| １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 | （阪）スタンリッジ（４回）−鶴（２回）−玉置（２回） （西）菊池雄星（８回）−十亀（１回） （本）新井良太５号ソロ（７回表） |
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| 阪神 | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | １ | ０ | ０ | １ | ||||
| 西武 | ０ | ０ | ０ | ５ | ０ | ０ | ０ | ０ | × | ５ | ||||
| 蒸し返すようでアレですが、やっぱり昨日の試合に菊池雄星投手を先発させるべきだった気も… どういう展開になっていたのか分かりませんが、日程的には安定して中６日で投げれますよね。 次回登板が中５日で中日戦なのか、中７日で横浜戦なのか分かりませんが、 普通に中６日で回していた方がややこしくならなかったように思えます。 次回を中７日にすると、その後は中５日が続くことになるので、次回登板は中５日なんでしょうかね。 そう考えると、９回の交代は納得のいくところです。 その菊池雄星投手ですが、立ち上がりはいつも通りといったアレですが、 ボール連発の荒れた立ち上がりでしたが、文字通りストレートの力で捻じ伏せて無失点で抑え、 ２回以降はカーブやチェンジアップといった変化球を有効に使いながら、安定した投球を見せてくれました。 特に４回裏に援護点を貰ってからは、投球テンポが明らかによくなり、ペースアップしました。 こういう風に味方の得点を生かせる投球ができると、チームも乗ってきますよね。 エースとしての存在感を増しつつあります。 ７回に浴びた一発はカーブを上手く打たれたので仕方ないとしても、 ８回に先頭打者にヒットを許した後の併殺の後に四球を与えたのはいただけません。 あの四球が疲れてきたかなということを象徴させるものとなってしまいました。 もしも併殺の後、スンナリ３人で終わっていたら、９回も続投していたかもしれません。 今日の課題は相変わらずの立ち上がりと、この最後の四球だけですね。 あとは素晴らしいナイスピッチングでした。 それと最後に投げた十亀投手ですが、ピンチを招いたものの、無失点で終われたのは良かったです。 ８回裏にベンチ前では菊池雄星投手がキャッチボールをしていただけに、 ベンチとブルペンでどれだけ密に連絡が取られていたのかは分かりませんが、 投球内容もそれほど悪くありませんでしたし、次回先発に戻る上では良い調整になったことでしょう。 前回先発時に岩村選手に一発を浴びたシンカーをテストして欲しいと思っていましたが、 最後にコンラッド選手に投げたシンカーはしっかりと外角に投げ切れていましたし、 その意味でも不安を消し去ったことは良かったと思います。 交流戦終盤は再び日程が楽になるだけに、先発に戻るのも２試合限定で、 再びリリーフに回ることもあるでしょうが、与えられた場所でしっかりと結果を残して欲しいですね。
打線は相手のミスが絡んだとはいえ、相手のスタンリッジ投手からよく５点取れたと思います。 今日は右打者の外角のコントロールが抜群によく、ストレート・スライダーで上手く攻められ、 先日の巨人・菅野投手のように抑えられる可能性が多分にありました。 それでも登録抹消となった坂田選手に代わってライトスタメン出場した大崎選手が２安打を放ち、 片岡選手のエンドランショートゴロでランナーを２塁へ進めた後、 炭谷選手がノーツーからの真ん中ストレートをフルスイングして、 あわやホームランかというファールを放って相手のスタンリッジ投手に恐怖心を与え、 警戒しすぎての四球に繋がることとなり、 永江選手は平凡なセカンド右のゴロも全力疾走で駆け抜けたことで、 セカンド西岡選手の焦りを生んで、ファースト新井選手が弾くタイムリーエラーを誘うと、 浅村選手には四球を与えたくないために、フルカウントから外のスライダーを投げきれず、 ストレートを続けたところを浅村選手が打ち返すタイムリーヒットを放ち、 秋山選手もこの日３本目となるピッチャー返しのタイムリー内安打で繋ぎ、 栗山選手の一二塁間を抜くタイムリーヒットで２塁走者の浅村選手が見事生還し、 オーティズ選手の打席でワイルドピッチがあってもう１点を追加することができました。 確かに、結果として相手のミスで得点できたわけですが、そこに至るまでにはやはり理由があり、 炭谷選手のフルスイングとスタンリッジ投手の焦り、 その点では序盤から簡単に打ち取られずにファールで粘れていたことが影響した気もします。 良い投手相手でも、こういう形でじわじわ攻めて行けば、爆発する瞬間がある、そういうことでしょう。 とはいえ、その後は炭谷選手のヒット１本だけに抑えられてしまったというのは情けないです。 明日試合がないので、深刻な影響はないでしょうが、 打線を引っ張っていた坂田選手が怪我で登録抹消となってしまっただけに、 その不安を吹き飛ばすような形を見せて欲しかったです。 危機管理としても、投げているのが菊池雄星投手なら、早めに選手を代えても良かったと思いますし、 まだ足に不安を抱えている片岡選手は６〜７回ぐらいに代えても良かったかと。 ２軍から上がってきたばかりの選手もいますし、もう少し積極的に選手を代えてもいいように思えます。 さて、問題の坂田選手の穴ですが、左肩の脱臼で全治２〜３ヶ月というのは痛いです。 おそらく中村剛也選手の復帰時期と同じぐらい、もしくはそれよりも遅れる可能性が高く、 外野のレギュラーをほぼ確実にする寸前まで行っていただけに、この離脱は残念でなりません。 ただ、他の外野手にとっては、レギュラー３人が完全に決まりかけていたところでの離脱ですから、 再びレギュラー奪回のチャンスがやってきたと言えます。 特に同じ左打ちで打撃のタイプは違うものの打撃が売りの大崎選手にはチャンスですし、 右の外野手である熊代選手や１軍昇格した木村選手には大チャンスです。 大崎選手は左投手を苦にするタイプではありませんし、活躍次第ではレギュラーに定着できますし、 熊代選手も開幕当初こそ打撃不振で対左投手のレギュラーを追われましたが、 最近は途中出場でヒットを放つなど、当たりが戻り始めていますし、 木村選手は正直まだ打撃に粗さが残っているものの、大谷投手から２発放った長打力と運、 そしてチームトップの盗塁数を考えれば、試合で起用されるチャンスはあると思いますし、 できれば打撃面でも１軍のレベルを体感し、今後の課題としていければと思います。 坂田選手の穴はそう簡単に埋まりませんが、再びチーム内の競争が高まったということで、 切磋琢磨しながら、レベルの高いレギュラー争いをしていって欲しいです。 坂田選手に関しては残念としか言いようがありませんが、それでも首脳陣やファンに強烈な印象を与え、 怪我が完治すれば、必ず戦力として必要されるだけの印象を刻み込んでくれましたから、 これで気落ちすることなく、元気に１軍の舞台に帰ってきてくれることを期待したいです。 あとは永江選手のショート守備ですね。 ３回表の浅井選手のショートゴロの処理は芸術的なプレーでしたね。 タイミング的にも一か八かで突っ込むしかないプレーでしたが、それを成功させて素早い１塁への送球、 まさに守備だけでもお金が取れるプレーでした。 打撃の方はお世辞にも打てるとは言えず、フォームを含めてまだまだだと思うものの、 なんとか喰らい付いていこうという姿勢は見られ、それが今日の試合の得点に繋がったわけですし、 １日１日を１打席１打席を大切にし、少しずつでいいから成長していって欲しいですね。 なにせ、まだ高卒２年目の選手なんですから。ある意味、打てなくて当然です。 師匠のヤクルト・宮本選手が言われていたような「自衛隊」でいいですから、 安定したショート守備でチームに貢献して欲しいですね。 明日はお休みで、明後日からは西武ドームで広島カープとの２連戦です。 ライオンズの先発は牧田投手と野上投手が予想され、 広島の先発は大竹投手と野村投手の先発が予想されます。 おそらく、投手戦になると思われますから、 １点を確実に守り、１点を確実に取っていく野球を見せて欲しいですね。 水曜からもガンバレ、ライオンズ！！ |
| １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 | （阪）能見（５回）−筒井（２回）−安藤（１回）−久保（１回） （西）涌井（３回０／３）−坂元（１回）−岩尾（２回） −岡本洋介（１回）−小石（２回） （本）浅村５号先頭打者アーチ（１回裏）、片岡２号ソロ（２回裏） 新井貴浩７号２ラン（６回表） |
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| 阪神 | ０ | ２ | ０ | ５ | ０ | ２ | １ | ０ | ０ | １０ | ||||
| 西武 | ２ | １ | ２ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ５ | ||||
| とんだ下戸ですね、涌井投手は。 飲んだら吐く、飲んだら吐くの繰り返しで、味方がどんなに点数を取ってもすぐに吐き出します。 しかも、改善傾向が見られるどころか、悪化の一途、 これでは完全に投手と野手の信頼感が破綻してしまいますよ。 あまりにも酷すぎる。２軍再調整でなんとかなるレベルなんですかね？ 最悪、ライオンズでの１軍登板はこれで最後で、 トレードで放出されるか、ＦＡ宣言で引き止めずにサヨナラということも考えられます。 酷すぎですよ、コレは。点数取らない方が良いピッチングすんじゃねーの？ 今度、涌井投手が登板する機会があったら、レギュラーは全員休ませて、 できるだけ点数を取らないようにしてみましょうか？ 意外とノーヒットノーランの好投とかしてみたりして。 …勘弁して欲しいですわ。 涌井投手の投球は高校時代から見ていますので、応援している選手の１人なのですが、 それにしても、近年の投球内容は悪すぎます。 要所を抑えられない、簡単に集中力が切れる、 ボールの質以上に投球の心持ちに不満を感じることが多いです。 相性の良かった交流戦でもコレですから、もう先発で使うところはありませんよ。 ゲームメイクのスペシャリストで試合を作ることに長けた投手だったのに、 今ではそれが真逆、試合を壊すスペシャリストになりつつあります。 そんな投手を先発させられますか？ させられませんよ。 現状では中継ぎ、７回・８回のリリーフが関の山でしょうよ。 （追記） 今シーズンの涌井投手登板結果を見てますと、好投したのは１・２戦目ぐらいです。 ４月４日は６回１失点（２回表−１、３回裏＋１、５回裏＋２） ４月１１日は１失点完投（２回裏−１、６回表＋１、７回表＋１、８回表＋１、９回表＋１） ４月１８日は６回途中４失点（１回表−１、３回裏＋２、４回表−３、５回裏＋４、６回表−１） ４月２５日は６回途中２失点（１回裏＋１、４回裏＋３、６回表−２） ５月３日は６回途中４失点（１回裏−２、６回表＋１、６回裏−２） ５月１１日は６回途中５失点（２回表＋１、２回裏−１、５回裏−１、６回裏−３） ４月４日と１１日に共通しているのは中盤から終盤にかけての援護点であり、 他は序盤の得点を中盤までに吐き出してしまう傾向にあります。 また、点差が開けば開くほど失点しやすい傾向にあり、 ピンチで踏ん張った回数を数えても、１試合１回は最小失点で踏ん張れているものの、 ２回目のピンチを乗り切る確率は半々、３回目のピンチはほぼ例外なく炎上してます。 つまり、体力・技術的な問題というよりは、 ２点以上の援護を貰って先の展開を考えた時に失点しやすく、 また、１度や２度のピンチは集中力が持つものの、３回目のピンチを乗り切る精神力がない、 ということだと思われます。 涌井投手が勝つ理想的な展開は、立ち上がりに１失点で止めて、打線は中盤まで沈黙、 後半に打線爆発で逆転し、２回目もしくは３回目のピンチで継投で勝つ、しかありません。 要するに、精神的に楽な展開でなければ勝てないということになります。 それなら、１度のピンチは凌いでくれるのだから、リリーフにしちゃえばって話です。 精神的なスタミナが不足しすぎ。 もし、リリーフ再転向を受けいられないのならば、トレードで放出するのみです。 もっとも受け入れ先があるかどうかは微妙ですが… 横浜ＤｅＮＡなら受けてくれますかね？ 不調の山口投手と左腕１人の１対２なら了承してもいいぐらいです。 それだけ涌井投手の価値は下落してきているわけですから、 もう一度今の現状を再確認し、気持ちを新たにして試合に臨んで欲しいです。
今日は２番手以降の坂元・岩尾・岡本洋介投手もピリッとせず、 唯一、小石投手だけがまともに見れた感じですかね… 正直言って、４回のノーアウト満塁の場面で坂元投手の登板は荷が重過ぎましたね… まだ試合序盤で、準備ができている投手が少なかったこともあるでしょうが、 できれば今日上がってきた長田投手など、 コントロールが安定している投手に任せて欲しかったです。 まぁ、でも、涌井投手と坂元投手が押し出し四球を出すなどして、 一旦緊張感が緩んでしまった試合は難しいことは確かです。 負の連鎖が続いてしまいましたね… 打線は序盤３回で能見投手から５点を奪うなど、良い形で試合を進めていたのですが… 心配なのは坂田選手の怪我の状況ですね。 ２点タイムリーひっを放った後、２塁への盗塁を決めたのですが、 足からスライディングに行った時に、手を付いて肩を痛めてしまったようで、 そのまま病院へ診察に行ったとのことで、まだ正式発表はありません。 ちょっと明日すぐに試合に出られる状況とは思えず、 一度登録抹消となってしまう可能性が高いと思われます。 ライトのレギュラーの座をほぼ手中にしていただけに、痛い怪我になってしまいました… 長引かないことを祈るばかりです。 選手個人ではオーティズ選手が３安打猛打賞と活躍し、 やや調子を落としていた秋山選手とヘルマン選手も２安打を放つなど、 昨日は抑えられてしまったものの、打線は底を脱しつつあるように思えます。 浅村選手は先頭打者ホームランを放つなど活躍しましたが、 その後は外角低めに変化球を徹底的に集められて結果を残せなかっただけに、 今後はそのコースをいかにライト方向へ打ち返すことができるかが鍵となってきそうです。 明日は菊池雄星投手が先発です。 前回はコントロールに苦しんで６回降板となってしまっただけに、 明日は立ち上がりからテンポの良いピッチングを見せてもらいたいですね。 一方の阪神先発はスタンリッジ投手。 さすがに今日の試合のように投手陣が大崩れすることはないでしょうから、 諦めずに着実に得点を積み重ねていって欲しいです。 明日こそはガンバレ、ライオンズ！！ |
| １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | １０ | 計 | （西）岸（５回１／３）−十亀（１回２／３） −サファテ（２回）−大石（２／３） （巨）菅野（９回）−西村（１回） （本）阿部１２号ソロ（６回裏） |
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| 西武 | ０ | ０ | ０ | １ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | １ | ||||
| 巨人 | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | １ | ０ | ０ | ０ | １× | ２ | ||||
| 「ライオンズの選手の足が１０〜１５センチ短ければ、試合は勝っていたはず」、 きっと後世の世界史ではそう教えられるはずでしょう（苦笑） ライオンズの選手はイケメン過ぎて、巨人の選手と比べると、１０〜１５センチは足が長いみたいです。 これにはさすがのクレオパトラもビックリでしょう（苦笑） なんなの？ あの主審、セリーグ審判部出身の有隅昭二？ 岸投手の外角低めストレートを始めとする球は低さでボール判定するのに、 巨人の菅野投手の外角のコースは仕方ないにしても、 終盤の明らかにストライクと言っていなかった球をストライクと言い出したり。 そりゃ片岡選手も渡辺監督も不満に思いますよ、明らかにストライクゾーンが違ってるじゃん。 そんなに巨人の選手は短足で、ライオンズの選手は足が長いんでしょうか？ 不思議です。 こうやって審判という第３の敵とも戦わなければいけないから、テレビ中継はダメですね。 ラジオの方が試合に集中できます。ラジオ万歳です（苦笑） …まぁ、そういう意味でも、審判をもねじ伏せるような完璧な勝ち方をしないと、 ライオンズは勝たせてもらえないわけですが、今日の試合はそういう戦い方ができませんでした。 最後の場面も併殺チェンジが一転してサヨナラ悪送球でしょう？ 勘弁してくれって感じです。 悪送球をした浅村選手は勿論、オーティズ選手も止められなかったのでしょうか？ 最高に悔いの残るミスでしたね… 熱戦だっただけに最悪ですわ… サヨナラの場面に関して言えば、攻め方は合っていたと思います。 先頭の立岡選手にはストレートを投げておけば問題なく、 １・３塁を締めて長打警戒の必要性もなかったと思うのですが、 警戒が裏目に出てファースト左を抜かれるヒットを許したのは誤算でしたが、 坂本選手の送りバントを防ぎ、阿部選手を歩かせ、ロペス選手の内野ゴロを防いだのは良かったはずです。 ＮＨＫの解説陣が大石投手を批判してましたが、それはキャッチャーに言えよ、って話です。 初球に内角高めストレートのボール球で入り、２球目・３球目とボール球のフォーク、 もうこのリードの組み立てからして歩かせＯＫですよ。 勝負に行くつもりなら、フォークではなく高めのストレートで勝負に行ってます。 あの場面はベンチも了承済みの作戦だったのは間違いないです。 別に大石投手は自滅するタイプではなく、ポップフライや内野ゴロ併殺が多い投手なので、 ロペス選手と勝負してセカンドゴロ併殺コースで計算通りだったのですが… 悪送球癖の浅村選手がこの場面でやってくれました… もう頼むよ、って感じですわ。 昨日の岩尾投手に続き、大石投手はとんだとばっちりですね… やはり守備は考えないといけません。
先発の岸投手はミニキャンプの成果もあって、 ストレートは１４０キロ前後ながらも立ち上がりからキレがありました。 立ち上がりをストレート中心で三者凡退に抑えるも、２回に先頭の阿部選手にヒットを許すと、 変化球中心のピッチングとなってしまい、組み立てにまだ不安を残していたのですが、 ４回表のピンチでの村田選手に少し抜けた高めのストレートで空振りを奪えたことで、 バッテリーが自信を持つことができ、代打の小笠原選手を含めて高めの吊り球を有効に使ったと思います。 これまではストレートを有効に使いきれていなかっただけに、バッテリーの進歩がようやく見られましたね。 ただ、審判とのストライクゾーンが合わずに、球数が嵩んでしまったこともあり、 ６回に入るとややストレートの力が落ちていたものの、阿部選手にストレートで攻め、 追い込んだのですが、最後に投げたチェンジアップが高めに抜けて棒球の失投となってしまい、 一発を許したのは誤算でした。あの１球が勿体無かったですね。 その後の交代はやや早いかなという感じもありましたが、 限界を迎えつつあっただけに、悪くないタイミングだったと思います。 これで岸投手は次の登板に向けても良いイメージを消さずにマウンドに上がれることでしょう。 配球を見ていると、もっと早めに勝負できていたと思うので、 もっとストレートを信じて投げるとともに、それを有効に使う組み立てを目指してもらいたいです。 復活の糸口は掴めましたね。次回登板こそは完全復活といって欲しいです。 打線に関して言えば、相手先発の菅野投手にしてやられました。 左打者には少しコントロールが甘くなることがあったものの、 右打者に対してはオーティズ選手の先制タイムリーの１球だけだったように思います。 高さが甘くなることはあっても、コースを間違えることはほとんどありませんでした。 あれだけコントロールが抜群に安定していると、攻略するのも難しいですね。 せめて左打者がなんとか突破口をと思ったのですが、 栗山選手と秋山選手は２安打・１安打１四球と結果を残したものの、 坂田選手が昨日に引き続きいまひとつの内容で、なかなか打線が繋がりませんでした。 明らかに引っ張りすぎだった９回は誤審判定に負けてしまった感じでしたし、 相手投手の良さと審判の判定に泣かされてしまいましたね、致し方ないです。 各選手の調子を見ていると、秋山選手はトップの位置が安定しつつあり、復調気配を感じましたが、 金子選手は相変わらずダメで、渡辺監督の決断が求められる時期に来ています。 片岡選手が試合途中から出ているなら、スタメン出場も行けるように思えるのですが… まだスタメンは無理なんでしょうか。 右の代打がいないというなら、スピリー選手を上げてもいいわけですし、温存せずに使って欲しいです。 片岡選手がまだ出られないというなら、ショートで永江選手や山崎浩司選手を使い、 浅村選手をセカンドに回した方がチームのためになるように思えます。 あと打順に関してなのですが、今季はなかなか自分の頭の中で理想オーダーが固まっていませんでしたが、 今日になってようやく構想が固まってきたので、私見を述べておこうかと思います。 １（一）浅村、２（二）片岡、３（左）栗山、４（指）中村剛也、５（中）秋山、 ６（三）ヘルマン、７（右）坂田、８（捕）炭谷、９（遊）永江ｏｒ金子 ２番打者の適任者が誰であるか考えると、片岡選手という結論に辿り着きました。 昨年までの片岡選手というと、積極的に打ちに行くものの、ポップフライが多く四球が少ないと、 ２番打者を任せるようなタイプではありませんでしたが、 今シーズンは積極的に打ちに行きつつも、ボールをよく見る場面が多く、粘り強くファールで粘ることもでき、 四球の数が例年に比べると非常に多くなっています。 元々、右打ちが上手く、適性はありましたが、淡白さがネックだっただけに、 それが解消されたのならば、片岡選手が最も適任だと言えましょう。 渡辺監督は左打者を２番に使いたがっていますが、左打者は好調でないと引っ張ることができないのに対し、 右打者は不調であっても技術があれば簡単に右へ転がすことができます。 右打ちの上手な右打者がいなかったからこその左打者起用だったわけですから、 今は片岡選手という適任者が出てきたので、ここは片岡選手に任せてもらいたいです。 そうなると、秋山選手の打順を下げることができ、 昨年よりも対左投手の成績は改善傾向にあるものの、栗山選手らと比べるとまだ劣るだけに、 できれば２人を離し、左に強い右打者を挟みたいので、秋山選手を５番、ヘルマン選手を６番とします。 ただ、ここら辺は流動的な要素が高く、７番の坂田選手と調子を比較しながらになるでしょう。 秋山選手には足があるので、基本的には坂田選手よりも前を打たせたいところですが、 最終的には確実性の高い方が５番打者を打てば良いと思います。 ショートに関して言えば、最終的には永江選手と金子選手の争いになると思われます。 現時点で守備を考えると金子選手には不安がありますが、 片岡選手がスタメン復帰すれば出番がなくなるだけに、２軍でみっちり鍛えるチャンスが生まれます。 浅村選手は交流戦でＤＨが使えない場合はショートで使わざるを得ませんが、 今日の試合でも分かるように、送球に難があるだけに、やっぱり心配です。 ファーストを基本線で起用しながら、将来的にはセカンドを守れるようにして欲しいです。 まだ高卒５年目の２３歳ですからね、守備を諦める年齢ではありません。 ということで、明日のＤＨ使用の理想オーダーは、 １（一）浅村、２（二）片岡、３（左）栗山、４（指）オーティズ、５（中）秋山、 ６（三）ヘルマン、７（右）坂田、８（捕）炭谷、９（遊）山崎浩司、です。 各選手の疲労度でＤＨの使い方も変わってくるでしょうが、基本的にはこんな形で守備を固めて欲しいです。 明日からは西武ドームに戻っての阪神２連戦です。 初戦の先発は涌井投手ですか。私は菊池雄星投手を固定させて良かったと思うのですが… 月曜日に試合がある時はあっても、日曜日に試合がないことはありませんからね。 固定させる投手が逆じゃないかと思えます。 裏を返せば、それだけ涌井投手の復調に期待しているわけで、 岸投手が復調した以上、２軍に最も近い先発投手は涌井投手であることは間違いないだけに、 明日の試合ではそんな不安を払拭してくれるようなピッチングを期待したいですね。 勝負どころをしっかりと抑え、エース復活といったピッチングを見せて欲しいです。 一方の阪神先発はエースの能見投手。 そう簡単に攻略できる投手だとは思いませんが、センターを中心に粘り強い攻撃をしていけば、 必ずチャンスは掴めると思いますので、チーム一丸となって攻略してもらいたいですね。 明日こそはガンバレ、ライオンズ！！ |
| １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 | （西）野上（６回）−岩尾（２／３） −中崎（１／３）−岡本洋介（１回） （巨）ホールトン（７回）−山口（１回）−青木（１回） （本）栗山３号２ラン（１回表） 阿部１１号３ラン（３回裏）、村田７号ソロ（６回裏） |
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| 西武 | ２ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ２ | ||||
| 巨人 | ０ | ０ | ３ | ０ | ０ | １ | ３ | ０ | × | ７ | ||||
| 今日は初回だけ、という試合でしたね。 せっかくの地上派中継が完全に巨人の引き立て役で終了、とほほ…という試合でした。とほほ… 先発の野上投手は立ち上がりから良くありませんでしたね。 見ていてピリッとしない感じで、日本テレビで解説していた桑田真澄氏の指摘が的確だったと思います。 ちょっと体が横振りになっていて、ストレートがシュート回転していた、それに尽きると思います。 武器となるチェンジアップの軌道も真っ直ぐ落ちるというよりも、斜め気味で落ちも浅かったですし、 今日の試合は決めきれない場面が多かったですよね。 結果的にやや体が開き気味になっていたことで、フォームバランスを崩し、 ボールの威力が半減してしまっていたように見えました。 まぁ、それでも序盤から何とか要所を抑えていたのですが… ３回裏の阿部選手の打席の攻め方はバッテリーが完全に間違っちゃいましたね。 カウント１−３とボール先行となってしまい、私は外角のチェンジアップでカウントを稼ぎ、 最後は低めのスローカーブで勝負し、最悪四球でも構わないと思っていたのですが、 投げたのは外角のストレート… 狭い東京ドームでそれは致命的ですよ。 投げた瞬間、「やっちまったな」という形で、なんとかフェンスオーバーしないことを祈りましたが… その次の打席では阿部選手をチェンジアップ・スローカーブの組み合わせでセンターフライに取っており、 やはり３回裏の阿部選手の打席は配球間違いだったように思います。 ６回裏の村田選手の場面も２アウトランナーなしでしたから、無理して勝負する必要もなく、 フルカウントながらもボール球で勝負していい場面でしたし、やや軽率だった感じがします。 次回登板に向けてはフォームの修正、特にストレートとカーブを主体に調整していけば、 体の横ブレは修正できると思いますから、その点を気をつけてもらいたいです。
打線も初回の栗山選手の２ランホームラン以外は良いところがなかった感じです。 チャンスがあったのは、５回表に１アウトから浅村選手がヒットと盗塁でチャンスを作った場面で、 ここで秋山・栗山選手が打って同点に追いついていたら、という感じでした。 あとは６回のヘルマン選手のショートゴロの判定がセーフだったら、 ホールトン投手はヘルマン選手の足を警戒せざるを得ず、好調の坂田選手と期待できただけに、 残念な判定間違いでした… まぁ、浅村選手の盗塁の判定でイーブンですかね… しゃーなし。 打者で気になったのは、ルーキーの金子選手ですね。もう限界です。 ４月は細身ながらも体の軸がしっかりとしていて、スイングをしても体の芯が折れなかったのですが、 今は内角の球にへにょっと曲がってしまい、ただ当てるだけのバッティングになってしまっています。 あだ名の「ねこ」じゃないんですから、スイングまで猫になってどうするんでしょうか。 明日からは片岡選手を７番セカンドでスタメン起用し、 金子選手は２軍で休養とともにみっちり練習させるべきだと思います。 このまま１軍に置いておいたとしても、好転する兆しは全くありませんね… それと秋山選手の打撃に余裕を感じません。 よく打撃の基本で脇を締めて打てと言われますが、あれは嘘です。 最終的には脇を締めて打つのですが、最初から脇を締めるとバットが止まらなくなります。 それが今の秋山選手で、ボールの見切りが早いですし、打撃が窮屈になっています。 気持ち程度にグリップエンドの位置を少し上げて、左打者なので後ろの左脇を空けておけば、 打撃のモーションに入った時に後ろでグリップの位置を固定することができ、ボールを長く見れます。 今はそれが全くできていないので、打撃に余裕がなく、ボール球にも手を出してしまうのでしょう。 おそらく、振り遅れるのが嫌なのでしょうが、左打者は別に振り遅れても問題ありませんから、 引っ張る意識よりはレフト方向へ流す意識で打った方が好結果に繋がると思われます。 リリーフ陣では３番手の中崎投手が最悪の内容で、１軍で活躍するためにはまだまだという感じです。 阿部選手を抑えるためにチャンスを貰ったのに、簡単にストレートの四球、 次のロペス選手にあわや満塁ホームランかというフェンス直撃打を打たれて失点と、最悪の結果でした。 投球フォームは２０００年代に西武で活躍した三井投手のような形で、 １４０キロ中盤のストレートに力はあるのですが、それだけで、コントロールや変化球はいまひとつ、 １軍では高低、もしくは内外角の投げ分け、どちらかができないと活躍は難しいです。 投げたら行き先はボールに聞いてくれではダメでしょう。もう一度、２軍からじっくり鍛え直しです。 一番被害を受けたのは２番手の岩尾投手で、本来なら１イニング無失点のところが、 ヘルマン選手の凡プレーによってアウトにならず、しかも野選なのでエラーとは違って自責が付き、 ２失点するという可哀想な結果に… そのまま続投していれば、阿部選手を抑えられたと思いますし、なんだかなぁという感じでした。 投球内容はフォークを控え、ストレートとスライダーのコンビネーションで、 それでもそれなりに抑えられることを示したのは一つの収穫だったと思います。 最後に投げた岡本洋介投手はナイスピッチングでしたね。 ストレートを内外角きっちりと投げ分けていましたし、スローカーブも良い抜きをしていました。 スライダーがあまり決まっていなかった点に課題を残すものの、ボール自体は素晴らしいですね。 スライダー・スローカーブ・シュートといった球をどう織り交ぜて打者を打ち取るのか、 そこが明確に定まってくれば、１軍でも十分活躍できると思います。 当面は敗戦処理でピッチングを覚えながら育てていけば、勝ち試合でも使えるようになると思います。 そんなわけで、投手野手ともに選手の入れ替えが必要な感じがします。 明日は岸投手を登録する必要があるので、中崎投手を抹消することになるでしょうが、 それでは左のリリーフが１人もいなくなってしまうだけに、金子選手も抹消して、 左の宮田投手か小石投手を昇格させるかもしれません。 左投手にとっては今が最高のチャンスなだけに、なんとかアピールしてもらいたいですね。 明日は岸投手が先発です。 ２週間程度の調整ということで、まだ不安は残っているものの、 ストレートの球質が戻っていれば、本来のピッチングに戻すことはできますので、 是非ともミニキャンプの成果を見せてもらいたいですね。 ストレートが生きてこそのカーブ・チェンジアップです。そこを見失わなければ、抑えられるはずです。 一方のジャイアンツ先発はルーキーの菅野投手。 前回は終盤に乱れたところがあるだけに、付け入る隙は十分あります。 投げる球もストレート・ツーシーム・カットボールと速い球を動かすタイプで球速差はあまりないだけに、 イメージとしては日ハムのウルフ投手に近く、 強引に引っ張らずにセンター中心に打ち返していけば、攻略できるはずです。 空中戦では巨人に勝てませんので、 ライオンズはピッチャー返しのセンター前ヒットの量産による地上戦で対抗して欲しいです。 明日こそはガンバレ、ライオンズ！！ |
| １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 | （西）牧田（７回）−サファテ（１回）−大石（１回） （ヤ）徳山（３回）−七條（２回）−押本（２回） −石山（２／３）−松岡（１／３）−山本（１回） （本）浅村４号先頭打者アーチ（１回表） 新田１号２ラン（７回裏） |
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| 西武 | １ | ０ | ２ | １ | ０ | ０ | ０ | １ | ４ | ９ | ||||
| ヤクルト | ０ | ０ | ０ | ０ | １ | ０ | ２ | ０ | ０ | ３ | ||||
| 今日の試合は序盤こそ拙攻気味でしたが、終盤に追い上げるヤクルトを一気に突き放すなど、 終わってみれば、９−３の快勝に終わった試合でした。 昨日のヤクルトは拙攻、今日はリリーフの不振、いずれも助けられた形ではありましたが、 交流戦を連勝スタートで飾ることができ、チームも持ち直してきた感がありますね。 打線を引っ張っているのは、浅村選手と坂田選手の２人ですね。 片岡選手の欠場後、金子選手が１番起用されるも結果が残せず、 昨年後半に１番を打っていた浅村選手が１番打者として起用されていますが、 今日の試合ではチームに勢いを付ける先頭打者ホームランに、 ４回には２アウトランナーなしからヒットで出塁、２塁への盗塁を決め、 秋山選手のタイムリーヒットで生還するして、貴重な追加点を奪い、 １点差に追い上げられた直後の８回表には押し出し四球を選ぶなど、 試合のポイントポイントで素晴らしい活躍を見せてくれました。 今日は課題のショートの守備も無難にこなしましたし、 リードオフマンとして素晴らしい活躍を見せてくれました。 ポイントゲッターとしては坂田選手が３回表に貴重な２点タイムリー２ベースを放つなど、 ４打数４安打で敬遠気味の四球の１つと大活躍を見せ、打率が４割に乗りました。 今日のヒットはレフト・左中間・レフト・センターと、外角を逆らわずに打ち返す打撃が目立ち、 バッティングの充実ぶりを感じさせてくれます。 ライトの守備も安定しており、今日は好返球でチームを救ってくれましたし、 主力選手の仲間入りを果たしつつありますね。 この交流戦で坂田選手の名前を広く知らしめて欲しいです。
先発の牧田投手はフォームの緩急を使いながらストレート中心で相手打線を封じ、 外国人打者にはカーブを交えたボールの緩急でも勝負するなど、幅広い投球を見せてくれました。 ただ、７回の新田選手のプロ初本塁打の献上は余計でしたね。 その前の岩村選手を２ストライクと早々に追い込みながらも決めきれずに四球を与えたりと、 ややこの回は投球内容も良くありませんでした。 ＷＢＣでの早い仕上がりと間髪入れずに公式戦に突入したことで、少し疲れもあるようですが、 今年は先発投手が充実していることもあり、中５日でフル回転させたりはしないでしょうから、 中６日もしくは中７日で余裕のあるローテで無理せずに投げていって欲しいです。 心配なのは登録抹消となったウィリアムス投手の状態です。 昨日の試合で登板がなかったのは左腕を痛めたという理由があったからだったんですね。 これで１軍のリリーフは実績のない中崎投手１人となり、相変わらず苦しい台所事情が続きます。 ただ、今年のセリーグは左打者に不調や故障者が多く、 各球団に左の主力選手が１人いるかどうかで、左のワンポイントの重要性は高くないだけに、 左のセットアッパーなしでも何とかなるかなという感じはしています。 もっとも、ウィリアムス投手なら左右に関係なく投げれますから、 まずはじっくりと休養し、再び１軍のマウンドに帰ってくることを期待したいです。 打者陣では浅村・坂田選手以外にも、秋山選手がタイムリーを含む２安打、 オーティズ選手も２安打を放つなど、一時の不調は完全に脱した印象です。 オーティズ選手は１打席目に右中間へ打ち返すなど、無理のない打撃ができていますし、 あとはホームランの１本でも出てくれれば、精神的にも楽になるかなという感じがしますね。 完全復調まではもう一歩といったところでしょう。 秋山選手はまだチャンスでの凡退もあって、良い打席と悪い打席がまだはっきりしていますが、 少しずつ調子が上がってきていることは間違いありません。 昨年は浅村選手との１・２番コンビで活躍しましたし、 秋山選手にとってやりやすい状況なのかもしれませんね。 ここからさらに調子が上がってくることを期待したいです。 また、代打の武山選手が横浜ベイスターズから移籍後の初打席でタイムリーヒットを放ちました。 強肩のキャッチャーではありますが、ライオンズで期待されているのは専ら打撃で、 ２軍でもキャッチャー以外にもファーストやサードを守るなど、幅広い起用がされており、 右の代打としても期待されている選手です。 今のライオンズでは炭谷選手の正捕手の座は固く、なかなかマスクを被るチャンスはないでしょうが、 右の代打は比較的手薄なだけに、第３捕手としてベンチを温める機会が多い選手が、 右の代打として計算できるようになることは、選手起用が大幅に楽になります。 終盤の右の代打として、緊急時の捕手として、高い需要を持つだけに、 武山選手が１軍定着してくれると、チームの戦力はさらに厚みが増すはずです。 それと、明るいニュースは片岡選手が代打で登場してヒットを放った後、守備に付いたことですね。 昨日は守りには付かずに交代となっただけに、少しずつではありますが良くなっているようです。 盗塁ができるようになるまではスタメンで使わないとのことですが、 １番打者としては当然そういう判断になるでしょうが、 例えば７番打者であれば、それほど足を使う必要性もないだけに、 守りに問題がなければスタメン復帰も十分考えられます。 逆に心配なのはルーキーの金子選手で、そろそろ潮時かなという感じもしてしまいます。 片岡選手が試合に出ないのであれば、まだスタメンのチャンスはあるでしょうが、 復帰後は他の選手が調子を上げていることもあって、スタメン出場は難しいでしょうね。 渡辺監督に親心があるなら、せめて東京ドームでの巨人戦は経験させてあげたいところですが、 長い目で考えれば、早めに登録抹消し、 ２軍でリフレッシュとショートの守備の練習に励むべきでしょう。 今後もショートのレギュラー争いは続いていくと思いますから、まだまだチャンスはあるはず。 さらにレベルアップして再度レギュラーへ挑戦してもらいたいです。 明日は予備日ですので、試合は組まれておらず、 金曜日からは東京ドームでの巨人２連戦、西武ドームでの阪神２連戦と、 セリーグの１・２位との４連戦となります。 巨人２連戦では岸投手が先発復帰するようで、さすがにまだ不安の方が強いのですが、 ミニキャンプによってストレートの力が戻っていれば、復活の可能性も高いだけに、 その成果を見せてもらいたいところですね。 今日のロッテ戦でも根元選手の打球がスタンドインしたりと、 相変わらず東京ドームの狭さを感じるシーンもあっただけに、 一発には重々注意して、相手打線を分断してもらいたいです。 相手の先発予想は巨人がホールトン投手とルーキーの菅野投手で、 阪神がエースの能見投手とスタンリッジ投手と主力との対戦が続きます。 それでもホールトン投手と菅野投手は前回の内容があまり良くなかっただけに、 付け入るチャンスは十分あり、センター中心の打撃で繋いでいけば、 得点を取るチャンスは十分あるはずです。 調子を上げつつある打線の奮起でチームを勝利に導いて欲しいですね。 明後日からもガンバレ、ライオンズ！！ |
| １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 | （西）十亀（４回）−岩尾（２回）−坂元（１回） −サファテ（１回）−大石（１回） （ヤ）村中（４回１／３）−ロマン（１回２／３）−石山（１回） −松岡（１回）−押本（２／３）−正田（１／３） （本）岩村３号２ラン（３回裏） |
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| 西武 | １ | ０ | ０ | １ | ２ | ０ | ０ | ０ | ０ | ４ | ||||
| ヤクルト | １ | ０ | ２ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ３ | ||||
| ３番手のピッチャーは私の中でいないことになっています（苦笑） まぁ、正直言いまして、ヤクルトの状態の悪さに助けられた形でしたね。 ライオンズも序盤は不運が重なったりして、チーム状態の悪さを認識させられましたが、 中盤以降はヤクルト打線の残塁の山で、拙攻に助けられた形でした。 色々と課題の多い試合ではありましたが、何はともあれ、勝って良かったです。 話を戻しまして、今日のヒーローはやっぱり２番手の岩尾投手でしょうね。 ５回表に先頭の十亀投手に代打の片岡選手を送り、そこを皮切りにチームは同点・逆転を果たし、 そのまま抑えればプロ初勝利が転がり込むという「美味しい場面」での登板となりましたが、 その美味しい蜜にやられることなく、味方のエラーにも動じずに無失点で抑えると、 ６回は先頭打者の四球や不運なヒットも重なって１アウト満塁のピンチを迎え、 一時はノースリーと押し出し寸前まで行きましたが、そこで踏み止まり、 低めのフォークと内角のストレートを武器に無失点で凌ぎ、今日の試合の流れを作り出しました。 プロ初勝利が消えるかどうかという場面でも、ポーカーフェイスで動じることなく、 低めを丁寧に攻める投球は見事で、結果以上に安定感がありました。 ３番手のノーアウト満塁を凌いだ坂元投手とは真逆で、 結果的に抑えたのではなく、抑える理由がある球を投げていました。 苦しいリリーフ陣に待望の孝行息子が登場した感じですね。 今日のピッチングならば、坂元投手の代わりに勝ちパターンを任せられます。 プロ初勝利を飾ったことですし、岩尾投手のプロ野球人生がまさに今日から始まった感じがしますね。
先発の十亀投手は調子自体は悪くなかったと思うのですが、リズムに乗れなかったと言いますか、 追い込んでからボールが甘くなったりして、 逆方向に打ち返すヤクルト打線の餌食になっていた感があります。 相手に左打者が少ないこともあって、シンカーをあまり投げず、カーブ中心の投球で、 バレンティン選手は上手く抑えたのですが、 その後の岩村選手に逆球のシンカーを捉えられてしまいました。 もう少し精神的に余裕が欲しかったというか、立ち上がりに躓いた時にどうテンポアップするのか、 次回に向けての課題にしてもらいたいですね。 ８回・９回を投げたサファテ投手と大石投手はナイスリリーフでした。 サファテ投手は１５０キロを超える角度のあるストレートで三者凡退に抑えるなど、 相手を全く寄せ付けず、完全復活を印象付ける内容でしたね。 前回は自滅して負けを喫した大石投手も、今日は相手打者ときっちり勝負ができ、 大学時代に慣れ親しんだ神宮球場のマウンドが合うのか、 ストレートをきっちりとコーナーに決め、ヒットを１本許したものの、危なげない投球でセーブを挙げました。 長田投手と岡本篤志投手、武隈投手と実績ある３人が同時に登録抹消となり、 リリーフ陣が不安視されていただけに、サファテ投手と大石投手の復調は非常に大きいです。 左腕のウィリアムス投手とプロ初勝利を挙げた岩尾投手の４人がいれば、 なんとかチームは上手く回ってくれるでしょうね。 昨日までは先発が７回を投げてくれないと厳しい状況でしたが、 今日の勝利によって６回を投げきってくれれば、それなりに計算が立つようになったと思います。 打線では不振だったオーティズ選手が先制の内野ゴロに勝ち越しタイムリーと、 ２安打２打点と結果を残し、４番打者争いになんとか踏み止まった形となりました。 もしも、今日の先発が右投手だったなら、オーティズ選手の出番は微妙だったわけで、 事実上のラストチャンスとも言える状況でよく結果を残してくれましたね。 明日は右の徳山投手ですが、今日の結果で引き続き４番起用されることでしょう。 今後こそ４番に相応しい活躍を見せて欲しいですね。 他にも不振だった秋山選手がヒットを放ち、送りバントもきっちり決めてくれ、 セカンドで初スタメンとなった金子選手が無難に守り、久々のヒットを放つなど、 調子の落ちていた選手に結果が残ったことは幸いです。 それでも結果的に４点で終わってしまったわけで、打線の繋がりはいまひとつですね。 １点を取った後の次の１点、そこを取れるかどうかが非常に重要になってきます。 それと存在感を放ったのは５回に代打で登場してヒットを放った片岡選手ですね。 連敗中のチームをどうにかしなければという気持ちが人一倍強く、 それがプレーとして前に出てくる選手です。 足の状態が芳しくなく、今日の試合でも走塁をこなしてホームインはしたものの、 その後は出場することなく交代し、まだまだ万全な状態とは言えないようですが、 そんな状況でも１軍に置いているのは、やはり片岡選手の気持ちの強さ・存在感があるためでしょう。 改めて片岡選手の存在の大きさを再確認する試合となりました。 …とはいえ、スタメンに関してはやっぱり不満の残るところで、 今日の試合でもショートで出場した浅村選手が悪送球エラーや記録に現れないミスをするなど、 一つ間違えれば、逆転されていたかもしれないシーンもあっただけに、 守備軽視なスタメンオーダーにはやはり問題があると言わざるを得ません。 ショートのレギュラー候補は浅村選手と永江選手となっていますが、今の２人を見ていると、 川崎選手が抜けた後のソフトバンクの明石選手と今宮選手の争いが浮かんできます。 打撃面で明石選手がリードしたものの、守備のミスによってファーストやサードに追いやられ、 守備の安定した今宮選手がショートのレギュラーを獲得し、 故障もありましたが、明石選手は守るポジションを失い、今では控え選手の扱いとなっています。 将来的に浅村選手がショートのレギュラーで居続けることが可能かと言えば疑問で、 最終的には永江選手やルーキーの金子選手に守備面で競り負ける可能性が高いと思われます。 そうなった時に浅村選手はそのまま居場所を失ってしまうのか、そこは非常に大きな問題で、 今日の試合でも２安打放つなど、打撃が非常に安定しており、 逆転した５回の役回りを見ても、１番だけでなく２番打者としても使えそうで、 どこの打順でも対応できるバッティング技術の高さを持っている選手です。 そんな浅村選手だからこそ、できるだけポジションを固定してあげたいところで、 ベストなのはグラブ捌きが上手なファーストなのですが、外国人選手との兼ね合いもあり、 現実的には故障がちな片岡選手に代わるセカンド、がベターな選択肢だと思われます。 片岡選手がセカンドのレギュラーに戻るのが一番良いわけですが、 チームに必要な戦力であることは変わらず、負担の少ないポジションに回す必要も出てくるだけに、 将来的にはサードへのコンバートを含めて考えなければいけない時が来ると思われます。 そういった将来像も考慮しながら、各選手の起用法を考えていって欲しいです。 明日は牧田投手が先発です。 おそらく相手のヤクルト打線は今日と同じくセンターから逆方向の打撃で繋いでくるでしょうから、 高低を上手に使いながら、辛抱強く投げてアウトを増やしていって欲しいですね。 一方のヤクルト先発はプロ初先発の徳山投手。 どんな投手なのか一切情報がありませんが、２軍の成績を見ると、打たせて捕るタイプなようなので、 強引には振りに行かず、基本通りのセンター返しで繋ぐバッティングで得点を積み重ねていって欲しいです。 明日もガンバレ、ライオンズ！！ |