1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ロ)大嶺(1回2/3)−南(1回1/3)−上野(2回) −藤岡(2回)−伊藤(1回) (西)岸(8回)−松下(1回) (本)栗山7号2ラン(7回裏) |
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ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | ||||
西武 | 0 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | × | 11 |
私が試合を見ていない時は、ライオンズは勝つんです。 だから、いつも見ません(苦笑) そんなわけで、今日は日中留守にしていたので、結果から試合展開をまとめておきました。 序盤で試合が決まっただけに、ライオンズファンとしては安心して見ていられる試合だったでしょうね。 逆にロッテ側からすると、投打ともにどん底で厳しいチーム状態と言えます。 敵チームながら合計10四球というのは… 伊東監督も呆れ顔だったでしょう。 特に藤岡投手には歯痒い思いもあるでしょうから、心情を察します。 …とはいえ、まだロッテの方が順位が上なので、そんな余裕は持てないわけですが(^^; まぁ、でも、どん底だった打線がヘルマン選手と浅村選手の活躍もあって大きく持ち直し、 今日もヘルマン選手が3四球に1適時打とリードオフマンとして活躍し、 浅村選手は1打席目こそ凡退したものの、2打席目・3打席目でタイムリーヒットを放ち、 4打数2安打4打点1四球の活躍を見せてくれました。 栗山選手も3四球でチャンスメークし、7回裏には2ランホームランを放つなど、勝利に貢献、 秋山選手も1安打のみだったものの、タイムリーを放って勝利に貢献してくれました。 加えて、今日も日替わりヒーローが登場し、 スピリー選手が4打数3安打で来日初の猛打賞! これまでは1安打で終わることが多く、なかなか目立った活躍と行っていませんでしたが、 今日の安打量産で状態が上向いてくることを期待したいですね。 元々は選球眼が良く、センターを中心に弾き返す打者なだけに、 繋ぎのバッティングと割り切れば、数字を残せるはずです。 火曜にはカーター選手が再登録可能になるはずですが、今の状態ならスピリー選手を取るでしょう。 前はここで油断してダメになってしまっただけに、今度こそ、この状態を継続して欲しいですね。 また、昨日プロ初ホームランを放った永江選手も3ベース、タイムリー2ベースと長打を量産、 詳しくは後述しますが、連日の活躍で貧打のイメージを完全に払拭しましたね。 下位打線にも厚みが出てきており、非常に良い形になってきました。
先発の岸投手はやや変化球が多すぎた印象があるものの、 ストレート・カーブ・チェンジアップとどれも調子が良かったようで、 7回以外はほぼ完璧に抑える危なげない投球を見せてくれました。 7回に失点するまでは、3回の伊志嶺選手のヒット1本のみで、無四球ピッチングでしたからね。 打線の援護点もありましたが、非常にテンポの良い投球だったように思います。 7回はロッテ打線に変化球を狙われたのと、暑さから来る疲れもあった感じですが、 ズルズル行かずに2点で止めてくれたことが大きいです。 これで今季4勝目、開幕から勝てずに苦しんだこともありますが、「まだ4勝目」です。 エースとしては勝ち越し・二桁勝利は至上命題、今後も白星を積み重ね、 若い先発陣の先頭に立って引っ張っていってもらいたいです。 プロ初登板の松下建太投手は1イニングを三者凡退と上々のプロデビューを飾りました。 明徳義塾時代を知っている人間からすれば、130キロ中盤というスピードはやや物足りなさを感じますが、 その後は早稲田大で主力先発としてチームを引っ張るなど、常勝チームで積み重ねた経験は大きく、 スライダー・チェンジアップと両サイドに上手く配していたように思えます。 右サイドからスリークォーターの投げ方だと思いますが、 大松・鈴木選手といった左打者に対してチェンジアップで空振りを取れていたのが印象的で、 これならタイプ的に苦手にしそうな左打者にも対応できそうですし、面白い存在になるかもしれません。 つい最近まで2軍では防御率0点台〜1点台前半でしたが、 6月になってから失点することが多く、2点台まで下がってしまいましたが、 岡本篤志投手の抹消でチャンスを掴み、早速アピールした形です。 後輩の大石投手にも負けないように、リリーフ陣の一角に食い込んでもらいたいですね。 話を再び打撃に戻しまして、連日の活躍をした永江恭平選手ですが、 今朝のスポーツ紙で昨日打撃フォームを変更したばかりと目にして、改めてチェックしてみたところ、 以前までは昔の星秀和選手のようなフォーム、おそらく栗山選手をお手本にして失敗したフォームでしたが、 今は楽天の鉄平選手のように、お尻を少し突き出した感じの打撃フォームになっています。 以前の打撃フォーム、ここでは「栗山似」としておきますが、 正直言って、今の栗山選手の打撃フォームを真似るのは不可能です(苦笑) あれだけボールを引き付けてフェアゾーンに飛ばせる打者はいませんよ。 普通は全部振り遅れてファールか空振りになってしまうところ。それが以前の永江選手でした。 何故、栗山選手は打てるかと言えば、動体視力の良さ、握力・リストの強さで、 少々差し込まれても打球を前に飛ばすだけの技術を持っているからだと思われます。 それでは何故、「栗山似」のフォーム、今の楽天・鉄平選手似のフォームを採用したかと言えば、 おそらく、永江選手も手首の力が強いのでしょう。 高校時代は140キロ後半を投げる投手で、今はショートで華麗な守備を見せている永江選手、 身長はプロ野球選手としては小柄な174センチ、 それでいてバットを短く持って、フェンスオーバーの当たりを打てるわけですから、 やはり手首の強さ、リストの強さがそれだけ大きいのでしょう。 そこで同じタイプの栗山選手や鉄平選手の打撃フォームを参考にしたのだと思われます。 実際にそれは功を奏するようになり、今日の試合でも3ベース・2ベースと2本の長打を記録し、 つい最近までシングルヒットしか打てなかったような選手が、 ここまで変わるものかというほどの長打量産となっています。 それはやはり長所であるリストの強さを活かせる形が見つかったということでしょう。 ただ、今のフォームが終着駅にはならないでしょう。 楽天の鉄平選手を見ていれば分かりますが、確かに首位打者を取ったこともある巧打者ですが、 同時に緩急に崩されてしまうことも多く、その後は安定した成績を残せていません。 やはりタイミングの取り方は万全ではないと思います。 当面は今の形で手ごたえを掴みつつも、将来的には腕もしくは足でタイミングを取ることを模索し、 個人的な最終像としては楽天・松井稼頭央選手のようなフォームが理想系になりそうです。 浅村選手も中島選手をお手本にして打撃を成長させましたし、 永江選手も最初は誰かの真似でもいいので、他の打者の良い形をとんどん吸収して欲しいです。 まだ高卒2年目の20歳の若武者ですからね。これからの選手ですよ。 最後になりましたが、試合後にトレードの情報が入ってきて、 長田投手が横浜DeNAにトレードされて、渡辺直人選手を獲得することが発表されました。 …まぁ、一言で言えば悪くないトレードなんですが、今回もまた時期を逸しているな、と。 川崎投手の獲得も、カーター選手の獲得も、今回の渡辺直人選手の獲得も、全部「遅れて」います。 これが1ヶ月前、片岡選手が登録抹消となり、二遊間が全く決まっていない時期であったならば、 ベテランの渡辺直人選手の獲得は手放しに喜びましたが、 永江選手を始め、林崎選手や中堅の鬼崎選手が結果を残しているところで、 内野手の渡辺直人選手を獲得するというのは、正直疑問です。 むしろ、リリーフの経験不足の方が深刻で、サファテ・ウィリアムス投手といった外国人投手を除けば、 実績のあるリリーフは、岡本篤志・坂元・川崎・松永投手だけで、 他はプロで1〜2年も活躍していないような経験の浅い投手ばかりになっています。 その中の岡本篤志投手が怪我なのか登録抹消となり、松永投手も復帰の目処が立たず、 坂元投手と川崎投手はなかなか結果が残っていないという状況で、 ここ一番で頼れるリリーフがいないというのは心許なく、長田投手の必要性は高かったと思われます。 ちょっと時期が1ヶ月丸まるずれてんじゃないの?っていうトレードですね… ただ、長田投手は一発病に苦しんでおり、「飛ぶ統一球」であることが発覚した現在、 1軍の大事な場面で使えるかといえば、疑問の残るところではあります。 コントロールが安定しているタイプですので、先発の方が結果が残りそうな感じもしますが、 今のライオンズは先発陣が揃っているだけに、長田投手が割り込むのは難しかったでしょう。 そういう意味でも、投手層の薄いベイスターズへのトレードは、 長田投手にとっては良かったのかもしれません。 一方の渡辺直人選手はシーズン序盤になんとかトレードで取れないものかと思っていた選手です。 今はどちらかというと、右の強打者の方が欲しいので、後藤武敏選手の方が良かったのですが、 二遊間が手薄だった時期には内野手でキャプテンシーのある渡辺直人選手は魅力を感じていました。 ただ、1軍でも2軍でもこれといった成績を残せていないのが気がかりで、 実際にどれだけプレーできるかでしょうが、楽天時代の輝きが取り戻せるなら、 頼もしい選手になることは間違いありません。 現在の一番の問題点は、内野のキャプテンがいないことです。 片岡選手がいれば、他の選手のポジショニングや投手への気配りなど、 内野を引っ張るキャプテンとして機能するのですが、 今の内野陣は実績のある選手がほとんどいないため、ヘルマン選手が声をかけにいくことが珍しくなく、 もう少し投手に気後れせずに声をかけられる選手が欲しいところでした。 その意味では渡辺直人選手は適任で、楽天時代は人格者としてチームメイトから尊敬されており、 若い内野手を引っ張っていく存在になる可能性を秘めています。 また、打撃では繋ぎの2番を任せることもでき、バントを含めて色々なプレーができるという意味では、 昨年までの佐藤友亮氏のような代打起用も十分考えられます。 役割的には怪我で抹消された山崎浩司選手に被る部分がありますが、 2人で切磋琢磨することで、新天地でもう一花咲かせて欲しいですね。 現時点では即1軍になることはないと思われますが、 行ける状態になれば、片岡選手が復帰するまでの内野の補強として、 金子選手に代わって2番セカンドで起用される可能性が高いと思われます。 金子選手は永江選手の活躍を刺激にして、 ショートで勝負するために、もう一度2軍で鍛え直していかなければなりません。 永江選手みたいに、体が大きくなくとも、バットを短く持って長打を打てるわけですから、 金子選手ももう少し粘り強いバッティングを心がけて欲しいです。 それを学ぶには高木浩之2軍打撃コーチはうってつけの存在でしょう。 火曜からはソフトバンクとの2連戦です。 なるほど、武隈投手が抹消されたのは3戦目の投手が要らなかったからなんですね(^^; そこまで先の日程を見ていませんでした。 ちなみに、その後は移動日で宮城に移り、首位の楽天との3連戦、 そのまま北海道へ移動して月曜日に試合を行い、次が移動日、函館で日ハム戦という変則日程です。 話を戻しまして、ソフトバンクの2連戦では牧田投手と野上投手が先発するでしょうが、 5連勝中のチームにあって唯一蚊帳の外なのが牧田投手。 オールスターに選ばれたものの、調子があまり良くなく、勝ち切れていない状態で、 胸を張ってオールスターに出場するためにも、2連勝して6勝6敗でターンしなければなりません。 好調の打線が援護をしてくれると思いますので、 牧田投手は序盤から飛ばしていき、勝利を掴み取って欲しいですね。 火曜からもガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ロ)西野(6回1/3)−服部(1/3)−伊藤(1回1/3) (西)十亀(9回) (本)角中3号ソロ(4回表) 永江1号ソロ(5回裏) |
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ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | ||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | × | 7 |
これで4連勝ですか。主力の活躍と日替わりヒーローが上手く噛み合い、良い流れになってますね。 まず、主力組では1番ヘルマン選手が4打数4安打1打点1盗塁と全打席出塁と見事な活躍でした。 6月30日の試合から1番打者として起用されるようになりましたが、 6月30日が3打数1安打1犠飛1四球、7月2日が4打数1安打1四球、 7月3日が4打数2安打1四球、7月4日が4打数3安打1四球、昨日が4打数2安打ですから、 最低でも1安打以上2出塁以上しており、1番打者として文句なしの活躍を見せています。 これで打率も.342まで戻し、長谷川・内川選手らとの首位打者争いに顔を出してきました。 4番浅村選手もタイムリーを放つなど、今日の試合も3打数1安打1死球と結果を残しているので、 そちらの方が目立ちがちですが、4番が打点を挙げられるのもヘルマン選手が出塁してこそ、です。 秋山選手と栗山選手の調子も上がってきていますし、 1番ヘルマン・3番栗山・4番浅村・5番秋山選手の打線が良い形で機能しています。 それに加えて、日替わりヒーローが登場しているのも大きいです。 一昨日は林崎選手がプロ初タイムリーを放てば、 昨日は炭谷選手が相手を突き放す3ランホームラン、 今日は永江選手のプロ初ホームランで勝ち越し点を奪うなど、 下位打線を打つ脇役の選手達も日替わりで結果を残しています。 5月・6月はチーム状態が上がらずに苦しんだライオンズでしたが、 ここに来て持ち直し感が出てきましたね。 この調子で貯金を取り戻し、上位争いを繰り広げていきたいところです。
先発の十亀投手は立ち上がりからストライク先行のテンポの良い投球で、 ストレートも変化球も危なげないボールを投げるなど、安定化抜群のピッチングでした。 前回KOしたのが嘘であるかのような、素晴らしいピッチングでしたね。 打たれだすと止まらないところがある十亀投手ですが、 こういった切り替えが上手くできることは先発ローテ投手として重要な要素です。 良くも悪くも「忘れる」のが上手い選手なのかもしれませんね(笑) ただ、左打者に対してはやや変化球が高くなる場面もあり、 角中選手に一発を浴びてしまったのも、そこら辺が理由でしょう。 それでも9回を除けば回を追うごとに安定していましたし、非常に良いピッチングだったと思います。 9回は無四球を意識過ぎたのか、ピッチングが単調になってしまいましたね。 詰めが甘いと言えばそれまでですが、リリーフ陣を休ませることもできましたし、 全体的には評価されていいピッチングだったと思います。 プロ初ホームランを放った永江選手は意外、といっては失礼ですが、驚きの一発でした。 昨年よりも体が大きくなり、掛布打法にする前の星秀和選手のような感じになりましたが、 タイミングを取るのが上手く行かず、練習ではレフト方向へ打ち返せるも、 試合では外角の変化球に簡単に空振りしてしまい、打率は1割ちょっと、 軽快なショート守備でチームに貢献はできても、打撃では結果が残らないことが多かったです。 そういう状況でしたので、打撃面での目に見えた成長がなかなか見られずに心配していましたが、 今日のプロ初ホームランによって、アーリーワークの早出特打ちの成果を出すことができ、 打撃面でも着実に成長している姿をファンに見せてくれました。 まだこのホームランはスタートに過ぎず、これからだとは思いますが、 これまでの努力の成果を一つ形にできたわけですし、今の練習を継続してもらいたいですね。 …あ、打撃フォームに関しては再考の余地がありますが。 星秀和選手のように、自分なりのタイミングの取り方を早く掴んでもらいたいです。 逆に心配なのが金子選手で… ちょっと三振が多すぎます。 スタメン起用された当初は内容が悪くとも1安打していたのですが、今はそれも見られず。 送りバントをしっかりと決めていることがせめてもの救いですが、 追い込まれてしまうと、あっさりボール気味の球に手を出して三振してしまうのはいただけません。 現在はヘルマン選手がDHで起用されていることもあって、 内野手が不足気味なのでスタメン起用されていますが、代役がいればとって代わられるところです。 上位打線で起用されていて、色々とプレッシャーもあるでしょうが、 打てないまでもファールで粘る姿勢を見せて欲しいですね。 明日は岸投手が先発です。 4連勝とチームが波に乗り始めただけに、エースとしてこの波を止めることはできないでしょう。 この連勝を一つでも多く伸ばせるように、岸投手の好投を期待したいです。 一方のロッテ先発は大嶺投手。 今季初対戦となりますが、好不調の波があるタイプなので、 ひとたびチャンスとなれば一気に崩せるチャンスが来るはずです。 フォークボールが武器となっているようなので、低めの見極めを徹底し、 繋ぎの野球で勝利を掴み取って欲しいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ロ)グライシンガー(5回1/3)−上野(2/3)−藤岡(2回) (西)菊池雄星(6回)−増田(1回) −岡本洋介(1回)−ウィリアムス(1回) (本)浅村15号2ラン(1回裏)、炭谷3号3ラン(6回裏) |
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ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | ||||
西武 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | × | 7 |
一週間前まで貧打に苦しんでいたのが嘘のようです。 …まぁ、依然として選手の好不調ははっきりしているものの、 少しずつ良い流れになっていることは確かですね。 4番浅村選手が貴重な勝ち越し2ランホームランを初回に放ち、あっさり逆転! 3試合連続猛打賞は逃したものの、3試合でホームラン4本の大当たりで、 ライオンズ打線の出来を決める存在となっています。 どのホームランも振り回して放ったものではなく、ミートに徹した結果、 打球方向に関係なくボールが飛んでいくという当たりで、大崩れするようなスイングをしていません。 当然、相手チームも厳しくマークしていると思いますが、 それ以上に一発で仕留める集中力の高さがあり、本当に頼もしい存在になってきましたね。 また、2試合連続で2点タイムリー2ベースを放っていた炭谷選手が、 試合を決める3ランホームランを放ち、今日の勝利をほぼ確実なものとしてくれました。 上位打線はヘルマン選手と浅村選手の存在によって厚みが出ていますが、 下位打線はまだ厚みを感じず、得点力の低下が懸念されているだけに、 最も経験のある炭谷選手が勝負強い打撃を見せてくれているのは大きいです。 もしも、炭谷選手が一発を打っていなかったら、 120球を投げていた菊池雄星投手をもう1イニング引っ張る必要性があったでしょうし、 ウィリアムス投手は使ってしまったものの、サファテ投手を休ませるということはできず、 明日の試合では両投手とも登板させられないという展開になっていたかもしれません。 それだけに、明日以降の試合にも影響を与える大きな一発だったと言えます。
先発の菊池雄星投手はコントロールが定まらず、荒れ球で力押しの投球になったものの、 初回の1失点で試合をまとめあげたのは見事ですね。 初回に2点目を防げたのが大きかったです。あそこでズルズル行ってたら、厳しかったと思います。 もう少し上手く試合をまとめて欲しかったとは思いますが、 悪いながらも1失点という結果を残す方がチームとしてはありがたいです。 次回は立ち上がりの投球を課題として、安心して見ていられる投球を期待したいですね。 3連投となったウィリアムス投手ですが、 個人的には温存で岡本篤志投手で良かった気もしますが、2軍から上がってきたばかりということで、 調整も兼ねての昨日までのピッチングだったのでしょう。 今日は3試合の中で一番良く、ストレートも常時140キロ中盤から後半出ており、 ピッチングの迫力・安定感もありましたから、これでブランクは心配要らないといった感じです。 サファテ投手とともに、勝ち試合を任せられそうですね。 ルーキーの増田投手も好投が続いていますし、リリーフの方も目処が立ちつつあります。 打線では、秋山選手の6回のタイムリーが大きかったです。 1アウト3塁でカウント1−1からスクイズを試みたもののファール、 2回以降はチャンスらしいチャンスも作れていなかっただけに、是が非でも点数が欲しい場面、 スクイズが失敗した以上、あとは秋山選手の打撃次第といった形ですが、 2回以降苦しんでいたグライシンガー投手のチェンジアップを上手く拾って、 センター前へ運ぶタイムリーヒット! 打線に火を付けてくれる一打となりましたね。 これで今日は2安打をマーク、久々の複数安打となりました。 最終打席のバッティングも悪くなく、内容的には良かったですし、 今度こそ正真正銘の復活の一打となる可能性が高いです。 1番のヘルマン選手が機能していますし、秋山選手も5番固定で問題ないように思えます。 あとは他の打者をどう組み合わせるか。 最近はヘルマン選手がDHで起用されているので、 守備重視の内野手が多く、打線の厚みに関しては課題があります。 不調の大崎選手との天秤もあって、石川選手が昇格してきましたが、 明日からDHと外野手をどう使っていくか、選手起用に注目が集まりますね。 明日は十亀投手が先発です。 前回は集中打を喰らっての早期降板となってしまっただけに、 その悪い流れを完全に断ち切れるように、明日は好投を期待したいですね。 一方のロッテ先発は西野投手。 成瀬投手が抹消されて事実上のエースとして活躍していますが、 ライオンズ打線の状態も上がってきているだけに、 相手のフォーク・カーブといった変化球に気をつけながら、狙い球を絞って攻略して欲しいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)武隈(4回0/3)−岡本洋介(2回)−増田(1回) −ウィリアムス(1回)−サファテ(1回) (オ)海田(3回)−小松(3回)−岸田(2回) −比嘉(2/3)−前田(1回1/3) (本)糸井8号ソロ(4回裏) 浅村13号ソロ(3回表)・14号ソロ(9回表) |
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西武 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 7 | ||||
オリックス | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
「5連投になるかもしれないけど(ライオンズ)愛さえあれば関係ないよねっ」 … …… ………せめて、どちらかを休ませてあげてください orz なんなんですかね、過去、抑えを投入しなかったら炎上して負けそうになったトラウマが、 抑えが炎上して負けてしまったトラウマが未だに残っているのでしょうか? だから、もう少しリリーフは計画的に使ってくれと。 まぁ、ウィリアムス投手はいいですよ。 余程のことがない限り、明日は左腕の菊池雄星投手なので出番はないでしょう。 でもサファテ投手はどうなるか分かりません。 もう8回の追加点の段階である程度試合は見えたわけですから、 9回のサファテ投手は回避して欲しかったです。 こうなっちゃうと、明日の菊池雄星投手は是が非でも完投を狙いに行かざるを得ず、 ペース配分が心配になってしまいます。 余裕のある時は余裕を持った継投をしてもいいんじゃないですかねぇ… これが9月の優勝争いの時期なら分かるんですけど… まだ7月でBクラス争いのチーム相手に「何、必死になってんの?」と言われても… こういうところはもう少ししっかりしていただきたいです。 改めて試合に話題に戻しまして、 終わってみると、浅村選手が2本のホームランを含む4安打と大活躍して目立ったものの、 今日の試合は脇役達の活躍が光る試合となりました。 逆転した2回の攻撃では、1アウト1・2塁のチャンスで林崎選手が同点となるタイムリーヒットを放ち、 プロ初打点をマークするなど、スタメン起用に応えてくれ、 炭谷選手の内野ゴロの間に勝ち越し点を奪った後、 山崎浩司選手が左中間へのタイムリーヒットを放ち、もう1点を追加! 山崎選手はこのプレーで再び足を痛めてしまい、途中交代となってしまいましたが、大きな追加点でした。 8回には炭谷選手が2試合連続となる2点タイムリー2ベースを放ちましたし、 途中出場の鬼崎選手も2安打をマーク、今日は正真正銘、下位打線が繋がりを見せてくれました。 投げては今季初先発の武隈投手が、2点を失ったものの、 内角を強気に攻める投球と得意のチェンジアップでフライアウトを稼ぎ、試合を作ってくれましたし、 2番手の岡本洋介投手もオリックスの強力クリーンナップを前にしても怯まず投げ、 2イニングを無失点に抑えてプロ初勝利を挙げましたし、 今日の試合はこれまで活躍してこなかった選手達がチームを勝利に導いてくれました。 そういう意味では、チームの厚みの増す良いゲームだったと思います。
先発の武隈投手は立ち上がりこそ危ないボールが多かったものの、 2回以降は右打者の内角をストレートでしっかりと攻めることができ、 両サイドに緩急を付けて投げ分けるピッチングができており、悪くない内容だったと思います。 正直、5回に先頭打者に四球を与えたとはいえ、交代させるタイミングだとは… まぁ、武隈投手の性格的なものやチーム内での見極めがあるのかもしれないので、 素人には分からないことが多いのですが、やや早い継投だったことは確かだと思います。 問題は今後で、次回も先発投手として起用するのか、 それとも左腕の川崎投手が2軍に落ちたこともあるので、リリーフとして起用するのか、 これだけ早い継投になったということは、リリーフでの起用もなくはないでしょう。 個人的にはロングリリーフ可能な2番手投手として期待したく、 中継ぎに回すのも一つの手だと思います。 さてさて、首脳陣はどう判断するのか、注目です。 打線はそんなに状態が変わっておらず、 ヘルマン選手が3安打猛打賞、浅村選手が2ホーマー4安打と、打てる選手がはっきりしています。 逆に秋山選手は1安打放ったものの、調子は上がってきておらず、 スピリー選手も内安打1本放つも、打席の内容はいまひとつ、 不調の大崎選手も代打で登場も結果を残せずと、まだ打線はよく分かりません。 それでも林崎選手や炭谷選手が結果を残しており、 その意味では明るい材料が出てきているのも確かです。 明日からは西武ドームに戻ってのロッテ3連戦です。 初戦は菊池雄星投手が先発です。 カードの頭として色々とプレッシャーもあるでしょうが、 あまり余計なことは考えずに、初回から全力で投げていってもらいたいですね。 一方のロッテ先発はグライシンガー投手。 今季は初対戦なので、わからない面も多いですが、 そんなに長いイニングは投げないと思われるので、早い回から仕掛けて行って欲しいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)野上(7回)−ウィリアムス(1回)−サファテ(1回) (オ)松葉(4回2/3)−森本(0/3) −前田(2回1/3)−小松(2回) (本)浅村12号2ラン(3回表) 安達3号2ラン(5回裏)、バルディリス11号2ラン(7回裏) |
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西武 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 9 | ||||
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 |
うーん… 快勝ではあるのですが、明日に繋がらない勝利でしたね… 今日の試合展開なら、野上投手が完投しなければならないということもあるのですが、 短気を起こして簡単に野上投手を代えてしまう渡辺監督にも問題があります。 今日は6連戦の2試合目ですよ? 明日は今季初先発の武隈投手ですよ? これだけ点差があるのなら、勝ちパターンの2人は温存しておいてもいいケースです。 もしも、明日、武隈投手が好投して今季初勝利という展開になったら、どうするんでしょう? 明日はおそらく惜しみなくウィリアムス投手とサファテ投手を使うでしょう。 それじゃ、その次は? 菊池雄星投手が絶対に完投してくれる保証があるのですか? おそらく7〜8回ぐらいは投げてくれるので、左のウィリアムス投手は休めるかもしれませんが、 抑えのサファテ投手はそういうわけにもいかないだけに、難しい判断を迫られることになります。 間隔が空く可能性を2人が嫌ったとしても、2人まとめて使う展開でもなく、 分散して登板させればよかっただけこのことです。 もう少し、リリーフを計画的に使わないとダメですよ。だから、すぐに崩壊するんです。 打線に関しても、オーダーを見た時は頭を抱えました。 5番スピリー選手で熊代選手がいないオーダー… ちょっと考えられないです。 結果的に打線が機能したとはいっても、半数以上の7安打が1〜4番打者で、 5番〜8番は1安打ずつで、5回の大量得点も四球と相手のミスがあってこそでした。 調子に乗って明日も同じオーダーを組んだら、簡単に完封負けしてしまうかもしれません。 結果的に、スピリー選手は初回の併殺を始め、振り逃げを含む2三振とサッパリでしたし、 最低でも明日は5・6番を入れ替えるべきでしょう。 勝つには勝ったものの、いまひとつ収穫意識を持てない試合でした。 明日は大丈夫なんだろうか… 武隈投手次第になんのかな…
先発の野上投手は試合前半はノーヒットノーランをやるかという投球だっただけに、 2ラン2発を浴びてしまったのは大きな誤算でした。 そこまで悪い球でもなかったんですがねぇ… 配球的な問題も特に感じませんでしたし、衝突した印象しかありませんでした。 個人的にはそこまで叩かれるような内容ではなかったように思います。 強いて挙げれば、気持ちの問題ですかね。 前回138球を投げて、今日の試合も緊張感あるスタートだったものの、 一気に点差が広がったことで、少し気持ちの張りが取れて、疲れが出てしまったのかも。 まぁ、よくあるっちゃあることなので、あまり2発浴びたことを深刻に考える必要はないです。 今日の試合前半のピッチングを忘れなければ、それでいいでしょう。 打線は1番ヘルマン選手が2安打1四球2盗塁と活躍し、 4番浅村選手が2ランホームランとタイムリーの3安打2四球3打点と大活躍を見せました。 昨年のヘルマン選手は1番打者に入ると早打ちになって結果が残らないこともありましたが、 今年はそんなこともなく、5番打者と変わらない気持ちで打席に入れており、 四球で出塁することもできていますし、非常に良い働きをしてくれています。 やや伸び悩んでいた盗塁もここに来て増えてきましたし、 少なくとも下位打線が充実するまでは(カーター選手の復帰、中村・坂田選手らの復帰)、 1番ヘルマン選手を固定する形でいいと思います。 浅村選手も後ろが期待できない(苦笑)という場面でさすがの一発、チームを救っていますね。 収穫としては不振の秋山選手にタイムリーが出たことなのですが、 その後の2打席が凡退に終わってしまっただけに、完全復調となるかは分かりません。 ただ、技術的な問題よりも、打たないとという精神的な問題が大きそうなので、 このタイムリーで気持ちが楽になり、明日へ繋がっていく可能性があります。 気持ちのゆとりが打席のゆとりにも繋がるだけに、 明日はリラックスしていってもらいたいですね。 明日は今季初先発の武隈投手が先発です。 2軍でもそう長いイニングを投げていませんので、目安は5〜6イニング100球と予想されますが、 昨年は先発で7回までノーヒットノーランをやるかという好投を見せただけに、 その時の再現とまではいかないまでも、1軍の先発枠に入ってくるような好投を期待したいですね。 一方のオリックス先発は左腕の海田投手。 左腕投手の連敗は止めたものの、繋がったのは上位だけで、下位打線にまだ課題を残すだけに、 明日は少しオーダーを調整しながら、再びチーム一丸となって相手投手を攻略して欲しいです。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)牧田(7回)−川崎(1/3)−増田(2/3) (オ)金子千尋(7回)−佐藤達也(1回)−平野(1回) (本)駿太2号ソロ(7回裏) |
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西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | ||||
オリックス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | × | 4 |
んー、日曜日の試合はルーキーの増田投手のプロ初勝利と、金子選手の活躍に沸き、 今後のキーマンに指名した2人でしたが… 2人とも結果はいまひとつ… 試合全体の内容を含めて、当てが外れた感じですね… まず、先発の牧田投手に関してですが… 先の2試合と違って好投はしたのですが、最終的には粘り切れずに敗戦投手に。 これで4勝6敗で負けが2つも先行してしまいました。 このままではオールスターに恥ずかしくて出場できませんよ。 WBC等で疲れが前倒しで来ているでしょうから、夏休み取って構わないので、 オールスターは出場辞退した方がいいかもしれません。 それぐらい数字的には恥ずかしいものとなってしまっています。 何が悪いって、攻撃の悪い流れを完全に引きずっちゃってることですよね。投球で持ち直せない。 2回表に金子選手の押し出し四球で先制したものの、 バント失敗やチャンスでもう1本が出なかったこともあり、1点しか取れなかったという攻撃で、 なんとかこの1点を大事にしていこうというところで、いきなり李選手に2ベースヒット… 2アウトは取るものの、後藤選手に四球を出して、T−岡田選手にタイムリー2ベース… 最後の最後で詰めが甘い、勿体無い失点をしてしまいました。 6回表は炭谷選手が送りバントでランナーを進められず、 逆に6回裏はファーストの浅村選手の足が離れるのが少し早かったのか、内安打で走者を出し、 糸井選手にタイムリー2ベースを打たれて、あっさり勝ち越し点を献上してしまう始末… 7回裏には先日プロ初本塁打を打ったばかりの駿太選手に一発を浴び… 牧田投手は試合を作るだけの安定感はあるのですが、 試合を自らの力で組み立てる・コントロールする力がありません。 そこがエースになれない理由、エース級に投げ負けている理由でしょう。 打者に考える間を与えずに、速いテンポで淡々とタイミングを外していくのも良いのですが、 もっと自分がチームに勝利をもたらすんだという強い気持ちを見せて欲しいのも確か。 現状ではなかなか真っ向勝負は難しいような状態だとは思いますが、 勝負どころではそういった強気なピッチングを見せて欲しいです。
ルーキーの増田投手は残念な結果でしたが、それ以上に左腕の川崎投手は… 左打者を抑えることを期待していたのに、先頭の坂口選手に長打を許す始末。 ビハインドの展開では好投を見せたものの、接戦になると四球を出したり、打たれたり… ロッテ時代のリリーフ経験を買っての獲得だっただけに、 勝ちパターンで使えないとなれば、戦力として役に立ちません。 まだ中崎投手に経験を積ませた方がマシです。 明後日には誰か先発投手を1人上げなければなりませんが、 この調子だと川崎投手が落ちても不思議ではありません。 後がないんですから、石にかじりついてでも結果を残して欲しいです。 打線は2回表に大崎選手が送りバントを失敗してピッチャーフライに倒れ、 6回表に炭谷選手が送りバントファールで追い込まれ、内野ゴロで走者を進められずと、 打線の繋がりを欠く展開が多かったです。 炭谷選手はただでさえ打てないんだから、小技ぐらいはきっちり決めてくれないと。 今回のオールスターに選ばれなかったことは悔しいというよりも恥で、 毎試合マスクを被っているレギュラー捕手が、 怪我でもないのに2番手捕手と併用されている捕手に負けたことは、 キャッチャーとして大きな屈辱であることは間違いありません。 WBCに選ばれて調子に乗ったわけではないでしょうが、 日本を代表するキャッチャーとなるために、もっと意識を高くしてプレーして欲しいです。 それと結果的に2番の金子侑司選手がブレーキになっちゃいましたね… 2回表の2アウト満塁の場面、4回表の2アウト1・3塁の場面、 金子選手に一本出ていたら、試合は全く違った展開を見せていたと思います。 2回の打席は真ん中のストレートを見逃した後の、ボール気味の球に手を出しての空振り三振、 4回はカーブ・フォークと変化球で追い込まれ、最後も外角のボール気味のフォークに空振り三振、 完全に金子千尋投手に手玉に取られてしまった感じでした。 甘いコースを一発で仕留めきれず、ボール球に手を出して三振してしまう、 若い選手にありがちな打ち取られ方ですが、それに収まって欲しくないんですよね。 昨日の日記では中島・浅村選手に連なる大器を感じさせる存在と書きましたが、 今後の努力とともに必要なのが、打撃スタイルの切り替え、ですね。 中島選手も浅村選手も初球からガンガン積極的に振りに行く打者で、 金子選手もそれはできていますが、問題は追い込まれてからのバッティングです。 中島選手も浅村選手も追い込まれた後はややバットを短めに持ったり、ファールで粘ったりして、 長打狙いからヒット狙いへの打撃へと切り替え、コンパクトなスイングができる打者です。 最近はそうでもありませんが、開幕当初は金子選手は四球が少なかっただけに、 追い込まれてからの打撃に課題があることは確かです。 同い年の浅村選手の打撃スタイルを見習って、まずは一球でも多く相手に投げさせて粘ること、 それで四球が取れれば御の字ですし、シングルヒットにできれば、3割も狙えるようになります。 金子千尋投手のようなエース級でも、1打席に1球は甘い球が来るわけですから、 その1球を確実に仕留めること、できなければファールで粘って打てる球を待つこと、 そういうバッティングができるようになれば、大器として花開くように思います。 それでも9回の最終打席にはヒットを放ち、一応の結果を残したわけですから、 やはり潜在能力の高さは光るものがあります。 その才能を潰してしまわないように、努力を重ねてもらいたいですね。 打者個人では秋山選手の不振が目立っていますが、同時に大崎選手もいまひとつ… 打数は少ないながらも3割をゆうに超えていた打率が、今日3割を切って.292まで低下、 リーグ戦再開後は秋山選手同様にあまりヒットが出ていない状態です。 得点圏打率も相変わらず1割台を脱せず、レギュラーとして物足りない成績となっています。 最近はDHでの起用になっていますから、どこか痛めているのでしょうか? 調子が持続しないところが大崎選手が完全なレギュラーになれない最大の理由でしょうね。 ここが正念場ですから、なんとかもう一度持ち直しを見せ、 坂田選手ら故障者が帰ってきてもレギュラーを渡さない強い気持ちを見せて欲しいですね。 一方の様子見のスピリー選手は、ノーヒットながらも2つの四球を選んでおり、 やはり今までとは少し違う変化を感じさせてくれます。 1打席目はフルカウントからフォークを振っての三振に倒れてしまいましたが、 3打席目・4打席目はしっかりと変化球を見極められていましたね。 こういう変化が見られると、次の試合も使ってみようかなという気持ちになれるだけに、 これをスピリー選手にとっての良い兆しとしてもらいたいです。 明日は野上投手が先発です。 前回は自らの力で2ヶ月ぶりの勝利を掴み取り、一皮剥けた感じがしますので、 それを明日の試合でしっかりと証明してもらいたいですね。 先発陣では牧田投手と十亀投手の調子が少し落ちているだけに、 今度は野上投手がチームを引っ張っていって欲しいです。 一方のオリックス先発はルーキー左腕の松葉投手。 一時の好調さはなくなったようですが、なにせリーグ戦再開後、左腕に3連敗中で、 左投手が思うように攻略できていない状況ですから、 明日こそはその悪循環を断ち切ってもらいたいですね。 不調の大崎選手に代わり、先日のヒーローの熊代選手が起用されるでしょうから、 また気持ちを切り替えて試合に臨んでもらいたいです。 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |