りでは主力選手としてチームの内外から存在感をアピールできる、
そんなキャッチャーにそろそろなってくれないと、ライオンズも強くなりません。
昨年は高い盗塁阻止率を誇った強肩も生かせず、送球が逸れるなど劇的に悪化、
ボールの変化の問題もあったでしょうが、そういった面を含めて物足りない一年でした。
バッテリーの強化なくして優勝・日本一はなし。
炭谷捕手がどれだけプロとして一流になれるか、そこが今後の課題だと思っています。

そういえば、スポーツ紙でロッテのタイム作戦が出てましたが、あれは遅延行為にならないのでしょうか?
そういうのはOKで2塁走者のサイン盗みはダメなの?
やってることどっちも同じじゃんよ。馬鹿にしてんの?

1(三)ヘルマン、2(二)片岡、3(左)栗山、4(一)浅村、5(中)秋山、
6(指)中村剛也、7(右)坂田、8(捕)炭谷、9(遊)鬼崎

1回表 ライオンズ先発:牧田投手
根元選手、外角低めチェンジアップでセンターフライ。
岡田選手、外角低めシュートでセカンドゴロ。
井口選手、ストレートの四球。
今江選手、内角高めストレートを打たれてセンター前ヒット。
2アウト1・2塁。
角中選手、外角低めチェンジアップでショートゴロ。

1回裏 ロッテ先発:唐川投手
ヘルマン選手、外角スライダーを打つもサードライナー。
片岡選手、初球の外角ストレートを打ってライト前ヒット!
片岡選手が栗山選手の打席で2塁盗塁成功!
栗山選手、高めスライダーを打つもライトフェンス手前のフライ。
浅村選手、高めストレートを打つもライトフライ。

◆この回…良い感じで捉えてはいるんだが、得点に繋がらず。早めに捉えたい。

2回表
サブロー選手、ストレートを打たれるもセカンドライナー。
福浦選手、外角低めスライダーを打たれてライト前ヒット。
鈴木選手、初球の外角ストレートでファーストゴロ併殺!

2回裏
秋山選手、高めストレートにピッチャーゴロ。
中村剛也選手、外角低めスライダーに空振り三振。
坂田選手、外角チェンジアップにファーストゴロ。
◆この回…高めに来ていた球が徐々に散らばるようになってきた。もう一度集中し直そう。

3回表
里崎選手、高めストレートでサードゴロ。
根元選手、外角低めシュートを打たれてレフト前ヒット。
岡田選手、セーフティ気味の送りバント成功。2アウト2塁。
井口選手、外角低めスライダーでショートゴロ。

3回裏
炭谷選手、外角低めスライダーに空振り三振。
鬼崎選手、外角高めストレートを打ってセンター前ヒット! 1アウト1塁。
ヘルマン選手、フルカウントから四球で出塁、1アウト1・2塁。
片岡選手、初球の高めチェンジアップを打つもサードゴロ併殺。
◆この回…良い形でチャンスを作るも、打ち損じ。まぁ、しゃーない。

4回表
今江選手、内角高めストレートでライトフライ。
角中選手、外角低めチェンジアップでセンターフライ。
サブロー選手、カウント1−3から四球。
福浦選手、初球の内角高めストレートでバットを折ってセカンドゴロ。

4回裏
栗山選手、外角低めチェンジアップに空振り三振。
浅村選手、フルカウントからの外角スライダーを打ってセンター前ヒット!
秋山選手の打席でバッテリーエラー、ランナー2塁へ、1アウト2塁。
秋山選手、スライダーを捉えるもセンターライナー、2塁走者は3塁へ。2アウト3塁。
中村選手、フルカウントから四球、2アウト1・3塁。
坂田選手、内角ストレートにファーストゴロ。
◆この回…チャンスは作るのだけれども、あと一本が出ない。難しいなぁ。

5回表
鈴木選手、低めチェンジアップを捉えられてライトスタンドへのソロホームラン…
里崎選手、ストレートでライトフライ。
根元選手、低めストレートでセカンドゴロ。
岡田選手、外角低めシュートでピッチャーゴロ。
◆この回…うーん、チェンジアップは諸刃の刃 orz 長打率高いなぁ…

5回裏
炭谷選手、初球の外角スライダーにショートゴロ。
鬼崎選手、外角高めカーブにセカンドゴロ。
ヘルマン選手、外角低めスライダーに見逃し三振。

6回表
井口選手、初球の外角ストレートを捉えられてセンターバックスクリーンへのソロホームラン…
今江選手、外角低めスライダーでセカンドゴロ。
ここでライオンズは投手交代、高橋投手にスイッチ。
角中選手、外角低めスライダーで空振り三振!
サブロー選手、初球の外角低めフォークでセカンドゴロ。

6回裏
片岡選手、外角低めスライダーを打ってセンター左への2ベースヒット! 好走塁!
栗山選手、初球の内角ストレートに詰まるもレフト前ヒット! ノーアウト1・3塁。
ここでロッテは投手交代、内投手が登板。
浅村選手、外角ストレートを打つもライトフェンス手前の犠牲フライ。1アウト1塁。
秋山選手、内角高めストレートにセカンドゴロ併殺…
◆この回…一気に行きたかったけどなぁ。それでも1点差、同点に追いつけば勝利に近づく。

7回表
伊志嶺選手、内角ストレートで詰まらせるもレフト前ヒット。
鈴木選手、送りバント成功。1アウト2塁。
ここでライオンズは投手交代、サファテ投手が登板。
里崎選手、外角高めスライダーでセカンドゴロ。
根元選手、ファールで粘られるも9球目の外角フォークで見逃し三振!

7回裏
中村選手、高めカットボールを打ってレフト前ヒット!
坂田選手、フルカウントからの内角高めストレートにセンターフライ。
炭谷選手、セーフティ気味の送りバントを試みるも、2塁送球アウト。
鬼崎選手、内角カットボールに空振り三振。


8回表
岡田選手、死球。
井口選手、外角高めストレートで空振り三振!
ここでライオンズは投手交代、涌井投手が登板。
今江選手の打席で岡田選手に2塁盗塁を決められ、さらに炭谷捕手の悪送球で3塁へ。
今江選手、フルカウントから四球。1アウト1・3塁。
角中選手、初球のストレートを捉えられて右中間突破の2点タイムリー3ベース…
サブロー選手、ストレートの四球。1アウト1・3塁。代走に加藤選手。
代打のブラゼル選手が起用されたところで、ライオンズはウィリアムス投手にスイッチ。
ブラゼル選手、外角低めストレートで空振り三振!
スタートを切っていた代走の加藤選手は2塁盗塁成功。
鈴木選手、高めスライダーで空振り三振!

8回裏 この回からロサ投手が登板。
ヘルマン選手、初球の外角低めストレートにセカンドゴロ。
片岡選手、高めフォークを打ってライト前ヒット!
栗山選手、外角低めフォークにセカンドゴロも、セカンド根元選手がファンブル、
判定微妙となるも、1塁はアウトとなって2アウト2塁。
浅村選手、外角ストレートに見逃し三振。

9回表
里崎選手、外角低めシュートで空振り三振!
根元選手、外角高めスライダーで空振り三振!
岡田選手、外角低めスライダーで空振り三振!

9回裏 この回から益田投手が登板。
秋山選手、高めシンカーにセカンドゴロ。
中村選手、低めストレートにレフトフライ。
坂田選手、外角ストレートを打ってセンター前ヒット! 2アウト1塁。
代打の金子選手、内角低めストレートに見逃し三振。
試合終了、1−4でライオンズが敗北し、CS敗退が決定… orz

今シーズン全体を振り返りますと、補強の失敗の影響が大きかったように思えます。
故障者が多かったとはいえ、中村剛也選手の長期離脱はオフの時点で分かっていたことで、
中島選手のメジャー移籍も含めて、野手の補強は必要不可欠でした。
そんな状況で、ソフトバンクのラヘア選手の獲得合戦に乗り出すも敗北、
同じく負けた楽天はジョーンズ選手とマギー選手を獲得して大成功したのに対し、
ライオンズはスピリー選手を獲得するも、攻守に期待を裏切った形で、ほとんど戦力になりませんでした。
加えて、オフに解雇し、シーズン途中で再入団したカーター選手にしても同様で、
それなら、最初から残して置いた方がシーズンで活躍していたかもしれません。

また、トレードも多くが不発に終わった印象が強いです。
シーズン前にオリックスと山崎浩司選手と原選手のトレードを行い、二遊間を補強したものの、
序盤こそ山崎選手は対左投手に活躍したものの、故障を機に出番が激減、
その後、横浜から渡辺直人選手を獲得したこともあって、完全に出番がなくなってしまいました。
投手では川崎投手を阪神から獲得したものの、こちらも戦力にはならず、
逆に代打が手薄な状況で高山選手を放出したことは、シーズン中盤の苦境にも繋がりました。
結果的にルーキーの増田・高橋投手の2人が加わったから良いものの、層の薄さは否めず、
不振の涌井投手や野上投手をリリーフに回さざるを得ず、
実績のある長田投手を放出した影響は少なからずあったように思えます。

ドラフトの方は増田・高橋・金子選手と3人が1軍で戦力になるなど、まずまずの成功だったと言えます。
とはいえ、増田投手はともかくとして、高橋投手と金子選手は首脳陣が我慢強く起用したこともあり、
フロントの力だけではないことは確かです。
ここは両者が一体となって良い補強ができたと言えると思います。
シーズン序盤に金子選手がいなかったら、シーズン終盤に高橋投手がいなかったら、
シーズン2位はおろか、Bクラスから上昇し切れなかったことでしょう。最下位もありえたと思います。


それでは渡辺監督を始めとする首脳陣に問題がなかったかと言えば、そうでもありません。
結果的に、シーズン前半に先発完投に拘った弊害は大きかったように思えます。
今年は渡辺監督が理想とする野球がかなり完成に近づいたことは間違いなく、
岸・牧田・(本来なら涌井)・十亀・菊地雄星投手と完投能力の高い先発投手を揃え、
シーズン序盤はリリーフの出番がほとんどないという状況さえありました。
しかし、シーズン序盤に再調整を行った岸投手を除けば、
いずれの投手もシーズン中盤・後半に疲れを見せ、菊池雄星投手は長期離脱となって間に合わないなど、
1年を通して先発ローテを守ったことがない不安を露呈する形となってしまいました。
また、先発完投勝利の陰でリリーフの整備が遅れたことも確かで、
先発投手の調子が落ちてきた5月・6月にガタガタと崩れるなど、脆さも感じました。
もっと先発・リリーフを計画的に使っていれば、もう少し楽な戦い方ができたことも事実です。
渡辺監督の先発完投投手を育てる理想は大いに買いますし、賛同しますが、
それに拘りすぎたことが結果的に仇になったようにも思えます。


既にスポーツ紙では「渡辺監督退団」という文字が飛び交い始めましたが、
正直、今回の監督交代は難しい判断を迫られると思います。
なぜなら、刷新の必要性は低く、継承が最も求められるからです。
片岡・栗山・中村剛也選手が選手としても精神的にも成熟の時期を迎え、
片岡選手はFAで不安定要素はあるものの、
今季の活躍でその存在感を示しましたし、全力で慰留するでしょうし、
若い浅村選手が打点王を、秋山選手が不動のレギュラーに育ちつつあり、
投手陣でも野上・十亀・菊地雄星投手ら若い先発陣に、増田・高橋・大石投手というリリーフ陣、
伸び盛りの若手が揃い、戦力的に楽しみな状況になりつつあります。
こういう状況で、例えば監督候補の伊原氏を招聘すれば、
2003年当時とは違って内部事情に疎いだけに、成長の好循環が滞りかねません。
実際、観客動員的には悪くないわけですし、もう1年渡辺監督で様子を見るか、
今のチームの内部事情に詳しい人物を監督にすえるかの二択しかないでしょう。

そうなると、潮崎2軍監督の昇格が一番可能性が強いと思われます。
ただ、2軍監督は1年だけだったので、経験の浅さが不安要素で、
そのための繋ぎとして伊原氏らの名前が挙がってきたのでしょう。
現状ではコーチ陣も潮崎監督よりも年上の方が多く、やや時期尚早な感もありますが、
伊原氏ら経験のある野手コーチをヘッドとして入閣させる形で手を打つかもしれません。


来季以降のチーム編成のポイントとしては、まず浅村選手がどこを守るか、でしょうね。
以前から浅村選手を高評価していた自分ですが、それでも3割15本70打点ぐらいと予想するも、
それを大きく上回る.316、27本塁打、110打点、14盗塁という大活躍で、
中島選手の穴を埋めて余りある活躍を見せてくれました。
そんなライオンズの新しい顔となった浅村選手ですが、問題はポジション。
本来はショートですが、送球難が祟って事実上の失格の烙印、
ファーストではゴールデングラブ確実の守備を見せていますが、
将来的なことを考えれば、ファースト固定は時期尚早ですし、
チームとしてもサードの中村選手をDHで負担軽減する以外にも、ファーストという選択肢が増えますし、
ヘルマン選手を始めとする外国人選手も幅広く起用することができます。
二遊間には片岡選手以外にも、金子選手や永江選手といったホープがいるわけですし、
浅村選手を固定しなければ、彼ら若い選手の育成にも影響を与えかねません。
現状、実際にどこに固定するかは難しい問題ですが、
片岡選手をショートにできるならセカンド、そうでないならばサード固定と個人的には考えています。

投手陣のポイントは、やはりリリーフ陣の整備でしょう。
先発投手は岸・牧田投手に加え、菊地雄星・十亀・野上・岡本洋介投手と揃っており、
左の先発をもう1人加えたいところですが、それ以外に大きな穴は見当たりません。
一方のリリーフ陣は涌井投手がFA濃厚で、サファテ投手とウィリアムス投手の去就も今後次第、
若い増田・高橋・大石投手の育成次第といったところがあります。
涌井投手は実際どうするんでしょうかね?
スポニチは移籍が決定的な感じで書いてますが、FA宣言残留を認めない方針は過去のことで、
鈴木葉留彦氏が就任以降は宣言残留OKに転じています。ファンなら誰だって知ってるよ。
ただ、残留要請をするにしても、それは「リリーフとしての評価」で行う可能性が高く、
先発に拘りのある涌井投手が受け入れるかどうかは別の話です。
先発の若返りは進んだ一方、リリーフの若返りはまだ中途にあるだけに、
来季以降は更なるリリーフの整備が必要そうですね。


最後になりましたが、一時はAクラスさえ危うい状況をよくリカバーしました。
シーズン最後の選手達の気持ちには驚かされるばかりでした。
最後の最後で骨太のチームとなり、たくましさを感じるようになってきましたが、
それを継続しなければ意味がないわけで、真の意味のたくましさを身につけるためにも、
この敗戦の悔しさを武器に、パリーグの中で一段抜けたチームを作り上げていって欲しいです。
来季こそはガンバレ、ライオンズ!!




10月13日 CS1st 埼玉西武ライオンズ 15−0 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)松永(2回0/3)−藤岡(2回2/3)
 −レデズマ(2回1/3)−服部(1回)
(西)岡本洋介(9回)
(本)片岡2ラン(2回裏)、栗山3ラン(4回裏)
ロッテ
西武 × 15

昨日のお返しとなる20安打15得点で大勝! 岡本洋介、プロ初完投初完封勝利!
倍返し!とまでは行きませんでしたが、昨日の大敗を上塗る大勝をすることができました。
昨日の試合では不名誉な記録ばかりが並びましたが、
今日の試合でそれらを上書きしましたね。
これを本当の「倍返し」とするには、明日の試合を勝つことが大事、それで初めて倍返し成功です。

ポイントとなったのは両チームの初回の送りバントでしょう。
1回表、先頭の根元選手が四球で出塁し、岡田選手が送りバントを試みるもファール、
ここで伊東監督は昨日バント失敗の後に岡田選手がヒットで繋いで点数を取ったことが過ぎったのか、
一転して強攻策に出てセカンドゴロ併殺と最悪の結果に終わり、
結局、以降は2塁ベースも踏めないという淡白な攻撃に終わってしまいました。
一方のライオンズは先頭のヘルマン選手がヒットで出塁した後、片岡選手がきっちり送りバント成功。
立ち上がりに牽制のサインを見落とすなど、平常心から程遠かった松永投手を攻め、
栗山・浅村選手の連続タイムリー2ベースで幸先良く2点を先制することができました。
もし、ロッテ側に先制点が入っていたら、昨日の勢いを繋がれているところで、
その意味はピンチを凌ぎ、先制点を取れたことは非常に大きかったです。

送りバントを決めた片岡選手は2回に追加点となる2ランホームランを放つなど活躍!
世間的には中村剛也選手の復帰が大きいと言われがちですが、
ライオンズファンは片岡選手の存在こそがチームの好成績に繋がっていることを知っています。
3・4月の快進撃、9月後半〜10月の快進撃には、常に片岡選手がいました。
やはり片岡選手がいると、攻守において安心感が違います。
どちらかといえば、フルスイングを徹底して強打者が多いチームの中で、
センターから逆方向へきっちりと弾き返し、小技も卒なくこなす片岡選手のようなタイプは、
今やチームの中でも珍しい存在となっており、渡辺直人選手ともに必要な戦力です。
片岡選手が2番に座ることで、繋ぎ・出塁・足でのかき回し、チャンスでの勝負強さ、一発長打、
あらゆる攻撃パターンを組むことができるだけに、
2番片岡選手の存在がチームを動かす原動力となっているように思えます。

投げては岡本洋介投手がプロ初完封勝利の快投を見せました。
実際に投げている場面を見る機会に恵まれていないので、何とも言えないところですが、
今年はピッチングのコツを掴んだのか、投げる度に良くなってきていますよね。
元々、ボールは一球品で、ストレートやスライダー・スローカーブは光るものをもっていましたが、
なかなかそれを制御しくれていないというか、組み立てに生かせていないところがありました。
それが今年は意図を持ってそれぞれのボールを投げられるようになった、
そこが大きな違いのように思えますね。
今日の完封勝利を大きな自信と変え、この先の短期決戦のラッキーボーイとして、
そして来年の先発ローテ定着となるように頑張って欲しいですね。

1(三)ヘルマン、2(二)片岡、3(左)栗山、4(一)浅村、5(中)秋山、
6(指)中村剛也、7(右)坂田、8(捕)炭谷、9(遊)鬼崎

1回表 ライオンズ先発:岡本洋介投手
根元選手、フルカウントから四球。
岡田選手、送りバントファールの後、内角低めスライダーでセカンドゴロ併殺!
井口選手、外角シュートにサードゴロ。

1回裏 ロッテ先発:松永投手
ヘルマン選手、内角高めストレートを打ってライト前ヒット! ノーアウト1塁。
片岡選手、送りバント成功、1アウト2塁。
栗山選手、ストレートを打ってレフト線へのタイムリー2ベースヒット!
浅村選手、外角低めスライダーを打ってライト線へのタイムリー2ベースヒット!

秋山選手、ファールで粘って死球で出塁。1アウト1・2塁。
中村剛也選手、内角低めストレートにサードゴロ、2塁アウトのみ。2アウト1・3塁。
坂田選手、フルカウントからの高めストレートに空振り三振。
◆この回…相手の松永投手が緊張する中で、幸先良く2点を取ることができた。
     ただ、中村・坂田選手で突き放したいところだったが…
     この2点は忘れて、2回以降の攻撃で貪欲に点数を狙っていって欲しい。

2回表
今江選手、内角低めシュートでサードゴロ。
角中選手、低めチェンジアップを打たれてライト前ヒット。
サブロー選手、外角スライダーでサードゴロ併殺!

2回裏
炭谷選手、高めストレートにショートフライ。
鬼崎選手、内角ストレートにピッチャーゴロ。
ヘルマン選手、内角ストレートを打ってライト前ヒット!
片岡選手、低めストレートを捉えてセンターバックスクリーンへ運ぶ2ランホームラン!
栗山選手、内角低めストレートにサードゴロ。
◆この回…貴重な追加点は片岡選手の2ラン! この調子で積み重ねていこう!

3回表
ブラゼル選手、外角低めスライダーでサードゴロ。
鈴木選手、外角低めチェンジアップを打たれてライト前ヒット。
里崎選手、外角ストレートで見逃し三振!
根元選手、ファールで粘られるも9球目の内角低めストレートで見逃し三振!

3回裏
浅村選手、内角ストレートを打ってセンター前ヒット!
秋山選手、ストレートを打ってセンター前ヒット!
 ノーアウト1・3塁。
中村選手、内角高めスライダーに見逃し三振。1アウト1・3塁。
坂田選手、初球の内角ストレートを打ってライトオーバータイムリー2ベース!
1塁走者の秋山選手がホームを狙うも、これはタッチアウト。2アウト2塁。
炭谷選手、高めストレートにライトフライ。

4回表
岡田選手、初球の外角ストレートでセカンドゴロ。
井口選手、スライダーでレフトフライ。
今江選手、外角低めスライダーでファーストゴロ。

4回裏 この回から藤岡投手が登板。
鬼崎選手、外角スライダーに見逃し三振。
ヘルマン選手、ファールで粘ってフルカウントから12球目を選んで四球で出塁。
片岡選手、低めカーブを打ってレフト前ヒット! 1アウト1・2塁。
栗山選手、ストレートを捉えてライトスタンドへ運ぶ3ランホームラン!
浅村選手、内角低めスライダーを打ってセンター前ヒット!
秋山選手、フルカウントから四球で出塁、1アウト1・2塁。
中村選手、低めストレートにサードゴロ、2塁アウトのみ。2アウト1・3塁。
坂田選手、高めストレートにセカンドゴロ。
◆この回…昨日のお返しとなる毎回得点の8得点!
     倍返し、は無理でも、11点以上は取りたいな。

5回表
角中選手、低めカーブでセカンドゴロ。
サブロー選手、外角カーブを打たれてライト前ヒット。
ブラゼル選手、フルカウントから内角スライダーで空振り三振!
鈴木選手、内角低めストレートでライトフライ。

5回裏
炭谷選手、ストレートを打って三遊間抜くヒット!
鬼崎選手、初球のストレートを打ってセンター前ヒット!
 ノーアウト1・2塁。
ヘルマン選手、ファールで粘ってフルカウントから四球で出塁、ノーアウト満塁。
片岡選手、ストレートを打ってセンター前タイムリーヒット! ノーアウト満塁。
栗山選手、初球の内角低めストレートを打ってレフト犠牲フライ! 1アウト1・2塁。
浅村選手、低めスライダーを打ってレフト前タイムリーヒット! 1アウト1・2塁。
秋山選手、初球の高めスライダーにレフトフライ。2アウト1・2塁。
中村選手、外角低めストレートを打ってセンター前タイムリーヒット! 代走に金子選手。
坂田選手、フルカウントから四球で出塁、2アウト1・2塁。
ここでロッテは投手交代、レデズマ投手が登板。キャッチャーに田村選手。
炭谷選手、内角高めストレートにバットを折られてショートゴロ。
◆この回…先発全員安打の13得点! 昨日の借りは返したぜ。倍返しには明日の勝利を!

6回表
三者凡退。

6回裏
2アウトから代打の渡辺直人選手がセンター前ヒットで出塁するも、
代打の熊代選手がセカンドゴロで無得点。

7回表 この回からショートに永江選手、鬼崎選手がセカンド、渡辺直人選手がサード等。
先頭の代打・福浦選手にレフト前ヒットを許すも、
今江選手をショートゴロ併殺に取って無失点。

7回裏
先頭の浅村選手がストレートの四球で出塁するも、
坂田選手の代打・星孝典選手が凡退するなど、無得点。

8回表 この回からライトに斉藤選手。
1アウトからブラゼル選手にヒットを許すも、鈴木選手はファーストライナーで併殺。

8回裏 この回は服部投手が登板。
先頭の炭谷選手がレフト前ヒットで出塁し、鬼崎選手がセカンド内安打で繋ぎ、
永江選手はセカンドゴロ、渡辺直人選手はセンターフライに倒れるも、
熊代選手が内角スライダーを打つレフトへの2点タイムリー2ベースを放ちダメ押し!

9回表
2アウトから途中出場の伊志嶺選手にセンター前ヒットを許すも、
福浦選手を外角低めストレートで見逃し三振に取って試合終了。
試合終了、15−0でライオンズが勝利! 岡本洋介投手がプロ初完封勝利!

明日は牧田投手が先発です。
シーズン最終戦はピリッとしませんでしたが、明日は快刀乱麻の投球を見せてくれることでしょう。
勝ちパターンの涌井投手らをまだ使っていないだけに、
最初から飛ばしていき、スムーズに勝ちパターン継投に移れるようにして欲しいですね。
一方のロッテ先発は唐川投手。
今シーズンは相性が良く、打ち込んでいるだけに、
明日も足を絡めながら点数を重ねていって欲しいですね。
明日も二日本シリーズ出場権をかけて、ガンバレ、ライオンズ!!




10月12日 CS1st 埼玉西武ライオンズ 1−11 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)古谷(4回1/3)−西野(1回2/3)−ロサ(1回)
 −内(1回)−藤岡(1回)
(西)岸(5回)−大石(2/3)−高橋(1/3)
 −増田(2回)−十亀(1回)
(本)中村剛也ソロ(5回裏)
  井口ソロ(1回表)、サブローソロ(4回表)、加藤3ラン(8回表)
ロッテ 11
西武

投打に渡ってロッテのマークにやられ、CSの初戦を大敗で落としてしまう。
ライオンズファンからすれば、まさかの展開ですよね…
下馬評でもライオンズ優位と言われ、死角はなかったはずなのですが…
これが短期決戦の怖さなのか、相性とは関係なく、
ロッテ・伊東監督にマークされた岸投手が打ち込まれ、浅村選手が要所で抑えられ、
残念ながら上手くしてやられたという感じです。
ただ、「逆シリーズ男」みたいな不振に陥っている選手はいないので、
気持ちを切り替えて明日・明後日の試合に臨んで欲しいですね。

1(三)ヘルマン、2(二)片岡、3(左)栗山、4(一)浅村、5(中)秋山、
6(指)中村剛也、7(右)坂田、8(捕)炭谷、9(遊)鬼崎

1回表 ライオンズ先発:岸投手
根元選手、外角低めチェンジアップで空振り三振!
岡田選手、外角低めチェンジアップでサードフライ。
井口選手、高めストレートを捉えられてレフトスタンドへのソロホームラン…
今江選手、ストレートを打たれてセンターオーバーの2ベース。
角中選手、初球の外角低めチェンジアップでレフトフライ。
◆岸投手…シーズン後半からの高めの失投をホームランにされてしまう。
     先制を許したが、シーズン終盤同様に逆転勝利と行こう!

1回裏 ロッテ先発:古谷投手
ヘルマン選手、内角低めチェンジアップにショートゴロ。
片岡選手、高めストレートにセカンドゴロ。
栗山選手、内角ストレートにセンターフライ。

2回表
サブロー選手、高めストレートのボール球を振らせて空振り三振!
ブラゼル選手、低めストレートで見逃し三振!
鈴木選手、外角低めカーブでレフトフライ。

2回裏
浅村選手、内角ストレートを打ってレフト前ヒット!
秋山選手、初球の外角スライダーにセカンドフライ。
中村剛也選手、外角低めチェンジアップに空振り三振。
坂田選手の打席で浅村選手が2塁盗塁を試みるも、挟まれてタッチアウト。

3回表
里崎選手、外角ストレートを打たれてレフトへの2ベース。
根元選手、送りバントを試みるも、キャッチャーファールフライ、1アウト2塁。
岡田選手、初球の低めストレートを打たれてライト前ヒット。1アウト1・3塁。
井口選手、低めカーブを打たれてレフト犠牲フライ。
今江選手、外角低めカーブで泳がせるもライト前に落ちるタイムリーヒット…

角中選手、フルカウントから低めチェンジアップでセカンドゴロ。
◆この回…うーん…バント失敗で流れがこちらに来ると思ったのに…

3回裏
坂田選手、外角カットボールを打ってセンター前ヒット!
炭谷選手、送りバント成功、1アウト2塁。
鬼崎選手、ファールで粘るも外角低めスライダーにセカンドゴロ、2塁走者は3塁へ。
ヘルマン選手、外角低めチェンジアップにショートゴロ。

4回表
サブロー選手、チェンジアップを捉えられてレフトスタンドへソロホームラン…
ブラゼル選手、内角ストレートでライトフライ。
鈴木選手、ストレートでサードフライ。
里崎選手、外角高めストレートでショートゴロ。

4回裏
片岡選手、外角低めチェンジアップに詰まるもサード内安打!
栗山選手、死球で出塁。ノーアウト1・2塁。
浅村選手、フルカウントからの低めチェンジアップにピッチャーゴロ併殺。2アウト3塁。
秋山選手、内角ストレートにセンターフライ。

5回表
根元選手、内角高めストレートでセカンドフライ。
岡田選手、低めチェンジアップを打たれてライトへの2ベース。
井口選手、外角高めストレートを打たれてセンター前タイムリーヒット。
今江選手、フルカウントからストレートを打たれるもライトフェンス手前のフライ。
角中選手、ファールで粘られるも内角低めストレートで空振り三振!
◆岸投手…ピリッとしなかった。チェンジアップの失投は珍しいし、ストレートは捉えられ、
     カーブはタイミングを崩しきれなかった。残念。次はきっちり行って欲しい。

5回裏
中村選手、低めスライダーを捉えてレフトスタンドへのソロホームラン!
坂田選手、高めストレートを打ってレフト前ヒット!

炭谷選手、高めストレートにショートゴロも、送球逸れて2塁アウトのみ。
鬼崎選手、初球の外角低めチェンジアップを打ってセンター前ヒット! 1アウト1・2塁。
ヘルマン選手、ファールで粘ってフルカウントから四球で出塁、1アウト満塁。
ここでロッテは西野投手にスイッチ。
片岡選手、内角低めストレートに見逃し三振。
栗山選手、ストレートを打つもセンターフライ。

◆この回…最終戦ではリリーフ登板の西野投手を打つも、今日は抑えられ。
     結果的に攻撃のポイントとなるイニングだった。

6回表 この回から大石投手が登板。
先頭のサブロー選手に四球を与えてしまい、ブラゼル・鈴木選手を打ち取ったものの、
里崎選手にタイムリー2ベースを打たれてしまって1失点。
◆この回…正直、何で大石投手という気も。野上投手ないし、十亀投手じゃないのかなぁ。

6回裏
浅村・秋山・中村選手と三者凡退。

7回表 この回から増田投手が登板。
2アウトから角中・サブロー選手にヒットを許すも、後続を打ち取って無失点。

7回裏 この回からロサ投手が登板。
三者凡退。

8回表
先頭の鈴木選手にライトフェンス直撃の2ベースを許し、里崎選手に死球、
根元選手に右中間へ2点タイムリー3ベースを許して失点…
2アウトを取るも、今江選手に四球を与え、
途中出場の加藤選手に粘られた末にライトスタンドへ3ランホームランを許す…

8回裏 この回から内投手が登板。
2アウトから栗山選手が四球で出塁するも、浅村選手はファーストゴロ。

9回表 この回から十亀投手が登板。
三者凡退。

9回裏 この回から藤岡投手が登板。
先頭の秋山選手がヒットで出塁し、ワイルドピッチで2塁へ進むものの、
後続が倒れてしまって無得点。
試合終了、1−11の大敗でライオンズが初戦を落とす。

守りのポイントは3回表の1アウト2塁で岡田選手にヒットを打たれて以降、
攻撃のポイントは4回のノーアウト1・2塁、
5回の中村選手の一発後の1アウト満塁のチャンスを生かせなかったことでしょう。

3回表の場面は先頭打者を2ベースで出しながらも、ロッテ側が送りバントを失敗し、
本来なら、ここでしっかりと相手の攻撃を絶つべき場面だったのですが、
そこを踏ん張りきれずに岡田選手にヒットで繋がれ、井口選手の犠牲フライ、
今江選手のタイムリーと立て続けに失点してしまいました。
ここを0点ないし、1点で切り抜けていれば、展開は分からなかったように思います。

攻撃では4回の浅村選手の併殺打と秋山選手の凡退があり、
5回には片岡・栗山選手が凡退するなど、決定打が出ませんでした。
特に中村選手が反撃の狼煙となる一発を放った後の攻撃、
5回にもう2点ぐらい返しておけば、試合展開は一気にライオンズに傾いただけに、
このチャンスを生かせなかったのは痛かったです。


今日の大敗によって追い込まれる形となりましたが、まだ明日・明後日とチャンスがあります。
初戦を落としながらも、2連敗となったケースは、2006年の伊東西武が思い浮かびます。
初戦を松坂投手と斉藤和巳投手との投げあいを制しながらも、
2戦目に松永投手を抜擢するも敗退、そのまま3戦目も落としてしまいました。
奇しくも明日のロッテ先発は同じ苗字というだけですが、松永投手。
その再来となるように明日・明後日を勝利で飾って欲しいですね。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




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