1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | (オ)西(4回1/3)−平井(2/3)−前田(1回) −比嘉(1回)−岸田(1回)−平野(2回)−佐藤(2回) (西)岸(6回1/3)−川崎(1/3)−岡本洋介(1/3) −岡本篤志(1回)−サファテ(1回)−増田(1回) −岩尾(1回)−小石(1回) (本)栗山5号ソロ(7回裏) バルディリス10号2ラン(4回表)、李大浩11号ソロ(9回表) |
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オリックス | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 9 | ||||
西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 9 |
今日の試合の評価は難しいですねぇ… …少なくとも、延長12回裏、送りバント2つ失敗して併殺試合終了という形でなければ、 野手陣がよく頑張ったと褒め称えて終われたと思うんですが… あまりにも気が抜ける終わり方でしたよね… 別にそのまま引き分けでも良かったから、もう少しマシな終わり方をして欲しかったです。とほほ。 そうなってくると、レギュラー野手陣(秋山・栗山・浅村・ヘルマン・大崎選手ら)はよく頑張りました、 首脳陣を始め、控えクラスは「馬鹿じゃないの」という評価で落ち着くように思われます。 もうレギュラー野手陣の意地だけで引き分けに持ち込んだ試合でしたね。 混戦となった根本的な原因は、渡辺監督の継投ミスです。 ポイントとなったのは7回表1アウト1・3塁で坂口選手を迎えたところで、 先発の岸投手を諦めて、左の川崎投手に交代させた場面ですね。 昨日の試合で、私は十亀投手を続投させて川崎投手を使わなかったことを確かに批判しました。 昨日の試合では十亀投手が再三のピンチを切り抜けた後であって、 打席に迎えた糸井選手にはヒットを許しており、その前の打席も良い当たりをされていたからです。 しかし、今日の岸投手は4回にバルディリス選手に不用意なカーブをホームランされていただけで、 それ以外は特にピンチらしいピンチはなく、相手クリーンナップに警戒したぐらいで、 球数も105球とそれほど苦労している感じはありませんでした。 打席に迎えていた坂口選手も3打席ノーヒットに抑えており、 糸井選手とは違って嫌な雰囲気を受ける打者でもありませんでした。 つまり、昨日の試合の十亀投手が糸井選手へ続投した状況と、 今日の試合で岸投手を降板させて、坂口選手に対して川崎投手を送った状況はまるで違っており、 岸投手をマウンドから下ろした理由がさっぱり分からないのです。 昨日の井川投手のように、何かアクシデント的なものがあったぐらいしか考えられないのですが、 そういった雰囲気もなかっただけに、この交代には首をひねらざるを得ませんでした。 結局、川崎投手は四球を与えてチャンスを広げてしまい、川端選手に2点タイムリー2ベースを許し、 糸井選手に犠牲フライを打たれて同点にされて降板、 その後は岡本洋介投手が抑えてなんとか同点で済みましたが、手痛い継投ミスになったのは確かです。 その後は栗山選手の勝ち越しホームランなどで2点をリードするも、 課題である8回の継投では岡本篤志投手をマウンドに送り、 バルディリス選手に2ベース、後藤選手にヒットを許して1アウト1・3塁とピンチを招いてしまいます。 2人とも追い込むまではコーナーにボールが行っているのですが、 最後の決め球が真ん中に入ってヒットを打たれてしまうという内容で、あまりにも不安定な投球でした。 その後はピンチで気合が入ったのか、伊藤選手を空振り三振、 代打の高橋信二選手をショートゴロに打ち取るも、永江選手がまさかのトンネルエラー。 永江選手のプレーは責められるべきだと思いますが、 不安定なことを承知で8回のマウンドに送ったベンチ、 そしてやはりピンチになるまでピリッとしない岡本篤志投手のリズムの悪い投球、 それらが永江選手のタイムリーエラーという結果を呼び込んだように思えましたね。話にならんです。 9回はサファテ投手をマウンドに送りましたが、2アウトから李大浩選手に一発を浴びて同点に。 力勝負できるのがサファテ投手の良いところだと思いますが、 状況的に絶対にホームランだけは避けなければならない場面でしたから、 そこで一発を許してしまうようでは抑えとして話になりません。 最悪の場合は、四球で歩かせたっていいわけですよ。単打でも良しの場面。 先頭打者を出すのと、2アウトからランナーを出すのとでは大違いなのですから、 抑えを務めるなら、それぐらいの割り切りはしっかりとしてもらいたいものです。 こんな形で2度の継投ミスと組み立てミス、3度のミスがありながらも、 引き分けで済んだというのは良しとしなければならないかもしれません。 出てくる場面は違ったものの、個人的にリリーフの柱にと期待していた 左の川崎投手と右の岩尾投手が打たれてしまったこともあり、個人的にもあまり強く言えないです。 ただ、もう少し使う場面を考えていれば、失点を防げたのではないかとも思えるだけに、 なんとなく嫌な感じの試合の終わり方でしたね… 渡辺監督と光山バッテリーコーチ、杉本投手コーチは猛反省し、 もう一度、リリーフの使い方を考え直してもらいたいです。
打線は、1番秋山選手が2本の3ベースヒットに、逆転のきっかけとなる粘っての四球と3得点の活躍、 2番起用の鬼崎選手が先制タイムリーにエンドラン成功のヒットの2安打、 3番栗山選手が同点タイムリーに一時は勝ち越しとなるホームランの2打点の活躍、 4番浅村選手が延長11回に1点差へ追い上げるタイムリーを放つなど3安打の活躍、 5番ヘルマン選手が送りバントに2本のタイムリーと4安打3打点の大活躍を見せました。 一番活躍したのがヘルマン選手で、続いて秋山・栗山・浅村選手の3人、鬼崎選手と続く形です。 彼らは本当によく頑張りました。さすがレギュラーといった感じで、骨太な感じを受けますね。 秋山選手と浅村選手は間違いなく、新しいライオンズの顔です。素晴らしい活躍ですよ。 6番大崎選手と7番カーター選手はそれぞれ犠牲フライとタイムリーヒットと結果を残したものの、 カーター選手は延長10回の1アウト2塁のサヨナラのチャンスで凡退、 大崎選手は延長11回の2アウト2塁の場面で、浅村・ヘルマン選手がスライダーを打っての適時打で、 狙うはストレート一本という状況だっただけに、一気にサヨナラへ持ち込めなかったのは残念です。 一方で、トンネルエラーをしてしまった永江選手、 送りバントを決められなかった星孝典選手、山崎浩司選手、 加えて、昨日バント失敗し、今日は全く出番がもらえなかった林崎選手は話になりません。 高卒2年目の永江選手は致し方ないにしても、中堅・ベテランの星孝典選手と山崎浩司選手は、 こういう一つのプレーができないだけで、もう二度と1軍の舞台で活躍できなくなってもおかしくありません。 中村剛也選手のようなホームランを打つ長打力も、片岡選手のような抜群の走力・盗塁技術も、 栗山選手のような抜群の選球眼の良さも、浅村選手のような思い切りの良さも、 秋山選手のような強肩と広い守備範囲と配球の読み、そういった特徴がまるでない選手なのですから、 コツコツと繋いでいくプレーをしっかりとこなせなければ、1軍に居る余地はありません。 厳しい言い方かもしれませんが、求められるプレーができないのならば、1軍に居る意味はなく、 それなら他の若い選手に経験を積ませた方が幾分かマシです。 そもそも、山崎浩司選手辺りは守備の評価で永江選手に負けていることを恥に思いませんと。 永江選手が本格化したら、もう出番は一切ありませんよ? もっと危機感を持ってプレーして欲しいです。 ここら辺は骨太ではなく、蹴ったら骨が折れちゃいそうなぐらいに弱弱しい存在ですねぇ… さて、問題のリリーフ陣の整備ですが、現状では頭の痛いところです。 それぞれ課題を簡潔に挙げますと、 サファテ投手は直球の球威十分も、的を絞られないための配球の問題と、状況把握を正しくすること、 岡本篤志投手はピンチでない場面での詰めの甘さ、失投の多さが問題で、 川崎投手は勝負所でのコントロールの安定さを欠くところがあり、 岡本洋介投手は直球・カーブ・スライダーとレベルは高いものの決め球不足で、配球に決め手がなく、 増田投手はカーブを打たれることが多く、ストレートとスライダーの2択になりがちで、もう少し球速が欲しく、 岩尾投手は得意のフォークを振ってくれればいいものの、見逃されるとカウントを悪くして四球になりがち、 小石投手は左打者に怖さがあるフォームも、対右打者と荒れがちなコントロールが課題、 2軍では大石投手がサファテ投手と同じく変化球の精度の向上が課題で、 長田投手は飛ぶ統一球ということで球威不足を多彩な変化球でどれだけ補えるか、 他の投手は主にコントロールが課題、といったところになるでしょうか。 抑えは、消去法で、サファテ投手に任せるしかないでしょう。 最終的には大石投手か増田投手の日本人投手に担ってもらいたいものの、 現状ではサファテ投手の球威が勝っている印象です。 あとはバッテリーがどれだけ配球面で詰められるか、そこが課題ですね。 8回のセットアッパーは、逆算できる投手、一昨年前の許銘傑投手や昨年の長田投手が理想で、 余計なランナーを出さずに、9回に投げる抑え投手が相手を想定しやすい安定感あるタイプが必要です。 岩尾投手はフォークを見送られると四球の公算が高くなってしまうので、 ストライクゾーンで勝負できる増田投手や大石投手、岡本洋介投手らが候補となるでしょう。 ライオンズの場合は、先発投手がある程度投げてくれるので、7回は想定する必要がなく、 ピンチになったら岡本篤志投手という想定で十分でしょう。 ウィリアムス投手が戻ってくれば、この位置で投げさせてもいいかと思います。 左のリリーフとして、川崎投手をもう一度テストしてみたく、左のワンポイントなら小石投手もありです。 現在成長中の中崎投手が夏頃に戦力になってくれればという感じですね。 ロングリリーフ要員としては、岩尾投手と武隈投手を推します。 相手がイケイケの状態なら、岩尾投手のフォークを必ず振ってくれるでしょうし、 武隈投手もチェンジアップを始めとする緩急の利いたピッチングができます。 彼らを先発早期KOの時のバックアップとして用意できるようになれば、リリーフの層も厚くなるでしょう。 ただ、客観的にはやはり8回が問題で、増田投手と大石投手がもう一皮剥けないと厳しいです。 期待込みで我慢強く使っていくか、それとも先発投手を1人リリーフに回すかどうか。 ベテランの西口投手と石井一久投手が先発で行けそうですし、 野上投手と涌井投手の結果次第では入れ替えも検討材料になると思います。 野上投手は短いイニングならスタミナ不足を補えますし、 涌井投手は昨年のリリーフの経験があります。 理想としては、2人とも先発で完投をしてくれるのが良いのですが、 今後の結果次第といった感じだと思います。 こうなってくると、梅雨の天気が恨めしい。2軍戦が思うようにできませんからねぇ… 火曜からは楽天との3連戦です。 初戦はおそらく、ここまで負けなしの田中投手が投げてくるでしょうから、 ここで黒星を付けられるように、チーム一丸となって戦っていって欲しいです。 あとは先発投手での勝ちから遠ざかっている野上投手と涌井投手がどういったピッチングを見せてくれるか、 特に涌井投手は先発に強い誇りを持っているようなので、 これでダメなら、完全に後がなくなってしまいますから、 絶対に勝つんだという強い気持ちを見せて欲しいですね。 火曜からはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (オ)井川(5回1/3)−比嘉(2/3)−岸田(1回) −佐藤達也(1回)−平野(1回) (西)十亀(8回)−岡本洋介(1回) |
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オリックス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | ||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
チンチン! マダー? チンチン! ホセ・オーティズ選手の再獲得、マダー? チンチン! 川崎投手と高山選手の再トレード、マダー? チンチン! マニー・ラミレス選手の獲得、マダー? チンチン! チンチン! チンチン! … …… ………そんなことを考えずにはいられない今日の試合でしたね… orz 今日の試合の最大のチャンスは4回裏で、先頭の栗山・浅村選手の連打でノーアウト1・2塁とし、 ヘルマン選手のライトフライで1アウト1・3塁となった場面でした。 ここでスピリー選手が打席に立つも、簡単に追い込まれてしまい、 チェンジアップを警戒していたのか、内角のストレートに手が出ずに見逃し三振。 浅村選手の盗塁で2アウト2・3塁と、一打逆転のチャンスを作ったものの、 熊代選手がセカンドフライに倒れて無得点と、やはりあと一本が出ませんでした。 スピリー選手は最終打席にヒットを放ったものの、3つの三振を喫するなど、サッパリでした… たった一日にして、オーティズ選手を解雇したことを後悔することになるとは… 情けないです。 どんなに性格がチームにマッチしている人間であろうとも、 結果を残せなければ戦力にならないわけで、今はとにかく打てる選手が欲しいんですよ。 本当の意味での「ファッションモンスター」なマニー・ラミレス選手を獲得した方がいいんじゃないの? この惨状を見ていると、そんなことを思ってしまいますね。 どうせ1ヶ月ほど経てば、「故郷が恋しくなった」と言って帰っちゃうでしょうから、 中村剛也選手が復活するまでの繋ぎと割り切って獲得しちゃえば、いいんじゃない? これだけ貧打が続いてしまうと、そう考えちゃいますよ。 継投の面で言えば、致命的な2点目を与えてしまった7回裏2アウト1・2塁の場面、 左の糸井選手を迎えた場面で、継投は考えられなかったのか? 疑問が残ります。 今日の試合の中で、十亀投手が唯一投げにくくしていた感じの打者で、 実際にライトへの2ベースを許していて、前の打席も良い当たりのライナーと、合っていただけに、 継投は十分考えられる場面でした。 なのに、ここでトレード獲得した川崎投手をマウンドに送れないベンチ、 ファンからすれば、「高山選手を返してもらってこい!」と怒る場面ですよね。 リリーフの経験が豊富だから川崎投手を獲得したわけで、敗戦処理の左のワンポイントでいいなら、 若い投手に経験を積ませた方が全然いいですよ。 大事な場面で使うからこその川崎投手の獲得でしょう? 何のためにベンチに置いているのか、何のためにトレードで獲得したのか。 高山選手を放出した意味がないです。出された高山選手はラッキーでしたよね、本当に。 昨年までの実績で考えられて、このまま2軍漬けで戦力外だったのが、 阪神移籍後はホームランを放つなど、対左投手で活躍していますから。 いやはや、本当に出してあげて良かったですよ。 …そんな血行不順な選手起用をしてるから勝てないんですよ…
昨日はプロ初ヒットを放つなど、良い1日を送った林崎選手でしたが、 今日は初回に送りバントを失敗してしまい、その後は3三振を喫してしまい、 守りでは2回に先頭打者の李選手のセカンドゴロを悪送球してしまってノーアウト2塁としてしまい、 辻選手のもう少しで捕れそうな打球を逸らしてしまってタイムリーにするなど、 攻守に渡ってチームの足を引っ張ってしまいました。 今日の試合ではミスを全く取り返せず、最悪の1日となってしまいましたね。 問題はここからで、このまま文字通り消えてしまうのか、 それとも1軍に踏み止まって活躍できるのかどうか、ここが林崎選手のプロ人生の境目です。 明日の試合ではしっかりと結果を残し、今日ダメだった分も取り返してもらいたいですね。 個人的に腑に落ちないのは、9回の岡本洋介投手の登板ですね。 岡本投手自身は悪くないです。 実際に四球を与えたものの、2三振を奪うなど、投球内容は良かったですし、 1軍昇格後、即結果が出たことは非常に喜ばしいことです。 しかし、チーム全体で考えてみると、リリーフ陣全体の登板機会が空いており、 まだサファテ投手へ繋ぐ継投が全く見えてこない状況で、 現時点で敗戦処理候補であった岡本洋介投手を登板させる意味が分かりません。 岡本洋介投手を大事な場面で使いたいというのなら、分からなくもないのですが、 川崎投手や増田投手、岩尾投手をどういう場面で使うのか? また、シーズン序盤と同じように、先発に試合を任せて、リリーフの順番を決めておかず、 先発投手が疲れてきたら一気に負けが込んでしまう、同じことを繰り返すつもりなのでしょうか? 終盤の2点差という状況なら、勝ちパターンと同じテストができるわけですし、 実際に登板間隔が空いていたわけですから、勝ちパターン候補の投手をテストして欲しかったです。 打線は相変わらずチャンスで一本が出ず、 変化球で来るかなという場面でストレートを投げられて対応できないという形が多かったです。 まぁ、ぶっちゃけ、難しい球を打てとは言わないので、打てる球を打って欲しいです。 そんな相手のベストピッチを打てるほど能力高くないですよ、うちの打線は。 だから、ファールで粘りながら、足で揺さぶりながら、少しでも失投を投げやすい状況にして、 その失投を一発で仕留める、そういう野球をしたいんでしょ? だから、そういう意識で野球をやってください。 ただ、突っ立ってるだけじゃ点数なんて入んないよ。 明日は岸投手が先発です。 現在の状況では打線の援護点はそう期待できないでしょうから、 延長12回を完封するつもりで投げていって欲しいですね(苦笑) まぁ、そこまでは言いませんが、相手より先に失点することだけは避けてもらいたいです。 一方のオリックス先発は西投手。 今年は一度対戦があるも、チャンスを作りながらもあと一本が出ずに得点が取れていません。 今の打線では同じ轍を踏みそうで怖い感じもしますが、 その時に結果を残した秋山選手と浅村選手が打線を引っ張り、 大崎選手とカーター選手が新しいアクセントとなって、相手投手を攻略してもらいたいです。 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (オ)マエストリ(5回1/3)−岸田(2/3) −平井(1回)−比嘉(1回) (西)菊池雄星(7回)−岡本篤志(1回)−サファテ(1回) |
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オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | × | 2 |
勝つには勝ったんですが… 気持ちの中はモヤッとしています。 それというのも、西武球団と渡辺監督の采配と自分の考え方にズレがあるからでしょうね。 勝利は嬉しいものの、なんとなく素直に喜べないモヤッとした不安があります。 まぁ、でも、そういうのは後に置いておいて、先に今日の勝利を喜びましょうか。 先発の菊池雄星投手は1〜3イニングまで全て先頭打者を出してしまうなど、 毎回のようにランナーを出す苦しいピッチングでしたが、 要所を締める投球で7回無失点にまとめてくれました。 立ち上がりは変に落ち着いていたというか、いつもより荒れていなかったことで、 逆にエンジンがかかりにくかったのかなと、そんな印象も受けましたね。 それでもピンチで粘ることができ、試合を作れる辺りは今季の大きな成長点でしょう。 最大のピンチは6回表で、糸井・李選手に連続四球を与えてしまい、 一時はどうなることかと思いましたが、後続を打ち取っての無失点。 アクセルを踏んだ時のストレートの球威は見事で、力で勝った印象でしたね。 こういった投球だったこともあり、球数は多めでしたが、 援護点を貰った後の7回は簡単に三者凡退で終わり、球数が122球でしたので、 もう1イニングは行き、球数次第では最後までと思っていましたが、 予想に反して8回のマウンドには上がりませんでした。 球数以上に疲れていたのかもしれないので、その是非は問えませんが、 できれば、もう1イニング投げて欲しかった気はします。 これからはカードの頭で投げるわけですから、リリーフには頼らず、 一人で最後まで投げきる強さも見せて欲しいですね。
チームの課題が8回のピッチャーにあることは明らかです。 その8回のピッチャーに岡本篤志投手をマウンドに送るとは正直思っていませんでした。 まだ行けそうだった菊池雄星投手をマウンドから下ろしての、イニング頭からの登板でしたから、 経験の浅いピッチャー、増田投手や岩尾投手を使うのかなと思っていたのですが… まさかでしたね。 岡本篤志投手の出番があるとすれば、李選手のところで、 その前に左の川崎投手らを挟みながらでの登板しか考えていませんでした。 結果的には1イニングを無失点に抑えてくれましたが、 糸井選手に2ベース、李選手に四球を出してランナーを溜めてしまうなど、 信頼感を取り戻したとは言い難いピッチングでした。 よくバルディリス選手を打ち取ってくれたとは思いますが、 どうして、その球が李選手の打席では投げられなかったのか、そこがよく分かりません。 球種的にはシュートやフォークを持っており、気持ちと体が一致した時は素晴らしい球を投げるのですが、 変に余裕を持った時はボールが続いてしまったり、ど真ん中に投げてホームランを打たれたりと、 何とも表現しづらいピッチングになっちゃいます。 昨年までの飛ばないボールなら球威でなんとかなる部分もあったでしょうが、 今年のボールではしっかりとコーナーに投げないといけないだけに、 制球に難があり、失投が真ん中に入ってしまう岡本篤志投手には不安が残ります。 勿論、岡本篤志投手の経験やブルペンでの存在感は必要だと思うのですが、 勝ちパターンを安心して任せられるという存在ではなくなった印象を受けます。 …なんか、そういうところも含めて中日から移籍してきた岡本真也氏に似てきているような… 個人的には若い投手を抜擢し、岩尾投手や増田投手を使いながら、 左打者には川崎投手をぶつける形が希望です。 打線はチャンスを作りながら、あと一本が出ないという交流戦の悪夢の形に陥りつつあったものの、 2番スタメン起用の林崎遼選手が3回のプロ初ヒットで結果を残すと (その回は1アウト満塁とチャンスを広げてくれたものの、後続の栗山選手が併殺で無得点)、 6回の先頭打者としてもヒットを放って出塁し、 ヘルマン選手の適時打で見事に勝ち越しのホームを踏んでくれました。 交流戦最後の2試合でスタメン起用されるも、結果が残らず、 そのまま2軍に落ちるものと思っていましたが、セカンドでの好守備もあってなんとか踏み止まり、 今日の試合で2安打1四球と2番打者として素晴らしい繋ぎを見せてくれました。 東洋大時代からシュアな打撃には定評があり、ドラフトでも注目の内野手の一人でしたが、 チャンスに恵まれなかったこともあったものの、送りバントのミス等でチャンスを逃してしまい、 ここまで1軍定着はならず、2軍でもレギュラーが危ういぐらいの成績になってきていましたが、 今回の片岡選手の怪我で得た事実上の最後かもしれなかったチャンスを見事に生かしてくれました。 今日の試合で勝利できたのは、林崎選手の執念があってこそでしょうね。 今のライオンズはキャンプ・オープン戦で見られた競争力に陰りが見えてきているだけに、 若い選手の必死さは非常に重要になります。 林崎選手が懸命にプレーをすれば、他の選手も負けていられないと思うでしょうから、 チームが活性化していきます。 今日の試合のように気持ちを出したプレーでチームを鼓舞してもらいたいですね。 6回のチャンスはその林崎選手が突破口を開き、 その前の打席でチャンスを潰してしまった栗山選手がヒットで繋いでくれ、 ノーアウト1・2塁の場面で浅村選手はなんと送りバントを決めて1アウト2・3塁に。 当然、バントも考えられる場面ではありましたが、本当にしてきたのは少し驚かされました。 今日の試合ではまだヒットを放っていなかったものの、打撃内容は悪くなかったですし、 交流戦では浅村選手のバットに何度となく助けられており、 攻撃的にも押せ押せの雰囲気で、かつ「飛ぶ統一球」が明らかになったことで、 堅く送るのではなく、思い切って打たせていくかなと私は考えていました。 それでも、送りバントを選択したということは、後半戦も引き続きスモールベースボールで行くことを示し、 改めて全員で繋いでいくというチームの方針を示したかったのでしょうね。 同様の場面では、他の選手であっても、ヘルマン選手やスピリー・カーター選手ら外国人選手でも、 送るべきところは送らせるということでしょう。 そういう攻撃の姿勢を示したという意味では、浅村選手の送りバントは意味があったように思います。 そして、その後のヘルマン選手がよく打ってくれましたよね。 今日は3安打猛打賞! 素晴らしい活躍を見せてくれました。 大きかったのは、このタイムリーで2点が入ったことですね。 もし、この回の攻撃が1点で終わっていたら、試合の展開は全く分かりませんでした。 1本のヒットで2点を取れたことが、今日の試合の勝因だったと思います。 一方で残念なニュースも入ってきて、ホセ・オーティズ選手が戦力外となってしまった模様です。 正直言って、判断が早すぎたのではないかと。 2軍で若手の出場機会を奪っていたことは確かで、戦力外の決断は分からなくもないのですが、 だからといって、競争相手のスピリー選手とカーター選手が結果を残しているかと言えば話は別で、 その2人の見極めが終わるまで待てなかったのか、という気持ちがあります。 調子が上がりつつあるスピリー選手、今日の試合でスタメン出場したカーター選手、 1週間もあれば、ある程度の見通しを立てられたでしょうに… もし、2人が結果を残せなかったら、どうするんでしょうか? 2人を解雇して新たに外国人選手を獲得しに行くのでしょうか? それとも、オーティズ選手を再獲得でもするつもりなんでしょうか?(苦笑) ちょっと判断が急すぎた感は否めません。 再獲得となったカーター選手ですが、もう少し様子を見ないと分かりませんね。 初回はいきなりチャンスで打席が回るも併殺打に倒れてしまい、今日はノーヒットに終わりましたが、 6回の最終打席ではファールで粘って四球を勝ち取るなど、 良い打席内容も見られたので、判断はこれからだと思います。 しばらくは先発投手の右左で使い分ける形になると予想され、 明日はスピリー選手がスタメンで使われ、カーター選手は代打で起用されるのでしょう。 2人の外国人選手が結果を残せるのか、オーティズ選手の解雇の効果が気になるところです。 あとは浅村選手の途中交代もよく分からず。 怪我ではないということですが、守備で手痛いミスをしての懲罰交代以外での交代はなく、 基本的には最後まで試合出場していた選手だけに、守備固めでの交代は解せません。 リーグ戦再開後の初戦ですし、体調を見ながらの交代でもないでしょうし… なんなんですかね? 怪我や不安ではなく、体調管理の問題なのか。 とにもかくにも、チームに欠かせない選手ですから、明日以降も元気な姿を見せて欲しいです。 明日は十亀投手が先発です。 カード2番目の先発ということで、開幕時に比べて先発としての信頼感が上昇したことが分かります。 菊池雄星投手と牧田投手と並ぶ3完投をマークするなどスタミナも抜群で、 テンポの良いピッチングで7イニング以上をしっかりと投げられるのが大きな魅力です。 明日も先発ローテ投手として試合をしっかりと作り、チームに勝利をもたらして欲しいですね。 一方のオリックス先発は井川投手。 今季は初対戦となりますが、昨年は打てそうで打てなかったことがあっただけに、 今年は初対戦でしっかりと攻略してもらいたいですね。 明日はスピリー選手や熊代選手といった右打者が起用されると思いますが、 レギュラー争いが激しくなっているだけに、しっかりとアピールをして、 チームの勝利に貢献して欲しいです。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |