1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)十亀(7回)−長田(2/3) −ウィリアムス(1/3)−大石(1回) (楽)菊池(3回1/3)−高堀(1回2/3) −福山(1回0/3)−片山(1回)−釜田(1回)ー小山(1回) |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | ||||
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 |
ドラフト1位コンビに結果が残って、正直ホッとしています(^^; 昨日は2009年ドラフト1位の菊池雄星投手が完封勝利を見せ、 今日の試合では2011年ドラフト1位の十亀投手が7回1失点の好投で勝利投手となり、 最後は2010年ドラフト1位の大石投手が三者凡退に締めてセーブを挙げるなど、 ここ2〜3年期待された投手が開花しつつあります。 一時はオリックスに抜かれましたが、再びチーム防御率がトップに返り咲いたことは確実で、 投手陣が安定した最大の理由は彼ら3人の成長でしょう。 若い力が花を咲かしたことが、スタートダッシュ成功の理由だと言えます。 その十亀投手ですが、今日は立ち上がりからコントロールが安定していて、 スライダーではなく緩いカーブとシンカーを多投しながら、全体的に低めにボールが集められていました。 ただ、2アウトから簡単に四球を出してしまったりと、余計なランナーを抱える場面もありました。 今日は左打者が多かったこともあって、外角一辺倒の配球になりがちで、 いつもなら右打者のインコースをもっと攻めるのに、今日はあまり見られなかったりと、 その点では配球を変えてきたのかなとも考えられますが、 左打者に対してはもう少し配球を工夫する必要があるように思えました。 それでも、 ランナーを出しながらも崩れず、粘り強い投球を見せてくれ、 前回の汚名を見事に返上してくれましたね。 まだ課題は残るものの、この内容と結果なら、先発ローテを十分任せられますね。 抑えの大石投手はストレート主体のピッチングで三者凡退に抑え、3セーブ目を挙げました。 ただ、今日は先頭打者にいきなりノースリーとしてしまい、「あれれ?」と思う場面もあったのですが、 大石投手が凄いのはそこから完全に開き直ることができ、 ど真ん中のストレートを打てるものなら打ってみろと放り込み、勝負できることですね。 歩かせることはせずに、相手がストレートを待っているところに、 敢えてストレートを投げ込んで打ち取る、こういう投球をしてくれると心強いです。 まだ抑えの本当の怖さが知らないからできる芸当なのかもしれませんが、 四球で崩れていってしまうよりは、一発ホームランを喰らってでも最小失点に抑える方が印象いいので、 今の気持ちを忘れずに積極的に打者と勝負していって欲しいですね。
打線は4回に集中打を見せて、一挙4点を奪って試合の主導権を握りました。 1巡目は初回に片岡選手が11球粘ったものの、 その後は積極的にストライクを取ってくる菊池保則投手の球を捉え切れずにファールになることが多く、 ノーヒットに封じられ、エラーによるランナー1人だけという寂しい結果でしたが、 2巡目に入った4回に先頭の秋山選手がヒットで出塁すると、 それまで簡単にストライクを取っていた菊池保則投手がボールを連発するようになって、 栗山選手が四球でチャンスを広げることになり、 4番のスピリー選手がセンター前に運ぶ来日初タイムリーを放って1点を先制し、 続くヘルマン選手がエンタイトルタイムリー2ベースでさらに1点を追加、 続く浅村選手も追い込まれてからライトへ犠牲フライを放ち、2塁ランナーも3塁へ進み、 金子選手の打席でワイルドピッチがあって、一挙4点を先制することに成功しました。 1人ランナーが出ただけで局面がこんなにも変わってしまう、 勿論、相手投手の経験不足という面もありますが、それだけ警戒する要素が多くなって、 簡単にストライクを取りにいけないのも間違いありません。 ランナーを置いてからの多彩な攻撃が相手投手にプレッシャーをかけています。 ただ、その後はチャンスを作るものの、次の1点を奪うことができませんでした。 最も大きなチャンスだったのが6回表の攻撃ですね。 先頭の浅村選手が2ベースヒットで出塁し、金子選手の送りバントで3塁へ進めて1アウト3塁となるも、 8番にスタメン起用された石川選手がワンボールからの外角高めチェンジアップに手を出してショートゴロ。 この場面で左打者の石川選手に期待されるのは引っ張りの打球なわけで、 センターからライト方向への犠牲フライや一二塁間へのゴロをチームは期待しているわけです。 右方向のゴロなら、まだ3塁ランナーが生還できる可能性が生まれますが、 左方向のゴロでは、ほぼ100%生還することがdけいません。 追い込まれてからは仕方ありませんが、それまでは引っ張れる打球を待つべきで、 簡単に外の変化球に手を出してしまったのは残念でなりません。 まぁ、菊池雄星投手と同期の若い選手なので、まだまだなのは分かりますが、 1歳年上の浅村選手や金子選手はそういったプレーがちゃんとできているわけで、 それができるかできないかがレギュラーの分かれ目となってきますから、 若いことを言い訳とせずに、しっかりとしたプレーを心がけて欲しいです。 投手の方では最初に書いたドラフト1位3人の他にも、岸投手と涌井投手、 リリーフでは長田投手がドラフト1位で活躍していますが、 野手の方ではドラフト3位指名の選手が大活躍をしています。 2012年ドラフト3位のルーキー・金子選手を始め、2010年ドラフト3位の秋山選手、 浅村選手も2008年ドラフト3位、 片岡選手は当時のドラフトが変則的で実質2人目の指名でしたが指名巡は3巡目、 逆に栗山選手は実質3人目の指名でしたが指名巡としては4巡目で入団しており、 スタメンレギュラーのうち半数以上がドラフト3位相当の位置で指名されています。 アマチュア時代は即戦力の評価が与えられるような選手ではありませんでしたが、 ライオンズのスカウトがしっかりと評価をし、2軍から叩き上げて育てた結果、 野手陣を支える原動力となっています。 ルーキーの金子選手が結果を残していることもあって、 改めてライオンズのドラフト3位の的中確率の高さに驚嘆させられますね。 火曜からは西武ドームに戻り、2位のオリックスとの3連戦となります。 前回は負け越してしまっただけに、今度はそのお返しをしたいところですね。 スピリー選手が結果を残しつつあることで、打線の流れはさらに良くなってきますし、 2軍での状態にもよりますが、大崎選手の再登録も可能となるだけに、 課題となっている8番打者の問題が解決に近づくかもしれません。 若いチームでまだまだ伸び白がありますし、貪欲に上を目指して戦っていって欲しいですね。 火曜からもガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)菊池雄星(9回) (楽)ダックワース(5回2/3)−片山(1回1/3) −福山(1回)−ハウザー(1回) |
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西武 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | ||||
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
昨日の試合とは打って変わってのにこやかな勝利となりましたね^-^; 先発の菊池雄星投手は、左投手のスピードが出やすいというKスタ宮城での球速表示ではあったものの、 常時140キロ後半をマークし、10球近く150キロ以上を計測、最速で153キロを出すなど、 ストレートに力があったのは勿論、今シーズン本格的に投げ出したチェンジアップも冴え渡り、 そこにスライダーとカーブを交えるピッチングで、素晴らしい投球内容を見せてくれました。 5回まではパーフェクト投球で、ショート内安打で記録は途切れたものの、 その後も変わらぬピッチングで、ヒット3本のうち内安打が2本という圧巻の結果でした。 最後は少し疲れを見せたのか、コントロールが甘くなる場面もありましたが、 打球が野手の正面を突くライナーになってくれ、無事にプロ初完封をすることができました。 今日のピッチングで、「左腕エース」の称号は確実なものとなったことでしょう。 あとはこのピッチングをどれだけ続けていけるかですね。 今のところは崩れる気配はなく、頼もしい投手に成長してくれたように思えます。 今思い返しますと、鳴り物入りで入団したものの、肩を壊すなどして1年目を棒に振るなど回り道をしたことで、 事情をよく知らない人からは心無い批判がなされたものですが、 2年目以降、地道に取り組んできた体力強化の成果もあって、大成しつつありますね。 ゴールデンルーキーだからということで、 目先の利益を優先して1年目から投げさせなくて良かった感じがします。 同じく抑えで花開きつつある大石投手にしてもそうですが、入団後は投球フォームに悩むことが多く、 ある意味、体ができていないために理想の投球フォームに追いついていかない面がありましたが、 体ができてきたことで、求める理想の形が実現できるようになってきた感じがします。 今年も他球団では高卒のゴールデンルーキーがいますが、 試合で使うことだけが近道ではないことを肝に銘じる必要があると思います。 結果的にではあるものの、菊池雄星投手は少し遠回りしたことが正解だった感じですね。
打線は、栗山選手が先制打を含む2本のタイムリーを放つなど3安打猛打賞、 ヘルマン選手がダメ押しタイムリーを含む3安打猛打賞、 打率が1割を切ろうとしていた炭谷選手がタイムリーを含む3安打猛打賞と持ち直すなど、 12安打6得点と打線が繋がりを見せました。 ただ、先発全員安打というわけではなく、大きかったのが7個の四死球ですね。 そのうち、片岡選手が2個の四球と犠打、秋山選手が3つの四死球を選んでおり、 2人ともノーヒットだったものの、頻繁に出塁したことで、打線の繋がりが途絶えることはありませんでした。 なかなかヒットの連打でチャンスを広げていくのは難しいだけに、 こういった四球を勝ち取ることも今の打線にとっては非常に重要なことです。 今日の試合では四球が一つ勝敗を分けましたね。 もう一つポイントとなったのが4回の浅村選手と金子選手の連続タイムリーですね。 3回にはノーアウト1塁で片岡選手に強攻させてピッチャーゴロ併殺に終わり、 その後に秋山選手が四球で出るも2塁盗塁を失敗してしまったり、 浅村選手が打つ直前には1アウト1・3塁でヘルマン選手が牽制タッチアウトになってしまうなど、 少し拙い攻撃が続いてしまっていました。 昨日の試合と同じように、ここで点数を取っておかないと、試合がややこしくなりかねない、 そういう場面だったのですが、ここで昨日ブレーキとなった浅村選手がタイムリー2ベースを放って、 味方の悪い流れを完全に断ち切り、さらに金子選手のタイムリーヒットで逆に勢いを付けてくれました。 この2点が今日の試合を決着づけたといっても過言ではないと思います。 味方のミスを他の野手が取り返す、これは大きなチームの力となりますね。 不振だった炭谷選手も結果を残し、打線は充実しつつありますが、 その中で唯一蚊帳の外だったのがスピリー選手です。 今日で1軍昇格から3試合目ですから、そろそろ結果を求めたいところですが、ここまでは1安打のみ。 選球眼は非常に良く、バットが体に巻きつくように出てくるので、最後までボールを見れますし、 打球方向もセンターから右へ打ち返すことが多く、その点は評価が高いのですが、 今のところはミート率が低く、ライトへ上がっても犠牲フライにならない程度しか飛ばなかったりと、 成功率が決して高くない状態です。 少し打撃フォームが気になって調べてみたら、 3月14日のオープン戦ではオーティズ選手のような立ち姿でしたが、 今は深めに構えてから足を引き付けて上げるフォームに変わっているようです。 メジャー時代の映像を見てみると、今のフォームに近いようなので、それが本来のフォームなのでしょう。 ただ、メジャー時代のフォームとの違いは頭で、足を上げて引き付けても頭の角度はほとんど動かず、 故に視線がブレずに打球をしっかりと捉えたり、最後まで見ることができていましたが、 今は引き付けた時に頭が結構動いているように見えます。 もう少し足の上げ幅を小さくし、上体がブレないようにすれば、結果を残せると思うのですが… 阪神のマートン選手の打撃フォームやソフトバンクの松田選手のフォームが参考になると思うので、 それらを参考にしながら、打撃フォームの微調整をして欲しいですね。 それができさえすれば、3割以上は確実に打ってくれると思います。 明日は十亀投手が先発です。 前回は自身の送球エラーから一気に崩れてしまっただけに、 明日はミスがあっても粘り強い投球を心がけて欲しいですね。 月曜日の日記は菊池雄星投手を中心に、大石投手と十亀投手らドラフト1位投手の開花が躍進の理由、 と銘打つ予定でいるので、同じドラ1組として恥じない結果をお願いします(^^; 一方の楽天先発は菊池保則投手。 3年前の優勝目前でソフトバンクに逆転され、最後に楽天の菊池投手に抑えられてしまい、 プロ初勝利を献上して、優勝の願いが完全に断たれたことは今でも忘れません。 速いストレートとスライダー、フォークが武器の投手ですが、コントロールにバラつきがあるので、 これまでの試合と同様に、ボール球に手を出さず、じっくりと攻撃していけばチャンスは掴めるはずです。 あの時の強力ながらも空回りしていた打線とは違った粘り強い繋ぎの野球で攻略して欲しいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)岸(7回)−長田(1回) (楽)則本(6回)−ハウザー(1/3) −高堀(2/3)−小山(1回)−青山(1回) (本)秋山3号ソロ(3回表) |
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西武 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | × | 3 |
今日の敗戦はショックですね… 敢えて敗因を挙げるなら、試合前半に点数を取れるところで取れなかったことでしょうが、 それでも今日の岸投手ならば、2点で十分どころか、 ノーヒットノーランをやってもおかしくない内容だったと思うのですが… 5回までは素晴らしい内容だったのに… うーん… 首をひねってしまいます… 痛かったのは言うまでもなく、6回裏の高須選手の三振振り逃げホームインですが、 どちらも責めることもできません。 こういう場面で炭谷捕手が止めてくれるキャッチャーになるのが一番なわけですが… しかし、三振振り逃げって一番痛いですよね。まだ普通のワイルドピッチの方がマシ。 いつも思いますが、振り逃げってとんでもないルールですよね(苦笑) 配球も変化球に偏りがあったものの、藤田・高須・ジョーンズ選手らを考えれば、 配球は間違っていませんし、嶋選手も1アウト3塁という場面からすれば、正しいです。 ただ、今日の試合に限ったことではなく、 岸投手が試合中盤に失点しやすいのは変化球に頼りすぎだからかもしれません。 試合序盤は比較的ストレートで押すこともあるので、配球傾向は出ないでしょうが、 おそらく試合中盤では変化球が多いという配球分析がされているのでしょう。 昨日の涌井投手のように、試合終盤でギアを入れ替えて、 ストレートで相手打者をねじ伏せるようなところが欲しい気がします。 キレのあるストレートを持っているのですから、高めの吊り球として使ったり、 インハイやアウトローへビシッと投げれば、全く違った印象を与えるように思います。 涌井投手を真似るのは難しいなら、中日の吉見投手ですかね。 ピンチでもしっかりとアウトローへ集められる制球力を見習って欲しいです。 困ったらカーブでは狙いが絞られやすくなるだけで、 もう少し配球パターンというか、引き出しを増やしてもらいたいです。 最近はちょっとカーブが多すぎる気がします。 投げると思わせておいて投げないぐらいがちょうどいいんですよ。 そんなわけで、バッテリーはもう一度配球を洗い直し、 特に試合中盤のピンチの組み立てにもう一工夫してもらいたいです。 しかし、この試合をひっくり返すんだから、今年の楽天は強いですね。 ソフトバンク同様に決して油断することなく、完璧なゲーム運びを心がけたいところです。
打線は昨日と同じく、しぶとい攻撃で7四球を勝ち取り、得点に繋げたわけですが、 今日は浅村選手がブレーキになってしまい、あと一本が出ない展開となってしまいました。 特に3つの四球で掴んだ5回の1アウト満塁のチャンスは是が非でも1点が欲しかったですね。 最低でも犠牲フライを放って欲しかったところ。 ここで点数を取れなかったことが後々に響いてしまった気がします。 ただ、それでも攻撃の狙い自体は間違っていませんし、 相手バッテリーにも十分プレッシャーを与えられたと思いますので、 今の攻撃の形を続けていってもらいたいです。 チャンスであと一本が打てなかった浅村選手は悔しいと思いますが、こういう日もあります。 こういう日をできるだけ少なくするために、日々の備えをしっかりとしておいて欲しいですね。 明日は菊池雄星投手が先発です。 今シーズンは抜群の内容を残していますから、明日も安定した内容で試合を作り、 左のエースの座を不動のものとして欲しいですね。 ただ、楽天打線が油断できないことは今日の試合で重々分かっただけに、 試合中盤から終盤にかけてのピッチングには気をつけて欲しいです。 一方の楽天先発はダックワース投手。 今年は安定した内容が続いており、昨年もそれほど打てたイメージがないのですが、 昨年までとは打線のイメージも変わっていますし、 粘り強い攻撃に機動力を絡めて行けば、チャンスは掴めるはずです。 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)涌井(9回) (ロ)唐川(6回2/3)−中後(0/3) −中郷(1回1/3)−伊藤(1回) |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | ||||
ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ようやく唐川投手に土を付けました。8連敗でストップ。そんなに負けてたのかよ(苦笑) もっとも、最近は攻略しかけるところまで行っていたものの、 そういう時に限って先発投手が大量失点で負けてしまうといった感じでしたが、 今日は投打がガッチリと噛み合っての勝利でした。あっぱれです! 今日の試合のポイントとなったのは、スピリー選手の4番起用ですね。 昨日の試合でオーティズ選手に代打を出したことで、1軍登録抹消は予想できましたし、 スピリー選手の昇格の可能性は高いと思われました。 ただ、いきなり4番に入れるとは思わず、 スタメン起用するとしても、ヘルマン選手らの打順を上げて7番で様子を見ると思ってました。 それが様子を見ることなく、いきなりの4番起用には驚かされました。 オープン戦では打率はそれほど高くありませんでしたが、 首脳陣が適性をしっかりと見ていたということでしょう。 まぁ、それだけ評価しているのなら、 3連戦の頭の火曜日にサファテ投手と入れ替えておいて欲しかった気もしますけどね(苦笑) そのスピリー選手ですが、今日の試合では6回に1安打を放ち、 ヘルマン選手のタイムリーのお膳立てをしただけなのですが、 4番にスピリー選手が入ったことで、昨日までと明らかに打線の流れが変わりました。 これまでは4番のオーティズ選手で切れていた打線が繋がり、 5番のヘルマン選手にチャンスが回ることになり、今日の試合では2本のタイムリーと活躍、 分断されていた5番以降と流れが直結するようになりました。 スピリー選手の特徴としては選球眼がよく、ボール球に手を出さないことが挙げられます。 それは今日の試合でも変わることなく、相手が誘ってくるところも冷静に見極め、 強引に振りにはいかず、センターを中心に打ち返す打撃を心がけていましたね。 昨日までの試合とは明らかに相手投手の投げる球数が違い、打線全体が粘り強くなりました。 ヘルマン選手も今年は時折見られた粗っぽさがなく、 昨年などは中軸で起用されると、少し大振りになって外のボール球に手を出すこともありましたが、 今年は長打を狙わずにセンター返しの打撃を徹底しており、選球眼も良いです。 3番の栗山選手からスピリー選手、ヘルマン選手と選球眼の良い打者が続くだけに、 相手投手からすると、ホームランの怖さはなくとも、 ボール球に手を出さずに嫌らしいと感じる打者が続くことになります。 今までの3番中島・4番中村選手のようなイメージと明らかに異なりますが、 繋ぎのクリーンナップもなかなかに嫌らしいものがありますね。 もし、あなたが投手で先頭打者の片岡選手を塁に出してしまったと考えてください。 2番に長打を含めてなんでもできる秋山選手がいて、 3番栗山・4番スピリー・5番ヘルマン選手は選球眼が良くてセンター中心に弾き返してきて、 6番の浅村選手は積極性と粘り強さを兼ね備えた打者で、 7番の金子選手には思い切りの良さがある。 全くもって息をつく暇がありません。 同時に片岡選手の足を始め、盗塁やエンドラン・バントといった作戦にも警戒しなければならず、 スピリー選手以外はいつ走ってもおかしくなく、特にヘルマン選手は高い盗塁成功率を持ち、 浅村選手も相手の隙を突くのが上手で、金子選手にはスピードがあります。 選球眼の良い打者が多いのでカウントが悪くなれば、ランエンドヒットの形となり、 2アウトからでも点数が入りやすくなる。 怖さは感じないものの、色々と考えなければならないことが多く、 相手にしていて嫌だなと感じる打線になりました。 スピリー選手が昇格即4番打者としてスムーズに嵌ったことが、今日の試合の勝因でしょう。
もう一人の勝利の立役者は完投勝利を挙げた涌井投手ですね。 2回に4連打を浴びるなど、大きく崩れかけるシーンもあったのですが、 サブロー選手のライトラバーフェンスの上に乗っかるという珍プレーがありながらも、 ライトの金子選手が冷静に処理し、中継プレーもしっかりと繋ぐことができ、本塁タッチアウトに。 このプレーで本来なら乗っていかなければならなかったのですが、 清田選手に甘く入ったスライダーを打たれて1点を失い、 その後も危うい場面もあったのですが、なんとか後続を切って1点止まりに抑えてくれました。 3回以降は2回のピッチングが嘘だったかのような内容で、 前回登板と同じく、右打者にはカーブ、左打者にはチェンジアップを多めに混ぜ、 ロッテ打線の早打ちにも助けられる形で、スイスイと投げていき、 7回・8回はランナーを出したものの、そこからアクセルを踏んで、 最速146キロのストレートを投げるなど、ピンチを力で抑え込み、2年ぶりの完投勝利を挙げました。 終盤のピンチでギアをワンランク上げて抑えられる辺りが野上投手ら若い投手との違いでしょう。 序盤は少しモタモタしたものの、終盤の投球は若い投手との格の違いを見せ付けましたね。 あとは立ち上がりのピッチング、特にスライダーの制御は引き続いての課題で、 そこがスムーズに行くようになれば、エース復活と言っていいと思います。 それにしても、木曜日の涌井投手が完投してくれるのはチームにとって大きいですね。 カードの頭で、火曜日に登板して完投しても、月曜はリリーフが休めるだけに大きく影響しませんが、 木曜日に完投してくれると、リリーフの3連投を防ぐことができ、 金曜日からの戦い方にも幅が出てきます。 まぁ、岸投手と牧田投手ら他に安定感ある投手がいるからこそなのですが、 涌井投手がこの位置に居てくれるのはチームに相乗効果を与えてくれますね。 打線は最初に書いたように、スピリー選手が4番に入ったことで流れが良くなり、 走者が出ると、進塁打や盗塁、エンドラン(ファール)、 送りバントと見せかけて盗塁で、その後に送りバントしたり、 偽装スクイズを見せた後、スリーバントスクイズ(結果はファールで失敗)をしてみたりと、 多彩な攻撃でロッテの投手陣に襲い掛かりました。 今では高校野球のチームよりもライオンズの方がスクイズする確率は高いでしょうね(^^; 小技といえども、これだけ多彩な攻撃になると、 相手も考えることが多くなり、プレッシャーになることは間違いありません。 打者個人では、片岡選手が勝ち越しタイムリーを放つなど3安打猛打賞の活躍を見せ、 切り込み隊長としても、ポイントゲッターとしても役割を果たしてくれました。 開幕カード以降は少し調子を落とし、打線のブレーキになることもありましたが、 ここに来て再び調子を上げてきてくれましたね。 他にもヘルマン選手が2本のタイムリーを含む3安打猛打賞で、 前述のように強引さがなく、センターを中心に弾き返し、ボール球に手を出さない姿勢は見事です。 栗山選手に近い選球眼の良さになってきましたね。 今年は四球も多めですし、昨年よりもさらに良くなっています。 ルーキーの金子選手もチャンスでタイムリー3ベースを放つ活躍を見せましたし、 1〜7番は非常に良い形となっています。 あとは8・9番が課題となりますが、炭谷選手が打ってくれれば、 もう一人は守備優先の選手起用ができるのですが… 炭谷選手が打たない限り、永江選手を使うことができず、 当面は金子選手をショートで使いながら、「らいぱち(ライトで8番)」を模索する形となりそうです。 まだ炭谷選手の打撃があまり良くないだけに、 明日は岸投手の気分転換も兼ねて星孝典選手を使う可能性もあるかもしれません。 明日からは楽天との3連戦で、岸投手が先発です。 まだ今シーズンの勝ち星がないだけに、特徴であるしなやかな腕の振りで、 キレのあるストレートを思い切って投げ込んで欲しいですね。 岸投手はストレートがキレてこそ、カーブやチェンジアップが生きるわけですから、 結果を恐れずに打者に向かっていくピッチングを期待したいです。 一方の楽天先発はルーキーの則本投手。 まだイメージは掴めていませんが、特徴あるスライダーが武器の投手で、 配球はそれほど多彩とは言えませんから、直球とスライダー、どちらかに絞って対応して欲しいです。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)野上(7回1/3)−ウィリアムス(0/3) −岡本篤志(2/3)−大石(1回) (ロ)藤岡(7回0/3)−中後(1/3) −荻野(2/3)−上野(1回) |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 4 | ||||
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
いや… この試合展開なら完封してくれよ、という感じですね(^^; それでも今日の野上投手は、初回にホワイトセル選手を警戒しすぎて四球を出す以外は、 ボールが低めに集められており、コントロールが安定していて危なげない内容でした。 キレのあるストレートとカーブ・チェンジアップとの緩急は見事でしたね。 味方打線がなかなk点数を取ってくれませんでしたが、 球数がそう多くなかったので、野上投手自身は焦る気持ちがなかったでしょうし、 そこで7回に先制点が入り、8回に追加点・ダメ押し点と入ったわけですから、 プロ初完封に向けて「美味しい」展開になりつつあったのですが… 8回の角中選手に対するストレートの四球がねぇ… それまでコントロールが良かっただけに勿体無かったです。 ただ、今の調子ならいくらでもチャンスがありそうな感じですので、 欲張らずに今の安定したピッチングを続けられるように努めて欲しいですね。 そこからは昨日の試合を反省してか、早めの継投になったわけですが、 2番手のウィリアムス投手が誤算で、井口選手にタイムリー、 代打のサブロー選手に四球を出すなど散々… 試合が怪しくなってきたところで、3番手の岡本篤志投手が登板し、 フォークボールを軸に見事な火消し! ピンチでは抜群の強さを見せてくれますね。緊張感がないとダメなタイプなのかしら(^^; 最後は抑えの大石投手が、代打の今江選手にヒットを打たれたものの、 危なげない投球内容で無失点に抑え、2セーブ目。 誤算はあったものの、攻めの継投がリリーフ陣にも攻めの投球をさせることに繋がり、 最終的には良い形で逃げ切れたと思います。 そういう意味では大石投手は絶対に逃げないからいいですよね。 四球を出すくらいなら、ど真ん中でも打てるものなら打ってみろという潔さが良いです。 実力的にはまだこれからですが、精神面では抑えとしての適性を見せています。 こういう形で実績が伴っていけば、守護神として存在感を発揮してくることでしょう。
打線に関して言えば、正直ラッキーだったな、というのが率直な感想です。 移籍後初スタメンとなった山崎浩司選手の7回のタイムリーヒットも、 完全にスイングした打球ではなく、合わせた感じの打球が良い所に落ちてくれたわけですし、 8回の今日3本目のヒットとなった浅村選手のタイムリーも相手のミスに助けられた形です。 それ以外はヘルマン選手の犠牲フライだけなわけですから、打ち勝ったわけではないです。 ただ、相手の藤岡投手にとって、ライオンズの機動力は脅威だったのは間違いありません。 5回の1アウト1塁での栗山選手に対するストレートの四球、 8回のノーアウト1塁での秋山選手に対するストレートの四球、 いずれも俊足のランナーを1塁に置いて、バント・エンドラン・盗塁と色々と考えられるケースで、 相手の方が警戒するあまりに先に崩れてくれました。 ロッテの藤岡投手が好投していても1イニングで崩れてしまうのは、 こういうところがあるからなのでしょうね。 そういう意味では、ライオンズがここまでやってきた野球が、 上手く相手にプレッシャーをかけていると言えると思います。 ノーアウト・1アウトでランナーを置くと、ライオンズの打線は強いですね。 でも、逆にランナーが出ない状態だと、打線の弱さは否定できないわけで… 昨日の試合の感想で、渡辺監督が「打線の仕掛けが遅い」とコメントしたようですが、 それはちょっと違うと言いますか… 仕掛けが早くてもそんなもんじゃないでしょうか(苦笑) 昨年までの打線なら、爆発する主力選手がいるので、「打線の仕掛けが遅い」は当てはまりますが、 今年はそういった爆発す選手がいるわけではないので、 「仕掛けが遅い」が指すのはあくまで作戦的な内容で、 バント・エンドラン・盗塁といった機動力や打者の粘り、センター方向への基本的な打撃を指し、 それが徹底できるかどうかはベンチの指示と相手投手の状態によるので、 ちょっとイメージとは違っているような感じもします。 おそらく、試合前のミーティングで吉見投手対策を立てていたのだと思いますが、 それが試合前半は徹底されなかったのでしょうね、そういうところの不満から来るコメントなのでしょう。 で、話を戻しますと、個人の能力ではなかんか得点できないだけに、打順が重要になってきます。 今日の試合で4番を打ってきたオーティズ選手に代打の嶋選手が送られるという衝撃があり、 最低でも4番降格、最悪なら登録抹消で再調整という可能性が高いと思われます。 打つための4番打者で、外国人、しかもDH、これだけ「お前に任せる」という要素が強い役割に、 チャンスで代打を送ることは、それを完全否定したことになるわけで、 4番失格の烙印を押したということでしょう。 もっとも、オーティズ選手が戦力外というわけではなく、毎年春先は状態が良くなく、 暑くなってくるとともに調子を上げていく選手なので、必要な戦力であることは変わりません。 今日は夜になって冷え込みましたし、西武ドームもまだまだ寒い時期、 5月になって暖かくなってきた頃に本調子となることを期待したいです。 ということで、打順を組み替えてくると思われますが、 オープン戦でテストしたケースから考えてみても、ヘルマン選手を4番に上げ、 5番を浅村選手と1つずつ打順を上げる形になると思われます。 明日は右の唐川投手が先発なので、左打者を多めに入れようと嶋選手のスタメンもありえますが、 上位打線は実績のある選手で固めると予想されます。 個人的には好調の浅村選手を4番に起用してもいいと思いますが、 問題なのは打順ではなく、好調の秋山選手との「距離」にあるわけで、 今までの2番秋山・6番浅村選手では、2人が完全に切り離されてしまっていましたが、 2番秋山・5番浅村選手なら、秋山選手が先頭打者で出塁すれば、 併殺にならない限りは浅村選手に打席が回るので、同じ打線の流れの中で打つことができます。 つまり、秋山選手と浅村選手を打者3人以内に配置しておけばOKということです。 仮に秋山選手が1番なら、浅村選手を4番にするということです。 現状では片岡選手に復調の気配があるので、1・2番の入れ替えはなくなりましたので、 秋山選手が2番固定なら、単純に打順を1つずらすだけで済みます。 明日以降の予想基本オーダーは、 1(二)片岡、2(中)秋山、3(左)栗山、4(三)ヘルマン、5(一)浅村、 6(右)金子、7(指)スピリー・大崎、8(捕)炭谷、9(遊)永江 大崎選手の再登録まではまだ時間がありますし、スピリー選手を登録するかも未定なので、 下位打線は何とも言えないところですが、 7番打者次第では打線の繋がりはこれまでよりも良くなることは間違いありません。 ただ、ちょっと打線の流れが変わりすぎるのがどう出るか。 今までは4番打者で切れて、5番から再スタートすることが多かったので、 スムーズに繋がるのか、5番以降が寸断される結果となるのかは、試してみないと分かりません。 明日は涌井投手が先発です。 前回は序盤に苦しみながらも、中盤からは立ち直って新しい投球を見せてくれただけに、 明日は序盤から安定感あるピッチングを見せて欲しいですね。 スライダーのキレが戻っているのかどうか、 それともカーブを投球の軸に据えるのかどうか、明日のピッチングに注目です。 一方のロッテ先発は唐川投手。 イメージ的には非常に嫌な相手なのですが、前回登板は終盤に打ち込まれているだけに、 球数を投げさせるなど粘り強い攻撃をしていけば、チャンスが生まれるはずです。 西武キラーのイメージを払拭するためにも、今季初対戦となる明日はしっかりと攻略て欲しいです。 昨年までの引っ張り専門の打線とは違いますから、 センターを中心に打ち返していけば、攻略もできるはずです。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)牧田(6回)−長田(2/3) −ウィリアムス(1/3)−サファテ(1回) (ロ)吉見(5回2/3)−中郷(1回1/3) −南(1/3)−松永(2/3)−益田(1回) |
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西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | ||||
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | × | 3 |
今日は監督の采配で落とした試合でしたね…ズルズル行かなきゃいいんですが… 個人的には選手の入れ替えや打順、野手の選手起用など色々と不満はありますが、 今日の試合ではっきりと言えるのは7回の継投失敗ですね。 7回表に片岡選手の足で稼ぐ1点を取り、牧田投手から長田投手にスイッチしたまではいいのですが、 その長田投手が誤算で、2アウトから3連打を食らって同点に追いつかれてしまいました。 その後、満塁にまでなってしまい、慌ててウィリアムス投手をマウンドに送るも押し出し死球… 一気にチームの士気が落ちてしまった瞬間でしたね… まず、監督の思惑を考えてみますと、長田投手が7番からの打順で三者凡退、 もしくはランナー1人まではOKと考えていたことは間違いなく、 そうなれば8回は1番根元選手か2番角中選手からで、左のウィリアムス投手を投入し、 4番ホワイトセル投手まで投げさせることができたはずでした。 ところが、長田投手が2アウトからランナーを2人出したことで、計算に狂いが生じてしまったわけです。 で、問題となるのは角中選手を迎える場面でウィリアムス投手の投入の是非です。 この回が勝負所で、イニングまたぎの登板でも構わないと考えれば、 ウィリアムス投手の投入は可能だったはずです。 実際に今季の成績を見ると、角中選手は左に分が悪いので、 先を考えないならば、ウィリアムス投手をつぎ込むべき場面でした。 ただ、シーズン序盤なのでイニングまたぎはまだしないと考えていた場合、 8回はサファテ投手に、9回は大石投手に任せることになり、一抹の不安は残ります。 結果、後に残る2人の投手と長田投手と天秤をかけたところ、 長田投手の信頼感が勝り、続投の考えに至ったのでしょう。 それはそれで分からなくもありません。 しかし、それは「あわよくば」の考えに過ぎず、この場面を大事にしていません。 ベストを尽くしていない「後手後手」の継投となってしまったわけです。 実際に角中選手に同点タイムリーを打たれ、満塁になった後、ウィリアムス投手を使ってますが、 仮に同点のまま終わっていたとしたら、8回はどうしていたんでしょうか? 同じようにウィリアムス投手を代えていたのか、続投だったのか。 そこら辺のベンチの考えがよく分かりません。 結果的にウィリアムス投手を使ってしまったわけですから、早めに出しすべきだったように思います。 そもそも、継投は後ろから考えていくべきなのに、 不安だから後ろに投手を取っておくという考え方は継投として成立し得ません。 そんなことをするなら、ウィリアムス投手を抑えに固定すればいいんですよ。 後ろの投手を信頼してるからこそ、その前の継投も考えられるわけで、 抑えという前提条件が不確かでは計算になりえません。 なんとか9回まで繋いだけれど、大石投手が打たれてしまった、それはそれで仕方ないじゃないですか。 抑え投手まで繋いで逆転されたのだから割り切りましょう。現状、他に適任者がいないわけですし。 だけど、今シーズン何も失敗していないのに、あたかも失敗するかのような決め付けはよくないです。 大石投手が抑えてくれるかもしれませんし、そこは不安でもその心を押し殺し、 抑えとして使っている以上は信頼を持ってマウンドへ送るべきです。 それが、セーブの付く場面で大石投手ではなくウィリアムス投手をマウンドに送ったりと、 ブレているようでは継投の上手くいきませんよ。 そういった抑えへの漠然とした不安が、歪みとなって今日の継投失敗に繋がったように思えます。 抑えを大石投手で行くなら、ウィリアムス投手を左のセットアッパーとして固定して使ってください。 あわよくばという考えの下で、抑えで使おうと思わないでください。 勝負どころのセットアッパーとして使いなさい。 もし、大石投手の抑えが不安だというなら、ウィリアムス投手を抑えに固定してください。 8回を大石投手に任せ、左のワンポイント候補を新たに作るか、トレード等で獲得してください。 継投の迷いはそのまま勝敗に直結しますから、今のような曖昧な気持ちだけは止めてもらいたいですね。
攻撃の問題としては6回表のチャンスで熊代選手に代打を送れなかったことですね。 2アウト満塁というチャンスでしたので、本来なら左の代打が起用される場面でした。 熊代選手は昨年までスイッチヒッターに挑戦していましたが、 オープン戦終盤から本来の右打ちに集中することになり、まだ右対右の対戦は豊富ではありません。 そういった事情を考えてみても、左の嶋選手が出てくると思っていたのですが、結果はそのまま。 考えるに、今日の千葉マリンは風がいつも以上に強く、 大石投手を始めとするリリーフ陣はフライアウトを打たせるタイプが多いので、 接戦で強風下の経験のない外野手は使いづらく、 できるだけ熊代選手を残しておきたい気持ちがあったのかもしれません。 でも、それなら最初から右の外野手をもう一人補充しとけよって話ですよね。 なんでピッチャー上げるの? まぁ、左投手は必要ですが、少なくとも今日は必要としなかったはずです。 この攻撃の場面も消極的だったと言いますか、後手な印象が強かったですね。 8回の代打攻勢は1点負けていることを考えれば、当然のことなのですが、 出てくる右の代打が貧相なのが泣けてきますね… 山崎浩司選手までは分かるのですが、炭谷選手に同じ捕手の星孝典選手を代打に送るのって… 同じ右打者で同じキャッチャー、代打を送られる方は情けないですよね… それが今の炭谷選手の打撃の信頼度なのですが、これはあまりに情けない… もう少し野手を計画的に使って欲しい気持ちがありますね。 左投手が先発することは前日に分かっているはずなのに、どうして右打者を用意してないの? スピリー選手はまだ早いと考えたとしても、米野選手や高山選手はダメだったのでしょうか? 今日の試合は継投も攻撃も腑に落ちないことばかりでした… 収穫としては片岡選手が初盗塁を記録したことでしょうね。 開幕戦以降はなかなかヒットが続かず、1試合に1度出塁できるかどうかでしたが、 今日は2本のヒットを放った上に、今シーズン初盗塁を決めてくれました。 これまでは塁に出ても走る気配がなく、牽制タッチアウトが1度あった程度で、 盗塁へのトライさえまだ行われていませんでした。 まだ片岡選手の走るイメージが植え付いてるから、これまでは塁に出ても警戒されてきましたが、 試合が進むにつれて実際は走らないと思われてしまえば、片岡選手の1番起用の意味がありません。 そういう意味でも、片岡選手の足が復活したことを印象付けた今日の初盗塁は非常に大きいです。 実際にどれだけ走れるのかはまだ分かりませんが、 足があることを示すだけでも戦力的に大きいので、この調子で走る姿勢を見せていって欲しいです。 秋山選手のヒットで一気にホームを突く好走塁もありましたし、 勝っていたらヒーローだったのですが… ままならないものですね… ここまでは好不調の波が激しいので、今日の試合の活躍が持続していくことを期待したいです。 あとはルーキーの金子選手が2安打するなど安定した活躍を見せてくれています。 ショートの守備もここまでは無難にこなしており、良い働きをしてくれますね。 あとはプロ初盗塁がそろそろ見たいところ。 盗塁は場面が限られ、金子選手はランナーを置いての打席が多いので、 なかなか走る場面はやってきませんが、チャンスがあれば果敢に挑戦して欲しいです。 明日は野上投手が先発です。 残念ながら今日は手痛い敗戦を喫してしまったので、明日はなんとしても勝たねばなりません。 千葉マリンの風に負けないようなピッチングを期待したいですね。 一方のロッテ先発は藤岡投手。 ハマると怖い投手なだけに、ワンチャンスをどれだけ活かせるかにかかっています。 必ずチャンスはあるはずなので、そこで畳み掛ける攻撃を見せてもらいたいですね。 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |