1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (楽)田中(5回0/3)−ハウザー(1回) 加藤大輔(1回)−片山(1回) (西)山本淳(5回)−十亀(3回)−岡本篤志(1回) (本)牧田5号ソロ(2回表)、枡田5号ソロ(8回表) |
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楽天 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | ||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | × | 6 |
正直言って、今日の試合を勝てるとは思っていませんでした。 相手の田中投手の調子があまり良くなく、相性もいいだけに、 打線が打ち込める可能性を指摘してましたが、 それでも逃げ切れる確率を考えて2割ないし、1割ぐらいだと思ってました。 それが最終的に全てがピタリとはまる快勝。 上手く行くときはこんなにも上手くいくものなんですね(^^; 棚ボタ的勝利に浮かれまくっているので、冷静な判断をするために、 相手の楽天側の立場で今日の試合を見つめてみますと、 やはり立ち上がりにプロ初先発となる山本淳投手を崩せなかったのが敗因でしょうね。 決して先発経験が豊富な投手ではなく、昨年までは2軍を含めて全てリリーフ、 150キロに迫るストレートと130キロ後半の縦の高速スライダーの組み立てで、 リリーフエースの期待もかかった投手でしたが、荒れ球で1軍では結果が残せず。 怪我がちだったこともあり、2軍でも満足に投げられない時期も多々ありました。 それが今年、リリーフ登板炎上して2軍落ちした後、 先発要員が足りなくなって2軍で先発起用となり、 これが意外な形でハマって、1軍の先発投手枠も1つ空いたため、 現在、一番好調な山本淳投手が上がってきたという形でした。 そうであるならば、当然、楽天は立ち上がりを攻めたかったわけで、 現に右打者の頭部付近にボールが行くなど、危険球にこそならなかったものの、 いつそうなってもおかしくないぐらいに大荒れのコントロールの立ち上がりで、 ストライクよりもボールが明らかに多い不安定な内容だったのにも関わらず、 188センチの長身からの球威あるストレートに押されて凡退。 2回に牧田選手のホームランで先制されたものの、その後のチャンスを併殺で潰し、 3回には永江選手のエラーからノーアウト1・3塁となったものの、 やはりストレートを捉えきれずに凡退。 スライダーをカウント球に見せつつ、高めのストレートで勝負する配球が定着し、 4・5回は危なげなく三者凡退のピッチング。 楽天側からすれば、立ち上がりに打ちあぐねて調子に乗せてしまった、 見事にハマった感じのする試合展開でしたね。 それなら、それで投げているのがエースの田中投手なわけですから、 接戦で終盤まで持ち込めば、当然チャンスがあったわけですが、 その田中投手の調子がいまひとつで、前回対戦で早期KOするなど、 西武戦との相性が悪いこともあって、栗山・中村選手ら主軸に打たれてピンチを招くことも。 しかし、今日のライオンズ打線は中島選手が欠場していたこともあって、あと一本が出ず。 試合前半はピンチで田中投手が粘っていたという形でした。 けれども、田中投手の癖といいいますか、相手を下に見ると手を抜くところがあり、 スタメンに中島選手がいなかったことで、それに拍車がかかってしまった感じでした。 6回にストライクを取りにいった球を秋山選手に打たれると、 ランナー1塁での状況はピンチと認識していなかったのか、 簡単にストレートでストライクを取りに行ってヘルマン選手にタイムリー2ベース、 このランナー1塁の状況からの長打での失点というのが、一番エースにありがちなことで、 そのショックを引きずるかのように、甘い球がことごとく真ん中から高めに来て、 中村・カーター・浅村選手とつるべ打ち。 勝ち越し点を許したことで、完全に気持ちが切れてしまいましたね。 そこを突いて、失投を一発で仕留めたライオンズ打線の好調さがあります。 その後は2番手の十亀投手がロングリリーフで好投し、 楽天は枡田選手のホームランで1点を返すのがやっと。 特に反撃らしい反撃もないまま、試合が終わってしまいました。 こうやって見ると、大きかったのは山本淳投手の立ち上がりのピッチング、 そういう意味では初回の大崎選手のファインプレーは非常に大きかったです。 秋山選手や熊代選手ら、外野のナイスプレーが目立つ昨今ですが、 今日の試合でも外野手がピッチャーを助けてくれました。 あとは6回の田中投手の油断、 秋山・ヘルマン選手がカウントを取りに来る失投を確実に捉えたことが勝因で、 1塁から一気に生還した秋山選手とスタートを切らせたベンチの好判断も活きましたね。
改めてライオンズ側の立場で今日の試合を振り返ると、 谷間での先発となったプロ初先発の山本淳投手が好投したこと、 2番手の十亀投手がロングリリーフをして、必勝リレーの3人を休ませることができたこと、 中島選手が欠場したものの、打線の繋がりはそのままに穴を感じさせなかったこと、 試合を勝利で飾り、初の同一カード3連勝で首位に立ったこと、 以上の4つの収穫があります。 上の3つはどれが欠けても勝利とならなかっただけに、 全てが上手くいったことにチーム状態の良さを感じますね。 打線は中島選手の欠場の影響が心配されましたが、 3番ヘルマン・4番中村・5番カーター選手と代わっただけで、 中村選手が欠場していた頃とさして変わらないオーダーとなり、 思っていたよりは欠場の影響を感じませんでしたね。 打線に外国人選手が3人いて厚みが増していることに加え、 中島選手の不在によって中村選手と浅村選手が奮起したことが大きかったです。 校風を反映してか、大阪桐蔭出身の2人はマイペースなところがあるだけに、 自由にやらせるよりも、多少役回りを与えた方が上手く行くのかもしれませんね(^^; 火曜からは中島選手も戻ってくるでしょうし、機能しだした打線が楽しみです。 心配なのは高卒ルーキーの永江選手。 打撃はノーヒットのまま、最近は守備でエラーをするなど、精彩を欠いています。 このまま1軍に置いておくよりも、2軍で試合に出す方が良いでしょう。 2軍の試合がなくなる9月後半なら、守備固めとしてベンチに置いておいてもいいでしょうが、 今は試合に出る方が勉強だと思うので、一度下に落とした方が良いと思います。 火曜日からは西武ドームで2試合・大宮での1試合となるソフトバンク3連戦です。 ソフトバンクも好調で、小久保選手の引退表明以降、負けなしの5連勝、 3位浮上で勢いに乗るだけに、ここでしっかりと叩いておきたいところです。 ここが勝負どころとなるだけに、一生懸命に応援したいですね。 火曜からもガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (楽)ヒメネス(4回0/3)−武藤(1回1/3)−片山(2/3) −小山(2/3)−ハウザー(2/3)−ラズナー(2/3) (西)石井一久(6回0/3)−岡本篤志(2/3) −ウィリアムス(1/3)−長田(1回)−涌井(1回) (本)枡田4号ソロ(1回表)、松井稼頭央5号3ラン(7回表) 浅村2号ソロ(3回裏)、中村剛也18号ソロ(4回裏) |
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楽天 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 5 | ||||
西武 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | × | 6 |
まぁ、しかし、7回に追い上げられたのは誤算でしたね… 先発の石井一久投手も完全に立ち直ったと思いましたし、 最近は岡本篤志投手も調子が良かっただけに… 野球って怖いですね。 それでも勝てたのは、ウィリアムス・長田・涌井投手の必勝リレーがあってこそ。 今日で3連投になりましたので、明日の登板は間違いなくなし。 明日の予告先発がプロ初先発の山本淳投手ということを考えると、 それでリリーフ3本が使えないというのはかなり厳しいため、 何が何でも今日の試合を勝たなければいけなかったわけですが、 なんとか逃げ切れたことにホッとしています。 勝ちパターンの3人はさすがですね。 7回以降はそんな厳しい試合展開でしたが、6回裏までは理想的な試合展開でした。 先発の石井一久投手は立ち上がりが不安定で、 初回に枡田選手に一発を打たれて失点し、 2回には四球絡みでピンチを招くなど、後半戦の悪い流れのままという感じでしたが、 3回以降はストレートを中心にスライダー・チェンジアップ等で打者を打ち取り、 3〜6回は振り逃げで出したランナー1人のみ、 球威で相手打者を押し込む投球でらしいピッチングを見せてくれました。 できれば7回もスムーズに終わって欲しかったのですが、 後半戦ようやく勝てたわけですし、今日はこれで良しとしておきましょう。 打線は先制点を許したものの、2回に浅村選手の久々のホームランで同点に追いつき、 4回には中村剛也選手が失投を捉えるホームランで勝ち越し、 大阪桐蔭出身の2人が甲子園での母校の豪快な打撃に負けじと、 ホームランの競演をしてくれました。 浅村選手はあと一歩でホームランという打球が数多くあったものの、 あと一伸びがなくフライアウトとなることで、打率も伸びずと、 打撃内容が良い割りに結果が残っていなかったのですが、これで乗ってくるといいですね。 その後は炭谷選手のラッキーな2点タイムリーで追加点を挙げ、 6回には秋山選手が2点タイムリーを放ち、試合を決めたかに思われましたが、 その後の展開は前述の通り。 このまま綺麗に終わってくれると楽なんですが、いやはや、野球は難しいですね。
心配なのは途中交代した中島選手の状態ですね。 今日はそれまでの勝負強い打撃が嘘のようにチャンスで凡退。 1点差の勝ちゲームで、その後に打席が回るにも関わらず、守りで交代をするなど、 前回の休養とは明らかに異なっているのが気になります。 なんなら、明日の試合はスタメンを外れて完全休養でもいいのではないでしょうか? 必勝リレーは使えませんし、プロ初先発の山本淳投手に、相手はエースの田中投手、 勝つとすれば、田中投手を打ち込んでの大差の試合にするしかないわけですが、 前回対戦のように上手く行くとは限らないだけに、無理して出ることもないかなと。 ここで長期離脱となられる方が痛いので、無理はしないで欲しいですね。 明日はプロ初先発となる山本淳投手が先発です。 今季もリリーフで登板したことはありましたが、先発は初めて。 2軍で先発に回っていたこと自体が驚きではあったのですが、 そこで結果を残し、チャンスを掴んだわけですから、 明日は勝敗を気にすることなく、自分のピッチングを見せてアピールして欲しいですね。 また、明日は必勝リレーの3人が使えませんので、十亀投手や岡本篤志投手ら、 他のリリーフ陣は万全の備えをし、ロングリリーフも視野に入れてスタンバイして欲しいです。 一方の楽天先発は田中投手。 大量得点を奪うのは難しい相手ですが、前回対戦は序盤でKOしていますし、 まだ本調子とは行っていないようなので、打線は思い切ってぶつかていって欲しいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (楽)辛島(6回1/3)−加藤大輔(1回2/3) (西)野上(6回1/3)−ウィリアムス(2/3) −長田(1回)−涌井(1回) |
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楽天 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | × | 4 |
ヒーローインタビューでトリプルプレーの立役者である熊代選手が 野上投手のことを社会人時代からの先輩と言っていて、一瞬だけ「おや?」と思いましたが、 そういえば、熊代選手は元々休部となった日産自動車に所属していたんですよね。 野上投手は神村学園でセンバツ準優勝投手となり、 日産自動車で主力投手として活躍し、休部によって最後のプロ選手となり、 熊代選手は今治西で4番ピッチャー兼二塁手として活躍して夏ベスト8まで勝ち上がり、 日産自動車に進むも休部の憂き目に遭い、王子製紙へ移籍、 王子製紙で内野手から外野手に転向し、現在に至ります。 今日の超ファインプレーを見ても、王子製紙移籍による外野手転向は大正解だったようですね。 高校時代は投球と打撃に対する評価が高く、足はあまり注目されていませんでしたが、 外野手転向によって俊足もアピールされるようになり、 走攻守揃った素晴らしいプレーヤーへと成長しました。 外野手には大崎選手や星秀和選手、2軍では坂田選手や石川選手など、 数多くのレギュラー候補がいますが、 将来的なことを考えると、秋山選手と熊代選手が右中間コンビを組むのはほぼ確実でしょう。 外野手経験が浅かったため、プロ入り時は守備を心配していましたが、 今や球際の強さはチーム随一で、守備範囲の広い外野守備は秋山選手と良い勝負ですね。
先発の野上投手は粘りのピッチングで6勝目をマーク。 ただ、全体的に変化球を拾われてヒットにされることが多く、少し慎重に行き過ぎたというか、 勿体無いヒットと四球が多かったですよね。 もう少しストレートで押していっても良かったんじゃないかと思います。 長いイニングを投げることを考えれば、パターンを切り替える必要があるわけで、 序盤・中盤の中で、もう少しストレートを見せても良かったように思います。 少なくとも7回は投げ抜いて欲しかったですし、勝ちはしたものの課題の残る内容でしたね。 次回に向けてしっかりと修正してもらいたいです。 勝ちパターンの3投手はヒットを許したものの無失点リレー。 後半戦は連投が当たり前で、出番が多くなっていますが、 長田投手は6月から、ウィリアムス投手は5月からで1度2軍に落ち7月から再登板で、 涌井投手は先発での不調や不祥事があって、交流戦明けからのスタートですから、 他チームのリリーフ陣に比べて、活動期間が短いだけに、まだまだ行けますよね。 とはいえ、できれば先発陣にもう少し長いイニングを投げて欲しい気もします。 3人の中で安定した成績を残している長田投手は、 これまでだと好調の期間があっても1ヶ月程で状態が落ちてしまい、 不安定になることがありましたが、今年は勝ちパターンに固定された6月以降、 安定した活躍が続いています。 それだけ体調の維持、コンディショニングの調整が上手く行っているんでしょうね。 かつては精神的に弱さを感じることがありましたが、 今は全くの逆で闘志あるポーカーフェイスが頼もしく感じます。 長田投手の活躍が本当に嬉しいですね。 打線は楽天先発の辛島投手の前になかなか突破口を開けなかったものの、 2回裏にヘルマン選手が3塁盗塁を決めて足で掻き回し、 浅村選手が犠牲フライを放って同点へ。 5回裏は熊代選手がヒットで出塁した後、栗山選手が内安打で繋ぎ、 中島選手が勝負強くレフトオーバーの2点タイムリー2ベースを放って勝ち越し、 今週の中島選手の勝負強さは本当に素晴らしいですね。 7回裏には炭谷選手が相手のエラーを突いて2塁へと進み、 熊代選手の送りバントで3塁へ進むと、栗山選手がきっちり犠牲フライを放って1点追加。 相手の楽天は6回表のトリプルプレーや、7回表の満塁のチャンスで犠牲フライが出ないなど、 チャンスであと一本が出ていなかっただけに、 きっちり犠牲フライで得点したライオンズとの差がはっきりと出ましたね。 相手の楽天よりもヒットは少なかったものの、卒なく得点することができました。 こういう得点の仕方を見ていると、チーム状態が上がっているなと感じますね。 明日の先発は石井一久投手です。 前回は登録抹消で投球間隔が空いていまひとつの結果でしたが、 今回は中5日とローテに入ったことで言い訳の聞かない状況ですから、 ベテランといえども結果を求めたいですね。 今日の楽天打線はストレートにやや遅れている面があっただけに、 石井一久投手のストレートの出来が結果を左右しそうです。 一方の楽天先発はヒメネス投手。 相性自体は悪くないはずですが、前回登板では打てなかっただけに、 今日の試合のように卒のない攻撃で確実に点数を取っていってもらいたいです。 明日もガンバレ、ライオンズ! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)牧田(5回1/3)−岡本篤志(2/3) −ウィリアムス(1回)−長田(1回)−涌井(1回) (オ)寺原(6回1/3)−ミンチェ(2/3) −平野(1回)−岸田(1回) (本)T−岡田5号2ラン(3回裏) |
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西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | ||||
オリックス | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
まぁ、今日の試合は1回も勝ち越せなかったので、引き分けで良しですね。 最近の打線は外国人選手の活躍が目立っていましたが、 今日の試合では中島選手と中村剛也選手の活躍が光りました。 3回表に秋山選手が左中間への3ベースヒットで出塁すると、 中島選手がしぶとくライト線へ運ぶタイムリー2ベースで同点に追いつき、 5回表には秋山選手が四球で出塁した後、 中島選手のレフトオーバーのタイムリー2ベースで1点差に追い上げ、 続く中村選手もセンターフェンス直撃のタイムリー2ベースで同点とし、 7回表には栗山選手が内安打で出塁して秋山選手の送りバントで2塁へ進め、 代わったミンチェ投手から左中間へ同点タイムリー。 中島選手の勝負強い打撃が生き、なんとか負けずに終わりました。 まぁ、ただ、3回表の中島選手のタイムリー2ベースの後や、 5回表の中村選手のタイムリー2ベースの後など、 チャンスが続いていただけに、勝ち越せるチャンスもあったわけですが、 今日はヘルマン選手がブレーキ気味で、中村選手も失投を打ち損じるなど、 勝ち越しの一本は残念ながら生まれませんでした。 それでも相手のエース級から勝ちパターンリレーに繋がれながらも追いついたわけですし、 内容的には引き分けで御の字という形だったと思います。
心配なのは先発の牧田投手でして… これで3試合連続でピリッとせず。 コントロールが甘くなることもありますが、コースに決まっても打たれることがあり、 投球のリズムが悪いのか、配球が読まれているのか、球威が落ちているのか、 不調の原因がこれといってはっきりしないので、少々心配ではあります。 昨年は交流戦明けにリリーフに転向し、7月はチーム状態が悪くて登板機会が少なく、 その分だけ休めていた面があるのですが、 今年は先発ローテを1人崩さずに投げており、中5日での完投など前半はフル回転でした。 初めての夏場の先発ということで、少し疲れが出ているのかなという感じもしますが、 これは他の選手も同じ条件ですので、言い訳にはなりませんね。 一度リフレッシュさせたいのですが、6連戦がずっと続くだけに、 牧田投手をローテから外すわけにはいきません。 なんとか不調の原因を解消し、疲れを溜めないように調整を工夫して欲しいです。 好材料としては昨日に引き続きピンチで登板して好リリーフの岡本篤志投手。 変化球のコントロールが安定しだしたとのことで、ようやく調子が上がってきたようです。 昨年の活躍で実力は分かっていますから、 岡本篤志投手が復調すると勝ちパターンの投手も休ませることができ、 継投の幅が出てきますよね。 頼もしい投手が戻ってきてくれました。 打線では栗山選手が復調を印象付ける2安打、 秋山選手が3ベースに四球、送りバントと3度の得点機会に絡む活躍でお膳立て、 弟の常総学院が甲子園で敗退した悔しさを晴らすように大崎選手が2安打をマーク。 一時はスタメンを外れるなど、調子を落としていた大崎選手でしたが、 ここに来てコンスタントにヒットが出ており、 それも内安打でないクリーンヒットが増えていて、復調気配を感じます。 打順に関しては、ヘルマン選手を6番に下げた方が良いような感じがします。 満塁での勝負強さが光るヘルマン選手ですが、5番だと調子の波が激しい印象で、 3番や6番に置いた方が良い働きをしている印象です。 好調のカーター選手かオーティズ選手を5番に上げて欲しいです。 中村選手の出塁率が上がってくると、 小技もできるヘルマン選手の方が便利かもしれませんが、 今は長打は期待できるけれども、ヒット量産はなさそうな感じですので、 当面は6番で良いかと思われます。 明日からは西武ドームに戻っての楽天3連戦です。 一時の不調を脱し、再度上昇を図っている楽天ですから、 ここで叩いて混戦パリーグを抜け出す形にしたいところです。 明日の先発は野上投手。 後半戦の安定感は岸投手に次ぐエース級の活躍を見せてくれていますから、 明日の試合でも良いピッチングを期待したいですね。 一方の楽天先発は辛島投手。 初先発ではやられてしまいましたが、2度目の先発では機動力を絡めて負けを付けただけに、 明日も走る姿勢を見せながら、攻略してもらいたいですね。 春先と打線の調子も違っていますし、今度こそ打ち込んでくれることでしょう。 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)菊池雄星(6回2/3)−十亀(1回1/3) −宮田(1/3)−岡本篤志(2/3) (オ)井川(3回0/3)−古川(3回) −香月(1回)−海田(2回) (本)中島12号ソロ(3回表) |
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西武 | 3 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | ||||
オリックス | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
初回にノーアウト満塁のビッグチャンスを作ったものの、 誕生日となった4番中村剛也選手はファーストファールフライで1アウト満塁、 ここで昨日チャンスで併殺打に倒れたヘルマン選手が打席に入り、 昨日の悪夢が一瞬過ぎったものの、満塁での勝負強さのデータの方が活きて、 走者一掃の3点タイムリー3ベースで先制点を奪う幸先の良いスタートとなりました。 この初回のスタートの違いが昨日と今日の試合を分ける大きなポイントとなりましたね。 その後は菊池雄星投手がピリリとせず、中村選手のタイムリーエラーなどで1点を許し、 2回裏にも1点を失って1点差まで追い上げられたものの、 立ち直りかけていた井川投手から3回表に中島選手がソロホームランを放って1点を追加、 さらに4回表には井川投手の四球からチャンスを貰い、 熊代選手のタイムリーヒット、代わった古川投手から栗山選手が2点タイムリーヒット、 中島選手にも2点タイムリーが飛び出し、 試合前半で9−2と大量リードを奪うことに成功しました。 夏場になって各選手とも疲れが懸念され、今日の終盤に中島選手が交代するなど、 主力選手は勿論、好調のリリーフ陣の疲労蓄積もできるだけ軽減したいところ、 そういう意味では今日の試合のように、早い段階でリードを奪うことができると、 各選手の休養に当てられますし、1勝以上の価値が出てきます。 1週間に1試合でいいから、こういう試合があれば理想的ですね。
先発の菊池雄星投手は、ストレートが140キロ前後で140を割り込むことも多く、 コントロールも一定せず、際どいところをボールと言われたり、甘いボールが行ったりと、 立ち上がりから何度もピンチを招く苦しいピッチングだったのですが、 カーブを交えることでピンチを凌ぐことができ、 試合中盤辺りからはピッチングにリズムが生まれてくるなど、 悪いながらも粘り強く投げるピッチングだったと言えそうです。 勿論、打線の援護点があってこそですが、 それでも勝てる試合をしっかりと取ることは好投手の条件です。 長いシーズンでは調子の悪い時もあるだけに、悪いなりに粘れたことはプラス材料でしょう。 2番手の十亀投手は登板直後はやや不安定なところがあったものの、 2イニング目はカーブやスライダーでカウントを稼ぐことができ、安定感ある投球ができました。 今後はカーブが一つの生命線となってきそうですね。 3番手の宮田投手はボール連発でピッチングにならず… 打者が振ってくると三振を奪えますが、見られると苦しくなってしまいます。 これでは勝ち試合では使いづらく、先の2試合の好投を台無しにしてしまいました… リリーフでやる以上は安定感が欲しいところです。 4番手の岡本篤志投手は最後を締めて、試合を良い形で終わらせてくれました。 追い上げられて試合が終わってしまうと、翌日の試合が厳しくなるだけに、 その勢いを止めたということは大きいですね。 打者1人でしたが、最高の仕事をしてくれました。 打線は11安打放ったものの、相手の四球に乗じた集中打が多く、 マルチ安打は栗山・中島・オーティズ選手の3人だけで、 あとは中村選手以外が1安打ずつという結果になりました。 その中でも栗山選手のタイムリーヒットとマルチ安打は嬉しかったですね。 ここ最近は打ってもヒット1本で、ヒットの出ない日もあって打率が急降下していただけに、 今日のマルチヒットでモヤモヤした気分も晴れたことでしょう。 調子が良くなると止まらないだけに、明日以降の栗山選手のバッティングに注目ですね。 明日は牧田投手が先発です。 前回のロッテ戦では不本意な結果となってしまっただけに、 明日は牧田投手の好投を見せてもらいたいですね。 最近はランナーを出しながら抑えるケースが多いだけに、明日はきっちり行ってもらいましょう! 一方のオリックス先発は寺原投手。 四球が多い投手なだけに、得点するチャンスは必ずあります。 今日の試合で見せたような集中打で点数を取っていって欲しいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | (西)岸(8回)−長田(1回) −涌井(1回)−ウィリアムス(1回) (オ)木佐貫(7回)−平野(1回)−岸田(1回) −ミンチェ(1回)−中山(2/3)−香月(1/3) (本)高橋信二1号2ラン(2回裏) カーター3号ソロ(2回表)、中村剛也17号ソロ(8回表) |
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西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | ||||
オリックス | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
試合開始直後の1回表からチャンスの連続だったものの、 結局、木佐貫投手からはカーター選手の先制ホームランの1点のみ。 1回表は1アウト満塁もヘルマン選手がセカンドゴロ併殺、 3回表は2アウト1・2塁もカーター選手がセカンドゴロ、 4回表は先頭の浅村選手が3ベースヒットを放ってノーアウト3塁も後続が凡退、 5回表は1アウト1塁でヘルマン選手がショートゴロ併殺、 6回表は1アウト2塁で大崎選手と代打の星秀和選手が凡退、 7回表は1アウト1塁から中島選手がショートゴロ併殺… つまり、カーター選手のソロホームランが飛び出した2回表以外は全てチャンスだったのに、 得点したのはチャンスではなかった2回表のみ… 改めて振り返るだけで頭が痛くなってくる試合展開でした。 そんな中、先発の岸投手は得意のカーブのコントロールが安定せず、 2回裏に甘く入ったストレートを高橋信二選手に打たれてしまい、逆転を許してしまうものの、 3回裏のピンチを凌ぐと、徐々にリズムが戻り始め、 4回以降は1安打のみと粘り強いピッチングでチームの反撃を待ってくれました。 すると、4番ファーストでスタメン復帰した中村剛也選手が 平野投手のストレートを捉えてセンターバックスクリーンへのソロホームラン! 一昨日の試合で2ホーマーのオーティズ選手を外してまで4番起用をし、 結果を残さないと何を言われるか分からない状況で、いきなり存在感を見せてくれました。 やはりライオンズの4番は俺だという一振りで、あらゆる意味でチームを救ってくれましたね。 ただ、4打数3安打と結果を残したものの、打ったのは全てストレート系の球で、 スタメン落ちの原因となった外角変化球への対応は分からなかっただけに、 まだこれで安心というわけではありませんが、 これまでは甘い球をファールにしていただけに、それを仕留められたということは、 打席に集中できている証拠でもあり、痛みは大分和らいでいるのではないでしょうか。 再び打棒復活でチームを牽引していって欲しいですね。 その後は長田・涌井投手が抑えて延長戦へと持ち込み、 延長11回表にミンチェ投手がそのまま投げるのかと思いきや中山投手に代わってくれ、 4回に3ベースを放った浅村選手が今度はライトへ2ベースヒットを放ち、 続く上本選手に送りバントの構えを見せて、バスターでのセカンドゴロでランナーを進め、 この打球を弾くエラーで一気に浅村選手がホームインする好走塁を見せて、 勝ち越し点を奪うことができました。 浅村選手は中島選手と同じような天才肌というか気分屋なところがあって、 低いノルマを課すとあまり集中力が上がらず、 逆に高いノルマがあると集中力が増すところがある気がします。 打撃重視のオーダーで浅村選手をセカンドに回したわけですが、 それが逆に重要なポジションを任されたことで試合への集中力が上がり、 打撃の方にも好結果を及ぼしているところがあるように思えます。 シーズン序盤に2番を任せた時もそうでしたし、 何か役割を与えた方が光る選手なのかもしれませんね。 今はセカンドという役回りが良い方に作用しているようです。
注目の中村剛也選手の復帰によるスタメンオーダーでしたが、 今日はオーティズ選手がスタメンを外れることとなりました。 結果から言えば、中村選手の起用は大当たりで、 木佐貫投手に相性の良かったヘルマン選手の5番起用は外れてしまいましたが、 起用したカーター選手がホームランを放ちましたし、オーダーは当たりだったと思います。 今日のオーダーが固定されるわけではなく、色々なオーダーが考えられるだけに、 しばらくは調子を見ながら流動的になってくるでしょうね。 その1:オーティズ選手が外れるケース 4(一)中村剛也、5(指)カーター、6(三)ヘルマン、7(二)浅村、8(右)大崎等 その2:カーター選手が外れるケース 4(一)中村剛也、5(三)ヘルマン、6(指)オーティズ、7(二)浅村、8(右)大崎等 その3:ヘルマン選手が外れるケース 4(三)中村剛也、5(指)カーター、6(二)浅村、7(一)オーティズ、8(右)大崎等 その4:外国人3人を使う攻撃型オーダー 4(三)中村剛也、5(指)カーター、6(中)ヘルマン、7(一)オーティズ、8(二)浅村 ⇒この場合は、秋山選手をライトへ。もしくはヘルマン選手がセカンドで浅村選手が外れる ざっと、これだけのケースが想定されるわけで、 その4は多少守備が犠牲になる可能性があるので、よほど打てない時以外はやらないでしょうが、 1〜3はどれも想定しうるケースですから、外国人選手3人とも安泰とは言えない状況です。 3人とも調子自体は良いと思うので、負けじと頑張って欲しいですね。 浅村選手や大崎選手、星秀和選手らも安穏としていられない状況ですから、 高い競争で競い合ってもらいたいです。 その中で心配なのは栗山選手ですね。 四球で出塁しているので、そんなに不調とは感じませんが、 1試合にヒット1本出るかどうかなため、打率の方は徐々に低下してきています。 3割目前だった打率が.282、シーズン3割を目指すなら、ここで踏み止まりたいところです。 今は2番の秋山選手の方がヒットを量産していますし、 栗山選手が復調するまでは、1・2番を入れ替えるのも一つの手かと思います。 秋山選手は長打もありますし、1番でも遜色ない働きをしてくれることでしょう。 これで首位の日ハムとは1.5ゲーム差、ロッテを含めて3球団の争いが激化していますが、 小久保選手が引退を表明したソフトバンクや、若手が伸びてきた東北楽天も、 まだまだ優勝争いに大いに可能性を残しており、混戦パリーグはまだまだ続きそうです。 ライオンズは追いかける立場ですから、1戦1戦を確実に勝っていって欲しいですね。 明日のライオンズ先発は菊池雄星投手。 後半戦はカーブが有効に使えるようになって好投が続いてますから、 明日のピッチングも期待したいですね。 一方のオリックス先発は井川投手。 ライオンズは前回やられていますが、井川投手は前回登板で打ち込まれているだけに、 立ち上がりをしっかりと攻略し、波に乗らせないようにしたいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |