2012年西武ライオンズ応援日記

7月17日 埼玉西武ライオンズ 1−3 北海道日本ハムファイターズ

(西)岸(6回2/3)−ウィリアムス(1/3)
 −松永(1/3)−十亀(2/3)
(日)武田勝(8回)−武田久(1回)
西武
日ハム ×

送るべき場面で送れず、アウトを取るべき場面で取れずに、悔しい敗戦…借金1での球宴休みへ
こういう試合をやってしまうと、まだまだ発展途上なチームという感じがしてしまいますね。
攻撃では6回表に先頭の栗山選手がヒットで出塁するも、
原選手が送りバントを小フライにしてしまってランナーを進められず、
続くヘルマン選手がショートゴロ併殺に倒れてしまって無得点に終わり、
7回表には中島選手とカーター選手の連続ヒットでノーアウト1・2塁とするも、
浅村選手が送りバントを2球ファールにしてしまった後、サードゴロ併殺に、
最低限叩きつけて併殺を阻止すれば、1アウト1・3塁となる場面だっただけに、悔やまれます。
守りでは7回裏のノーアウト1塁でホフパワー選手をセカンドゴロに打ち取るも、
原選手がボールを一度こぼしてしまって併殺を取れず、その後のピンチに繋がってしまい、
2番手のウィリアムス投手は田中選手を打ち取ったと思いきやボークでノーカウントとなり、
最後はタイムリーヒットを打たれて致命的な3点目を与えてしまいました。
少なくとも、2−2の引き分けに持ち込んでおかなければならない試合が、
ミスがあったために落としてしまいました。
こういう試合をやっているようでは、上位進出、CS出場や逆転優勝はできません。
調子の上がってきたライオンズですが、まだまだといった感じがしてしまいますね。
この負けの悔しさを後半戦にぶつけてもらいたいです。

それでも収穫もあったわけで、先発の岸投手が完全復調をアピールする内容で、
6回裏の先頭打者への四球から失点してしまったのは残念でしたが、
それ以外は安定した投球内容だったと思います。
負けはしたものの、後半戦に期待を抱かせる内容でした。
また、4番手の十亀投手が150キロを連発するなど、力のあるピッチングを見せるなど、
後半戦の大化けを期待したくなる内容でしたね。
打線では中村剛也選手の欠場は痛かったものの、
9回に2アウト1・2塁というホームランなら逆転という場面で登場してきましたから、
オールスターに出場しなければなりませんが、無理せずに故障が癒えることを祈りたいです。
代わりに出場したカーター選手が2安打を放ったのも好材料、
中村選手が復帰しても5番として使いたくなるだけに、
ファーストを守れるよう準備してもらいたいです。

1(左)栗山、2(二)原、3(三)ヘルマン、4(遊)中島、5(指)カーター、
6(一)浅村、7(右)星秀和、8(捕)炭谷銀仁朗、9(中)熊代
◆岸投手が1軍登録。
◆中村剛也選手は膝の違和感で欠場。


1回表 日ハム先発:武田勝投手
栗山選手、外角高めストレートを打つもセカンドゴロ。
原選手、外角低めチェンジアップに空振り三振。
ヘルマン選手、外角ストレートにライトフライ。

1回裏 ライオンズ先発:岸投手
田中選手、ファールで粘られてフルカウントからの9球目
高めストレートを打たれてライトフェンス直撃の2ベース。

鶴岡選手、送りバント成功。1アウト3塁。
糸井選手、外角ストレートを打たれてセンター後方の犠牲フライ。
中田選手、外角低めカーブで空振り三振!
◆岸投手…145キロをマークするも高めに行った球を打たれてしまった。
     久々の登板で少し肩が軽かったのか。
     徐々に低めに来ているだけに、この後をしっかりと抑えて欲しい。


2回表
中島選手、内角スライダーを打って3塁線のゴロも、
サード小谷野選手に飛びつかれて捕られてアウト。
カーター選手、外角スライダーにサードゴロ。
浅村選手、死球で出塁。
星秀和選手のところで浅村選手が2塁盗塁を試みるもタッチアウト。

2回裏
稲葉選手、低めカーブで空振り三振!
陽選手、フルカウントから外角ストレートを打たれてセンター前ヒット。
ホフパワー選手、低めカーブで空振り三振!
小谷野選手のところで陽選手が2塁盗塁を試みるも、炭谷捕手が刺してアウト!

3回表
星秀和選手、外角低めスライダーにレフトフライ。
炭谷選手、初球内角スライダーにセカンドゴロ。
熊代選手、低めチェンジアップを打つもショートゴロ。

3回裏
小谷野選手、低めカーブでセンターフライ。
金子選手、高めストレートでセンターフライ。
田中選手、外角高めチェンジアップで空振り三振!

4回表
栗山選手、外角低めカーブを打つもピッチャーゴロ。
原選手、外角低めシュートを打つもライトフライ。
ヘルマン選手、低めチェンジアップに空振り三振。

4回裏
鶴岡選手、外角スライダーでセカンドフライ。
糸井選手、外角高めチェンジアップを打たれてレフト前ヒット。
中田選手、内角低めカーブで空振り三振! 2アウト1塁。
稲葉選手、外角ストレートを打たれてセンター前ヒット。2アウト1・3塁。
陽選手、低めカーブで空振り三振!

5回表
中島選手、内角スライダーを打ってレフト前ヒット!
カーター選手、高めスライダーに空振り三振、
スタートを切っていた中島選手は2塁盗塁成功!
浅村選手、内角高めスライダーに詰まってショート内安打!
 1アウト1・3塁。
星選手、外角低めスライダーに浅いレフトフライ。2アウト1・3塁。
炭谷選手、初球内角高めスライダーを捉えるも、レフトポール際への大ファール、
直後の外角高めシュートを打ってライト前タイムリーヒット!
 2アウト1・2塁。
熊代選手、低めスライダーにセカンドゴロ。
◆この回…ようやく今日の初ヒットを中島選手が放ち、盗塁でチャンスを広げ、
     浅村選手のラッキーな内安打で繋ぐなど、良いチャンスの作り方だった。
     星選手は返せなかったが、炭谷選手がホームラン性の当たりの後、
     よく切り替えて右打ちでタイムリーにしてくれた。

5回裏
ホフパワー選手、チェンジアップでライトフライ。
小谷野選手、高めストレートを打たれてライト前ヒット。
金子選手、エンドラン外角高めストレートで空振り三振!
スタートを切っていた小谷野選手の盗塁を刺し、三振ゲッツー!

◆岸投手…チェンジアップは高めに行く球もあるが、カーブが低めの良い高さに決まっている。
     ストレートも走っているし、内容的には非常に良い。


6回表
栗山選手、高めストレートを打ってセンター前ヒット!
原選手、送りバントを試みるも、打ち上げてしまってピッチャーフライ。
ヘルマン選手、外角低めチェンジアップにサードゴロ併殺。

◆この回…左投手でも2番で起用しているのはバントが上手いからのはずだが…
     しっかり送らないから、こういう攻撃になってしまう。


6回裏
田中選手、ストレートの四球。
鶴岡選手、送りバント成功。1アウト2塁。
糸井選手、低めカーブを打たれてライト前タイムリーヒット。打者走者も2塁へ。
中田選手、初球内角ストレートでセンターフライ。
稲葉選手、外角低めストレートでセカンドゴロ。

7回表
中島選手、初球外角低めスライダーを打って三遊間抜くヒット!
カーター選手、外角高めスライダーを打ってセカンドのグラブを弾くヒット!
 無死1・2塁。
浅村選手、送りバントも2球ファールとしてしまい、
内角低めスライダーにサードゴロ併殺。2アウト3塁。

代打の高山選手、内角高めストレートにピッチャーゴロ。
◆この回…決めるところはきっちり決めないと。呆れるしかない。

7回裏
陽選手、低めチェンジアップを打たれて三遊間抜かれるヒット。
ホフパワー選手、外角高めカーブでセカンドゴロ、原選手が少しこぼし、2塁アウトのみ。
小谷野選手、カウント1−3から四球。1アウト1・2塁。
代打の西川選手、高めストレートでショートフライ、2アウト1・2塁。
ここでライオンズは投手交代、ウィリアムス投手が登板。
田中選手、ショートゴロに打ち取るも、なんと判定はボーク、2アウト2・3塁から再開され、
外角スライダーを打たれる一二塁間抜かれるタイムリーヒット…

鶴岡選手、フルカウントからの内角低めストレートでライトフライ。
◆この回…みんな神じゃ餌(byクェス)。

8回表
炭谷選手、低めチェンジアップに空振り三振。
熊代選手、高めスライダーにセンターフライ。
栗山選手、外角低めカーブにレフトフライ。

8回裏 この回から松永投手が登板。
糸井選手、外角スライダーでショートゴロ。
ここでライオンズは投手交代、十亀投手が登板。
中田選手、内角低めシュートでセカンドゴロ。
稲葉選手、外角低め151キロストレートを打たれてセンター前ヒット。
陽選手、低め150キロストレートでライトフライ。

9回表 この回から武田久投手が登板。セカンドに永江選手。
代打の秋山選手、外角高めスライダーにショートゴロ。
ヘルマン選手、内角シュートにショートゴロ。
中島選手、内角低めシュートを打ってセンター前ヒット!
カーター選手、外角低めスライダーを打って三遊間抜くヒット!
 2アウト1・2塁。
ここでライオンズは代打の中村剛也選手を起用。1塁の代走に星孝典選手。
中村選手、レフトへ大きなファールがあるも、最後は外角スライダーにライトファールフライ。
試合終了、1−3で敗戦…

前半戦のライオンズを振り返りますと、投打に渡って故障や不調で計算違いが多く発生し、
厳しい試合を強いられながらも、若手・中堅・ベテラン選手が結果を残し、
結果的に戦力の厚みを増すことができ、かつ、勝率5割前後でターンできたのは一つの収穫でした。

苦戦の大きな原因となったのが、エースと抑えの乱調。
開幕投手の涌井投手がエースとしてどころか先発の働きもできず、
それでいながら、開幕から連戦が少なく、かつ、雨天中止が相次いだために、
9試合中3試合が涌井投手先発で負けるというどうしようもないスタートとなってしまいました。
加えて、9試合中2試合が抑えのゴンザレス投手のリリーフ失敗で、
今年はキャンプ・オープン戦でリリーフは磐石と思われた中、大きな計算違いが生じてしまいました。
それでも先発は岸投手が完全復調を果たし、リリーフから再転向の牧田投手も安定感を見せ、
ベテランの石井一久投手西口投手も軸として働き、
とりわけ交流戦では中5日で回りながら完投するなど、
大車輪の活躍を見せて、涌井投手の穴を埋めました。
抑えの方は5月に不調の涌井投手を据えたものの、女性問題で長い謹慎処分となってしまい、
長らくリリーフ陣は不安定だったものの、
交流戦明けに涌井投手が抑えに復帰すると、精神的に吹っ切れたのか、
5月には先発復帰までの腰掛け的な雰囲気でピリッとしていなかったものが、
6月は今シーズンは抑えでやっていくという覚悟が生まれ、ストレートで押す力強い投球となり、
それに呼応するように、長田投手ウィリアムス投手も結果を残し、
交流戦後は先発投手が疲れを見せて、不調や故障離脱が相次ぐ苦しい状況だったものの、
そこを涌井投手らリリーフ陣がしっかりと支えたことで、
若い野上投手武隈投手、リリーフから転向のゴンザレス投手
まだ勝ちはないものの後半戦に期待を抱かせた菊池雄星投手ら、
若い投手の台頭を呼び込むことができました。
離脱していた岸投手も帰ってきましたし、あとは石井一久投手がいつ戻ってこれるのか。
その間に結果を残した若い先発投手達との競争が楽しみですね。
リリーフでも150キロを超える力強いストレートを投げる十亀投手や、
ストレートのキレが戻ってきた大石投手
やや中盤に調子を落としていたものの左のセットアッパーで唯一1軍を守っている松永投手ら、
若いリリーフ陣がどれだけ勝ちパターン以外の試合も支えられるのか、注目ですね。

打線は看板選手の中村剛也選手が4月のホームラン数が1本と長打が伸びず、
中島選手も得点圏打率が低く、得点力がなかなか上がらず、
スタートダッシュに躓いた大きな原因となりました。
加えて、主力の中村剛也選手と片岡選手が故障離脱したり、
レギュラーを期待したカーター選手と秋山選手も怪我、浅村選手は不調を極めるなど、
開幕前に描いた青写真をことごとく裏切られる結果となり、苦しい時期が続いています。
その中でも新外国人のヘルマン選手が活躍を見せ、
開幕当初の1番打者としては機能しなかったものの、
意外な勝負強さで中村・中島選手に続くチーム3位の打点を挙げ、
チーム断トツトップの21盗塁をマークするなど、得点力の上がらないチームを支えてくれています。
他にも大崎選手が勝負強い打撃に加えて、
走攻守で安定したパフォーマンスを見せることで、レギュラーを獲得したり、
打撃フォーム改造の星秀和選手が恐怖の9番として下位と上位を繋ぐ役回りを担うなど、
5番で繋ぎ役をした上本選手や対左投手での試合出場を掴んだ熊代選手など、
開幕前にはベンチ要員か2軍と思われた選手たちの成長と活躍によって、
少しずつ打線の状態も上回り、故障者や不調の選手が底を脱したことで、
野手の選手層も以前よりも厚みが増すようになってきました。

それでもやはり主力の故障はチームにとって大きな痛手で、
片岡選手の離脱によってセカンドに穴が発生してしまい、
中村剛也選手が守れないことで、カーター選手ら外国人選手が使えない状況が続いています。
まだまだ若い選手にミスがあるなど、主力選手の働きには追いついていない感じです。
今後は第一に中村剛也選手の怪我の回復度合いが一番の問題で、
後半戦再開後にDHで出場できるのか、いつから守れるようになるのか、
ホームラン量産となる完全復調はいつになるのか、とチームの浮沈を大きく握る4番打者なだけに、
中村選手の試合出場・活躍が打線の得点力の大きな違いとなって現れてきそうです。
もし、仮に中村選手の完全復調に時間がかかるのだとすれば、
打撃で結果を残しているカーター選手にファーストを守ってもらう必要が出てきますし、
片岡選手の怪我で穴となっているセカンドに浅村選手が回れないのか、
開幕当初のセカンド・センター、最近のサードと守備では安定感を欠くヘルマン選手の処遇等、
どういうポジションにして、どういうオーダーを組むのか、今後のポイントとなってきそうです。
まだ本領発揮となっていないオーティズ選手もいますし、
完全なオーダーを組めなくても、臨時のオーダーが上手く当てはまれば、
打線の得点力は復活してくるように思います。

総じて投手陣は期待感の方が大きいですが、
故障者の動向が分からない分だけ、野手陣の方に不安が残ります。
それでも層自体は厚いですから、このオールスター休みでポジションの幅を広げ、
後半戦は故障者が出ても穴を埋められるように幅広いオーダーを組める選択肢を作って欲しいです。
そうすれば、上昇ムードにあるチームですから、巻き返しは十分可能でしょう。

パリーグは混戦になっていますから、
勝率5割前後で推移する5球団全てに逆転優勝の可能性があります。
まだまだ試合数は残っているだけに、このオールスター休みを大事にしてもらいたいですね。
後半戦こそはガンバレ、ライオンズ!!




7月16日 埼玉西武ライオンズ 2−2 北海道日本ハムファイターズ

(西)野上(6回)−長田(1回)
 −ウィリアムス(1回0/3)−涌井(1回)
(日)谷元(5回)−多田野(1/3)−宮西(1回2/3)
 −増井(1回)−武田久(1回)
西武
日ハム

9回裏ノーアウト満塁の大ピンチも、涌井が無失点で凌ぎ、執念の引き分け。
9回裏の涌井投手のピッチングは胸が熱くなりましたね。
9回表終了時点で3時間ちょい経過しており、
9回裏を無失点に抑えれば延長10回に入れるという状況だったので、
左の稲葉選手からの打順ということでウィリアムス投手を続投させたものの、まさかの2ベースを浴び、
送りバント阻止のために陽選手を歩かせて塁を埋めて、ノーアウト1・2塁で涌井投手をマウンドへ。
その涌井投手は飯山選手に上手く攻めるも、最後は1塁方向へのゴロ、
ファーストの浅村選手が積極的なチャージを見せるも、捕り損ねてしまってノーアウト満塁に。
半分の諦めと、半分のノーアウト満塁は点になりにくいの期待を胸に推移を見守ると、
1人目の鶴岡選手を140キロ後半のストレートでグイグイ押して追い込み、
ファールで粘られるも最後は外角低めのスライダーで空振り三振に取り、
2人目の代打・二岡選手を最速151キロのストレートでガンガン押し捲って、
最後は外角低めストレートでセカンドゴロ、
3人目の田中選手をサードゴロに取って3アウト、なんとか引き分けに持ち込むことができました。
チャンスはあったものの、攻撃のミスもあって、なかなか点数が取れず、
終始追いかける展開となっていただけに、今日の引き分けの価値は大きいです。
特に最後の涌井投手のピッチングは、守りでミスをした浅村選手を始め、
野手陣にとって大きな救いとなったでしょうから、
明日のオールスター前最後の試合に向けての士気向上となったように思いますね。

1(左)栗山、2(二)鬼崎、3(遊)中島、4(指)中村剛也、5(三)ヘルマン、
6(一)浅村、7(右)大崎、8(捕)炭谷銀仁朗、9(中)星秀和

1回表 日ハム先発:谷元投手
栗山選手、フルカウントから四球で出塁。
鬼崎選手、初球バスターエンドランで外角高めストレートを打ってセカンドゴロ、
ランナーは2塁へ、1アウト2塁。
中島選手、外角ストレートに空振り三振。2アウト2塁。
中村選手、外角低めスライダーに空振り三振。
◆この回…3・4番が打てずに無得点。ストレート系が多いので、
     谷元投手の速球を狙い打って攻略したいところ。

1回裏 ライオンズ先発:野上投手
田中選手、外角低めスライダーで打ち取るもボテボテのサード内安打。
小谷野選手、ノースリーから立て直すもフルカウントからのストレートを打たれて
センター前に落ちるヒット、スタートを切っていた1塁ランナーは3塁へ。

糸井選手、初球高めチェンジアップでセカンドゴロ、3塁ランナーホームイン。1アウト2塁。
中田選手、外角低めチェンジアップを打たれてライト前ヒット。1アウト1・3塁。
稲葉選手、低めチェンジアップで空振り三振! 2アウト1・3塁。
陽選手、フルカウントから四球。2アウト満塁。
ホフパワー選手、外角低めチェンジアップで空振り三振!
◆この回…アンラッキーな当たりからピンチが広がってしまった。
     小谷野選手にカウントを悪くしたのが勿体無かった。
     それでも野上投手の調子自体は良さそうなので、この後を抑えて欲しい。

2回表
ヘルマン選手、外角カーブにサードゴロ。
浅村選手、外角高めストレートを打つもライトフライ。
大崎選手、内角高めストレートでサードフライ。

2回裏
鶴岡選手、外角低めスライダーでファーストゴロ。
金子選手、外角スライダーでライトファールフライ。
田中選手、外角低めチェンジアップでショートフライ。

3回表
炭谷選手、フルカウントからストレートを打つもセンターフライ。
星秀和選手、外角シュートにセンターフライ。
栗山選手、内角ストレートに見逃し三振。

3回裏
小谷野選手、内角低めストレートでサード正面のゴロもヘルマン選手が弾くエラー。
糸井選手、外角チェンジアップにピッチャーゴロ、2塁送球アウト。
中田選手のところで糸井選手が2塁盗塁成功。1アウト2塁。
中田選手、外角高めストレートでライトフライ、2アウト2塁。
稲葉選手、チェンジアップでショートフライ。

4回表
鬼崎選手、ストレートにレフトフライ。
中島選手、外角高めストレートを打ってライト前ヒット!
中村選手、初球内角高めシュートを打つもセンターフライ。
ヘルマン選手のところでワイルドピッチ、ランナー2塁へ。
ヘルマン選手、フルカウントから四球で出塁、2アウト1・2塁。
浅村選手、カウント1−3から四球で出塁、2アウト満塁。
大崎選手、初球外角低めシュートを打つもセンターフライ。
◆この回…期待したんだが…無得点。もう一押しなのに。

4回裏
陽選手、高めスライダーでセンターフライ。
ホフパワー選手、外角チェンジアップを打たれてライトへのヒット。
鶴岡選手、高めスライダーでセカンドゴロ併殺!

5回表
炭谷選手、外角低めストレートを打つもライトファールフライ。
星選手、外角低めシュートを打って一二塁間抜くヒット!
栗山選手、高めストレートにライトフライ。
代打のカーター選手、低めストレートを打ってセンター前ヒット!
2アウト1・2塁、代走に原選手を起用。
中島選手、外角低めカーブを打って三遊間抜くタイムリーヒット! 2アウト1・2塁。
中村選手、外角低めスライダーに空振り三振。
◆この回…できれば栗山選手が出塁して1アウト1・2塁以上でカーター選手を送りたかった。
     それでもカーター選手がヒットで繋ぎ、中島選手が打って同点に追いつけたのは大きい。
     日ハムは継投に出てくるだろうが、何とか打ち崩して勝利したいところ。

5回裏
金子選手、外角低めカーブでショートゴロ。
田中選手、フルカウントから高めストレートを打たれてライトフェンス直撃の3ベース。
小谷野選手、低めチェンジアップでサードゴロ、2アウト3塁。
糸井選手のカウントノーツーからワイルドピッチ、3塁ランナーホームイン…
糸井選手、ストレートの四球。2アウト1塁。
中田選手、外角チェンジアップでレフトフライ。
◆野上投手…この会の1点は勿体無かった。糸井選手はノーツーだったし歩かせても良かったのに。
      ワイルドピッチでの1点は悔いが残る。
      高めの球も少し増えてきたが、全般的には低めに来ているだけに、
      もう1イニングくらいは行けそうではある。
      なんとか打線に援護してもらいたい。


6回表 この回から多田野投手が登板。
ヘルマン選手、フルカウントからストレートを打って三遊間抜くヒット!
浅村選手、初球外角低めストレートを打ってライト前ヒット!
 ノーアウト1・2塁。
大崎選手、送りバントを試みるもピッチャーフライ。1アウト1・2塁。
ここでライオンズは代打の上本選手を起用。日ハムは宮西投手にスイッチ。
上本選手、外角ストレートにショートゴロ併殺…
◆この回…せっかく同点・逆転のチャンスだったのに。送りバント失敗は痛い。
     こうなると上位打線に期待をかけるしかないか。


6回裏
稲葉選手、初球外角スライダーでレフトフライ。
陽選手、フルカウントからの外角シュートでレフトフライ。
ホフパワー選手、内角高めストレートでキャッチャーファールフライ。

7回表
星選手、低めストレートにショートゴロ。
栗山選手、内角高めストレートにサードゴロ。
原選手、外角ストレートに見逃し三振。

7回裏 この回から長田投手が登板。
鶴岡選手、外角ストレートでセカンドゴロ。
代打の杉谷選手、外角低めフォークでショートゴロ。
田中選手、外角高め145キロストレートで空振り三振!

8回表 この回から増井投手が登板。
中島選手、フルカウントから外角低めスライダーを打ってセンター前ヒット!
中村選手、低めフォークを打つもレフトフェンス手前のフライ。
ヘルマン選手、外角ストレートを打ってセンター前ヒット! 1アウト1・2塁。
浅村選手、早々に追い込まれるもファールで粘って、
フルカウントからの9球目を選んで四球で出塁、1アウト満塁。
大崎選手、内角高めストレートを打ってレフト前タイムリーヒット!
1塁ランナーの浅村選手が2塁を回ってアウトに。2アウト1・3塁。1塁の代走に熊代選手。
1塁ランナーの熊代選手が上本選手のところで2塁盗塁成功! 2アウト2・3塁。
上本選手、外角高めストレートに見逃し三振。
◆この回…同点にするまでは良かったが、浅村選手の走塁は勿体無かった。
     ただ、打球と2塁ランナーの動きが分からないので、何とも言えないところ。
     普通に考えれば、2塁ランナーが3塁を大きく蹴ったことで、判断を誤ったのだろうが、
     3塁に投げられてアウトになりかねないタイミングだったら、仕方ないわけで難しいところ。
     それでも浅村選手の粘っての四球がなければ、得点も生まれなかっただろうし、
     次の打席で借りを返して欲しい。


8回裏 この回からウィリアムス投手が登板。センターに熊代選手、星選手がライトへ。
小谷野選手、内角スライダーでショートゴロ。
糸井選手、外角低めスライダーで空振り三振!
中田選手、外角低めシュートを打たれるもライトフェンス手前のフライ。

9回表 この回は武田久投手が登板。
星選手、スライダーを打つもライトフライ。
栗山選手、外角シュートにショートゴロ。
原選手、内角低めスライダーにレフトフライ。
◆この回…中島選手から始まる次の回に期待か。
     3時間半が迫っているので、早く9回裏の守りを終わらせたい。


9回裏
稲葉選手、外角低めストレートを打たれてレフトへの2ベース。
陽選手、敬遠の四球。ノーアウト1・2塁。2塁走者に代走の西川選手。
ここでライオンズは投手交代、涌井投手が登板。
飯山選手、送りバントを試み、ファースト浅村選手がチャージをかけるも、
ファンブルしてしまうエラー。
ノーアウト満塁。
鶴岡選手、外角低めスライダーで空振り三振! 1アウト満塁。
ここで日ハムは代打の二岡選手を起用。
ライオンズはサードに永江選手、センターに秋山選手、熊代選手をライトへ。
二岡選手、フルカウントから外角低めストレートでセカンドゴロ、本塁送球アウト!
田中選手、外角ストレートでサードゴロ。

試合終了、2−2の引き分け。

先発の野上投手は前回登板が完封目前の8回1/3の124球を投げてから中5日での先発という
エース待遇とも言える先発登板となりましたが、
立ち上がりに不運なヒットからピンチを招き、1点を失いはしたものの、
その後のピンチを丁寧なピッチングで凌ぎ、
それまでの3試合よりも多少ボール球が多かったものの、致命的な失投はなく、
低めに丹念にボールを集めながら、6回2失点で抑えたことは評価できると思います。
ただ、5回裏の1失点は勿体無かったですね。
同点に追いついてもらった直後に、田中選手にストレートが高めに甘く入って3ベース、
やや攻めづらくしていた小谷野選手をサードゴロに打ち取って行けるかなと思いきや、
糸井選手のところで少しキャッチャーが弾くワイルドピッチで、
3塁ランナーの田中選手が好判断でホームインされてしまい、一時、勝ち越しを許すことに。
そんなに悪いワイルドピッチではなかったわけですが、
状況的には糸井選手を歩かせても構わない場面だっただけに、
勝負するのか歩かせるのか、割り切りが欲しい場面でしたね。

それでも、初回と5回以外は危なげないピッチングで、見ていて安心できましたから、
120球超えの中5日でこの内容なら、先発ローテ投手として十分な仕事を果たしたと言えます。
オールスター明けの後半戦は、岸投手と牧田投手に次ぐ3本目の柱として、
同じく台頭してきている若い投手陣を引っ張っていってもらいたいです。
ローテ投手としての風格が出てきましたね。


一方の打線ですが、昨日の試合からバタバタした移動となったせいか、
いまひとつ精細を欠いていたように思います。
初回の谷元投手が不安定だった時に中島・中村選手が連続三振に倒れたのを皮切りに、
6回には大崎選手が送りバントを決められず、代打の上本選手が併殺打で無得点に終わり、
8回にはその大崎選手が汚名返上のタイムリーを放つも、
2塁を蹴った1塁ランナーの浅村選手がアウトとなってしまい、上本選手も倒れて勝ち越しならず。
浅村選手の走塁に関しては、打球と3塁を蹴った2塁ランナーの動きを見てみないと分からないのですが、
バックホームされたことを考えますと、2塁ランナーはホームを狙う姿勢だったと思いますから、
もし、仮に大きく飛び出して戻っていたのなら、3塁に送球されてアウトになる可能性があり、
そのままホームに突っ込んでいたのなら、スタートを切っていないと3塁には行けないわけですから、
簡単にチョンボと言うことはできませんが、流れが変わったプレーではありましたね。

まぁ、でも個人的には栗山選手と中村選手のブレーキの方が響いた感じがします。
5回表の1アウト1塁の場面で栗山選手が繋いでいたら、1アウト1・2塁で代打のカーター選手が送れ、
チャンスが広がっていた可能性があるだけに、ちょっと攻撃が手薄になっていた感はあります。
もっとも、その場合だとセカンドゴロ併殺打になった可能性もあるだけに、一概には言えませんが。
中島選手の同点タイムリーの後も中村選手が凡退するなどし、
中島選手が3安打猛打賞の活躍を見せ、ヘルマン選手が2安打1四球と出塁するなど、
前後の打者が当たっていただけに、中村選手にヒット1本でも出ていればという感じはしてしまいます。
もう目慣らしの期間は終わったので、オールスター・後半戦に向けても、
明日の試合はしっかりと結果を残してもらいたいですね。

打線に関しての感想は相変わらずで、2番が手薄になっちゃってます。
カーター選手をスタメンで使えるといいのですが…
守備の兼ね合いを早くなんとかして欲しいです。
せめて、今日のような追いかける展開になった時は攻撃的に行ってもいいのではないかと。



明日はオールスター前の最後の試合です。
現在は勝率5割ですから、明日負けてしまうと再び借金生活となってしまいます。
気持ちよくオールスター休みを迎えるためにも、今日の引き分けを生かすためにも、
明日の試合は絶対に勝たないといけませんね。

そんな明日の先発はエースの岸投手。
復帰後初先発となりますが、しっかりと休めたでしょうから、明日の好投を期待したいです。
一方の日ハム先発は武田勝投手。
僅差の試合なら十分崩せるチャンスがあるだけに、打線の集中打を期待したいですね。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




7月15日 埼玉西武ライオンズ 8−2 オリックスバファローズ

(西)牧田(5回)−菊池雄星(4回)
(オ)小松(4回1/3)−吉野(0/3)
 −香月(2回2/3)−海田(2回)
西武
オリックス

5回に浅村の3点タイムリー3ベースなど一挙6得点! 借金返済で勝率5割復帰!
オールスターまで残り2試合を残しての勝率5割復帰ですから、
1つ勝てばほぼ確実に5割以上でターンできます。
そういう意味でも今日勝てたことは大きいですね。

試合展開は昨日の延長のような形で、
1回表にオリックスの守備のミスもあって、2アウト2・3塁のチャンスを作ると、
5番ヘルマン選手がライトへ2点タイムリーヒットを放って先制点を挙げますが、
その後はランナーを出しながらもあと一本が出ない展開となってしまい、
4回裏にはファースト浅村選手の送球エラーでノーアウト2・3塁とピンチが広がり、
竹原選手の犠牲フライで1点を失い、
2アウトから伊藤選手の詰まった当たりがレフト前に落ちてしまうタイムリーで追いつかれ、
少しライオンズにとって嫌な雰囲気を感じるような試合になりつつありました。

しかし、5回表に先頭の原選手が死球で出塁すると、中島選手がヒットで続き、
中村選手は凡退してしまって1アウト1・2塁となるも、
再びヘルマン選手がタイムリーヒットを放って勝ち越し、
さらに代わった吉野投手から代打の高山選手がヒットでチャンスを広げ、
大崎選手の死球で押し出しで1点を追加、
そして直前に痛いエラーをしていた浅村選手がミスを帳消しにする
3点タイムリー3ベースを放ち、
さらに栗山選手のタイムリー2ベースでもう1点を追加、
6点を取って突き放し、この試合を事実上決めてくれました。

嫌な流れになりつつあったところをヘルマン選手が再び軌道修正をし、
浅村選手がミスを取り返す打撃で決める、良い形で打線が繋がりましたね。

1(左)栗山、2(二)原、3(遊)中島、4(指)中村剛也、5(三)ヘルマン、
6(捕)上本、7(右)大崎、8(一)浅村、9(中)秋山
◆ゴンザレス投手が1軍登録抹消。

1回表 オリックス先発:小松投手
栗山選手、外角低めシュートを打って一二塁間のゴロも、
セカンド縞田選手にダイビングキャッチされて1塁送球アウト。
原選手、内角低めスライダーにショートゴロも、大引選手が逸らすエラー。
中島選手、低めシュートを打って一二塁間抜くヒット! 1アウト1・2塁。
中村選手、初球外角高めカーブにショートゴロ、2アウト2・3塁。
ヘルマン選手、カウントノースリーからの外角ストレートを打って、
一二塁間を抜く2点タイムリーヒット!

上本選手、高めストレートを打つもセンターフライ。
◆この回…今日も相手のミスから先制点を取ることができた。
     まだ攻略はしてはいないだけに、貪欲に点を取って行きたい。


1回裏 ライオンズ先発:牧田投手
スケールズ選手、外角ストレートを打たれて右中間を抜かれる2ベース。
大引選手、内角高めストレートでセカンドゴロ、ランナーは3塁へ。
バルディリス選手、フルカウントから四球。1アウト1・3塁。
李大浩選手、内角ストレートで空振り三振! 2アウト1・3塁。
T−岡田選手、初球高めストレートを打たれるもセンター後方のフライ。

2回表
大崎選手、外角低めカーブを打つもレフトフライ。
浅村選手、初球低めシュートを打ってセンター前ヒット!
浅村選手が秋山選手のところで2塁盗塁成功!
 1アウト2塁。
秋山選手、フルカウントからスライダーにショートフライ。
栗山選手、内角ストレートに見逃し三振。

◆この回…追加点が欲しいところだったが…機動力を見せられた点は評価したい。

2回裏
竹原選手、フルカウントからの内角高めストレートで空振り三振!
由田選手、外角低めシンカーで打ち取るもショート内安打に。
伊藤選手、内角低めストレートでキャッチャーゴロ、ランナーは2塁へ。
縞田選手、ストレートでファーストフライ。

3回表
原選手、外角シュートを打ってセンター前ヒット!
中島選手、高めスライダーを打つもレフトフェンス手前のフライ。
中村選手、フルカウントから四球で出塁、1アウト1・2塁。
ヘルマン選手、フルカウントからの低めスライダーにファーストファールフライ。
上本選手、ストレートの四球で出塁、2アウト満塁。
大崎選手、低めフォークにセカンドゴロ。
◆この回…点が取れそうで取れない。次のイニングこそは。

3回裏
スケールズ選手、内角ストレートで見逃し三振!
大引選手、外角スライダーで空振り三振!

バルディリス選手、外角カーブでセンターフライ。
◆牧田投手…ようやく投球にテンポが出てきた。この後の好投に期待。

4回表
浅村選手、フルカウントからスライダーを打ち損じてショートフライ。
秋山選手、初球低めカーブにセンターフライ。
栗山選手、低めフォークにショートゴロ。

4回裏
李選手、外角スライダーを打たれてセンター前ヒット。
T−岡田選手、外角ストレートでファーストゴロもベースカバーの牧田投手への送球が
逸れてしまうエラー、ノーアウト2・3塁に。

竹原選手、初球外角スライダーを打たれてレフト犠牲フライ。1アウト2塁。
由田選手、外角スライダーでサードゴロ、2アウト2塁。
伊藤選手、初球内角シンカーで詰まらせるもレフト前に落ちるタイムリーヒット。
縞田選手、ストレートでセンターフライ。
◆この回…エラー絡みの失点は痛い。浅村選手はバットで取り戻さないと。

5回表
原選手、死球で出塁。
中島選手、スライダーを打ってレフト前ヒット! ノーアウト1・2塁。
中村選手、低めスライダーを打ち損じてレフト手前のフライ、
レフトのT−岡田選手にスライディングキャッチされてアウトに。
1アウト1・2塁。
ヘルマン選手、カーブを打ってレフト前タイムリーヒット! 1アウト1・2塁。
ここでオリックスは投手交代、吉野投手が登板。
代打の高山選手、内角ストレートを打って、
3塁線のゴロの打球がサードのグラブを弾くヒット!
 1アウト満塁。
大崎選手、押し出し死球。なおも1アウト満塁。
ここでオリックスは投手交代、香月投手が登板。
浅村選手、シュートを打って右中間突破の3点タイムリー3ベース!
秋山選手、内角カットボールにファーストゴロ。2アウト3塁。
栗山選手、内角低めカットボールを打って右中間突破のタイムリー2ベース!
原選手、初球外角低めチェンジアップにピッチャーゴロ。
◆この回…中村選手が繋げなかった時点で危うい印象を受けたが、
     よくヘルマン選手がリカバーしてくれた。
     さらに、直前にエラーした浅村選手が打って取り返したのも大きい。
     チームとして盛り上がる攻撃だった。


5回裏 この回からキャッチャーに炭谷選手。
スケールズ選手、ストレートの四球。
大引選手、ファールで粘られるもフルカウントからの12球目
外角高めスライダーでサードゴロ、2塁アウトのみ。
バルディリス選手、抜けたカーブが当たる死球。1アウト1・2塁。
李選手、初球外角シンカーでセカンドゴロ併殺!

6回表
中島選手、内角シュートを打つもライトフライ。
中村選手、ファールで粘るもフルカウントからの12球目
シュートを打ち損じてセンターフライ。
ヘルマン選手、シュートにショートゴロ。

6回裏 この回から菊池雄星投手が登板。
T−岡田選手、外角低め145キロストレートを打たれて三遊間抜かれるヒット。
竹原選手、高めストレートでサードゴロ併殺!
代打の川端選手、低めカーブで打ち取るもボテボテのサード内安打に。
伊藤選手、初球外角ストレートを打たれるもショートライナー。
◆牧田投手…点差があるとはいえ、球数は89球。またアクシデントでもあったの?

7回表
炭谷選手、内角シュートにキャッチャーファールフライ。
大崎選手、低めシュートにセンターフライ。
浅村選手、内角シュートを打ってセンター前ヒット!
秋山選手、初球内角高めカットボールにファーストファールフライ。
◆秋山選手…1軍復帰後まだノーヒット。ちょっと打撃の状態が心配。

7回裏
縞田選手、ストレートを打たれてレフト前ヒット。
スケールズ選手、初球ストレートを打たれてセンター前ヒット。
ノーアウト1・2塁。
大引選手、外角ストレートでセカンドゴロ併殺! 2アウト3塁。
バルディリス選手、高めストレートでセンターフライ。

8回表 この回から海田投手が登板。
栗山選手、低めカットボールにピッチャーゴロ。
原選手、内角低めストレートに空振り三振。
中島選手、内角低めストレートを打って三遊間抜くヒット!
中村選手、高めストレートに空振り三振。

8回裏 この回からライトに熊代選手。セカンドに鬼崎選手。
李選手、内角低め146キロストレートで見逃し三振!
T−岡田選手、外角低めカットボールでショートゴロ。
竹原選手、内角147キロストレートでサードゴロ。
◆菊池雄星投手…甘い球も多く、内容的にはそれほど良くなかったんだけれども、
        3イニング目になってようやくエンジンがかかってきた形。
        ここまえ来たなら最後まで投げて、プロ初セーブといって欲しい。


9回表
代打の永江選手、内角ストレートに空振り三振。
炭谷選手、初球内角低めストレートを打つもショートゴロ。
熊代選手、外角ストレートを打ってセカンド内安打!
浅村選手、カットボールを打つもショートゴロ。

9回裏
川端選手、ファールで粘られるもフルカウントからの10球目
外角ストレートでライトフライ。
伊藤選手、フルカウントからのストレートでサードゴロ。
縞田選手、ストレートでショートゴロ。
試合終了、8−2でライオンズが勝利!

先発の牧田投手は初回と5回以外はテンポの良いピッチングを披露してくれ、
失点した4回も内容的にはそんなに悪くなかっただけに、
全般的には良いピッチングだったと思います。
ただ、指先のアクシデントがあって5回を投げ終わって降板に、
5回はその影響もあっての苦しいピッチングだったんでしょうね。
今シーズンは足が攣ったり、マメ等の指先のアクシデントが多いだけに、
後半戦に向けてケアをしっかりとしてもらいたいですね。
体調が万全なら結果を残してくれることは分かっているだけに、
体調維持が今後の課題となってきそうです。

2番手の菊池雄星投手は4イニングを投げてプロ初セーブをマーク。
140キロ後半の力のあるストレートで押すピッチングで無失点に抑えてくれました。
ただ、立ち上がりの6・7回は真ん中付近に甘く入ることが多く、
ピンチを招く場面も多かっただけに、立ち上がりのピッチングが課題でしょうね。
8・9回はテンポの良いピッチングだっただけに、
この投球が続けられれば、先発ローテにも入ってこれるかと思います。
とはいえ、いかんせん立ち上がりの不安定さは何ともし難い。
他の投手が結果を残しているだけに、後半戦の先発はまだ分からない感じですね。


打者個人では中島選手浅村選手が3安打猛打賞の活躍を見せ、
やや当たりが止まっていたヘルマン選手が2安打3打点と活躍し、
チームの勝利に大きく貢献してくれました。
ここ数試合は5番打者として物足りない成績でしたが、
今日のヘルマン選手は試合の流れを変える勝負強い打撃を見せてくれましたね。
今日のような活躍がコンスタントに続けば、打線の不安もなくなってくることでしょう。

心配なのは復帰した秋山選手
以前の昇格とは違い、2軍でもそれほど当たっているわけではなかったのですが、
昇格後もバットは湿りがちでノーヒット、少し心配になってきます。
実績のある選手の場合は、2軍の成績と1軍の成績は全く関係ないのですが、
秋山選手の場合はリンクするところが大きいのですかね。
これでは星秀和選手に再び取って代わられてしまいます。
後半戦のレギュラー獲得のためにも、ここで頑張って欲しいですね。

最後に、高卒ルーキーの永江選手が代打で出場したものの空振り三振、
その後、サードの守備に付いて打球を1つ捌きました。
戦力的なものというよりも、先を見据えた1軍体験昇格といった感じでしょうが、
1軍で打席のチャンスを貰えたというのはラッキーでしたね。
19日に開催されるフレッシュオールスターに出場予定ですので、
そこでMVPが取れるように頑張って欲しいです。
将来のショートとして高い期待をかけているだけに、楽しみな存在ですね。



明日からは札幌での日ハム2連戦です。
明日の先発は好調の野上投手。
前回は完封目前で降板となり、球数を投げての中5日登板となりましたが、
体力のある投手ですから、明日の試合でも良いピッチングを見せてくれることでしょう。
一方の日ハム先発は谷元投手。
リリーフの時に対戦がありますが、何気なく抑えられている印象があるだけに、
明日は初回からチーム一丸となって攻略し、
後半戦が貯金生活でスタートできるように、初戦を取って欲しいですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




7月14日 埼玉西武ライオンズ 4−1 オリックスバファローズ

(西)ゴンザレス(5回)−十亀(1回2/3)
 −ウィリアムス(1/3)−長田(1回)−涌井(1回)
(オ)寺原(7回)−香月(1/3)
 −海田(1回)−木佐貫(2/3)
西武
オリックス

ウィリアムスの好リリーフで逃げ切り! 先発転向のゴンザレスが5回1失点で来日初勝利!
今日の試合のヒーローは間違いなくウィリアムス投手でしょう。
2番手の十亀投手の相変わらず宝の持ち腐れ的なピッチングで、
7回は2アウトを取ったものの、2番大引選手にヒットを許した後、
3番バルディリス選手にストレートの四球を出す愚行を犯した後、
4番李大浩選手をピッチャーゴロに打ち取るもファンブルするエラーで2アウト満塁の大ピンチに。
ここで5番T−岡田選手に対してウィリアムス投手が登板し、
150キロを超えるストレートでガンガン押して、最後は152キロストレートで三球三振!
相手に傾きかけた流れをグッと引き戻してくれました。
このウィリアムス投手のセットアップが今日の試合の勝敗の分かれ目になったように思いますね。

1(左)栗山、2(二)原、3(遊)中島、4(指)中村剛也、5(三)ヘルマン、
6(一)浅村、7(右)大崎、8(捕)炭谷銀仁朗、9(中)秋山
◆昨日、武隈投手とオーティズ選手が1軍登録抹消。今日、片岡選手が1軍登録抹消。
 昨日、ゴンザレス投手と高山選手が登録。今日、永江選手が1軍登録。


1回表 オリックス先発:寺原投手
栗山選手、カウント1−3から四球で出塁、ノーアウト1塁。
原選手、2球送りバントもファール、スリーバントを試みるもファールで空振り三振。
中島選手、フルカウントから四球で出塁、1アウト1・2塁。
中村選手、初球スライダーを打ってレフト前タイムリーヒット! 1アウト1・2塁。
ヘルマン選手、低めストレートにショートゴロ併殺。
◆この回…何のために原選手を2番に置いているのかと… しっかり送れよ…
     中島選手が四球で歩いたことで、ミスが消される形になったが、
     しっかりと反省してもらいたい。
     中村選手のタイムリーはナイスバッティング。
     調整期間は終わり、今日からガンガン行って欲しい。
     ヘルマン選手の調子が良くないので5番が弱い。カーター選手が守れれば…


1回裏 ライオンズ先発:ゴンザレス投手
スケールズ選手、早々に追い込むもカウント2−2から死球…
大引選手、送りバント成功。1アウト2塁。
バルディリス選手、カウント1−3から外角スライダーを打たれてライトへのタイムリーヒット…
李大浩選手、初球ストレートを打たれてセンター後方のフライ、
センター秋山選手の緩慢な送球を突かれて1塁ランナーは2塁へ。
T−岡田選手、内角低めストレートで見逃し三振!
◆ゴンザレス投手…不安な立ち上がりだなぁ… あっさりしすぎ。粘り強く投げてよ。

2回表
浅村選手、初球高めストレートを打つもサードのバルディリス選手に阻まれてサードゴロ。
大崎選手、外角ストレートを叩いてピッチャーの頭を越すもショートゴロ。
炭谷選手、内角ストレートを打ってセンター前ヒット!
秋山選手、外角スライダーを打つもセカンドゴロ。

2回裏
竹原選手、スライダーを打たれてレフト前ヒット。
赤田選手、外角スライダーで一二塁間のゴロ、セカンド原選手が追いつき2塁送球アウト!
伊藤選手、高めスライダーでレフトフライ。
安達選手、内角低めストレートでファーストファールフライ。

3回表
栗山選手、内角低めスライダーを打ってセンターへのフライ、
センターの赤田選手が目測を誤り、一度前進後に後退して2ベースヒットに!

原選手、送りバントを決め、
ファーストの李選手が3塁へ送球するも逸れて犠打野選でノーアウト1・3塁。
中島選手、低めスライダーにサードゴロ併殺。この間に3塁ランナーはホームイン。
中村選手、内角ストレートにファーストファールフライ。
◆この回…相手のミスで貰ったチャンスの割には併殺打の1点と地味に終わった…
     流れを掴めそうで掴めていないだけに、気を引き締めて行きたい。


3回裏
スケールズ選手、外角ストレートを打たれてピッチャーのグラブを弾くセンター前ヒット。
大引選手、送りバント成功。1アウト2塁。
バルディリス選手、外角低めスライダーでライトフライ、2アウト2塁。
李選手、高めストレートを打たれてセカンド左への強いゴロ、
セカンドの原選手が追いつき1塁へ送球してアウト!

◆原選手…今日は守備で2つの良いプレー。初回の送りバント失敗の借りを返してくれている。

4回表
ヘルマン選手、高めスライダーを打ってライト前ヒット!
浅村選手のところでワイルドピッチ、ランナー2塁へ。
浅村選手、送りバント成功、1アウト3塁。
大崎選手、外角低めフォークを打ってセンターへの犠牲フライ!
炭谷選手、外角ストレートを打ってライト前ヒット!
この打球をライトのスケールズ選手が後ろに逸らし、2塁を蹴って3塁を狙うもタッチアウトに。
◆この回…相手のミスに付け込んで卒なく1点を挙げたが、炭谷選手は欲張りすぎた。

4回裏
T−岡田選手、カウント1−3から四球。
竹原選手、フルカウントからストレートで右中間のセンターフライ。
赤田選手、外角低めストレートで空振り三振!
伊藤選手、外角ストレートで空振り三振!


5回表
秋山選手、低めスライダーにセンターフライ。
栗山選手、低めスライダーを打ってセンター前ヒット!
原選手、外角カーブを流し打ってレフト前ヒット!
 1アウト1・2塁。
中島選手、内角ストレートを打ってセンター前タイムリーヒット! 1アウト1・2塁。
中村選手、外角スライダーにショートゴロ、2塁アウトのみ。2アウト1・3塁。
ヘルマン選手、内角低めストレートにショートゴロ。
◆この回…もう1点取れていたら、クリーンアップも本調子となるんだが…
     それでも3連打で1点を取れたのは大きい。よく3人が繋がった。


5回裏
安達選手、外角ストレートでライトフライ。
スケールズ選手、スライダーでセカンドゴロ。
大引選手、フルカウントから四球。
バルディリス選手、低めスライダーでサードゴロ。
◆ゴンザレス投手…評価が難しい。結果を見れば5回1失点の好投だが、
         1〜4回まで先頭打者を出しており、安定しているとは言い難い。
         かといって、ランナーは1人しか返していないわけだが、
         粘り強い投球という印象も受けない。どう評価すりゃいいの?

6回表
浅村選手、高めスライダーにサードゴロ。
大崎選手、外角ストレートを打ってセカンド内安打!
炭谷選手、初球エンドランで内角スライダーを打つサードゴロ、ランナーは2塁へ。
秋山選手、低めフォークに空振り三振。

6回裏 この回から十亀投手が登板。
李選手、カーブが抜けて死球。
T−岡田選手、外角シンカーを打たれてレフト前ヒット。ノーアウト1・2塁。
竹原選手、高めストレートのボール球を振らせてセカンドフライ、1アウト1・2塁。
赤田選手、外角高めストレートでショートゴロ、2アウト2・3塁。
北川選手、低めストレートでファーストファールフライ。
◆十亀投手…こちらも評価に困る内容。少なくとも先発で使おうとかセットアッパーで使おうとは…
      もう少しコントロールが安定してこないと接戦では怖さを感じてしまう。
      球威は文句なしなんだが球威は。


7回表 この回からキャッチャーに斉藤選手。
栗山選手、高めストレートにセカンドゴロ。
原選手、外角高めストレートにショートゴロ。
中島選手、内角高めストレートを打って左中間突破の2ベースヒット!
中村選手、外角低めスライダーを打つもレフトフェンス手前のフライ。

7回裏
安達選手、オールストレートでファールで粘られるも、
フルカウントからの10球目外角低めストレートでセカンドゴロ。
スケールズ選手、外角高めストレートで空振り三振!
大引選手、初球高めストレートを打たれてセンター前ヒット。
バルディリス選手、ストレートの四球。
2アウト1・2塁。
李選手、外角低めスライダーでピッチャーゴロも十亀投手がファンブルするエラー。2アウト満塁。
ここでライオンズは投手交代、ウィリアムス投手が登板。
T−岡田選手、外角152キロストレートで空振り三振!
◆十亀投手…相変わらずっつーか… どうして一番怖い李選手の前に四球出すの?
      そして、せっかく打ち取ったのにエラーすんの?
      ピッチャーは投げるだけじゃない。
      けん制・クイック・守備・配球とトータルバランスを磨かないと。
◆ウィリアムス投手…今日最大のピンチでオールストレート150キロオーバー。ナイスピッチング!


8回表 この回から香月投手が登板。
ヘルマン選手、初球低めシュートを打つもショート右のゴロ。
浅村選手、低めチェンジアップを打って3塁線のゴロ、
サードのバルディリス選手が弾くエラーで出塁、1アウト1塁。
ここでオリックスは投手交代、海田投手が登板。
大崎選手、エンドラン内角高めストレートにファーストゴロ、ランナー2塁へ。
炭谷選手、外角高めスライダーを打ってライト前ヒット!
2塁ランナーが3塁を蹴ってホームを突くもホームタッチアウトに。

8回裏 この回は長田投手が登板。セカンドに鬼崎選手、原選手がサード、ライトに熊代選手。
竹原選手、初球ストレートを打たれてレフトフェンス直撃の2ベース。
赤田選手、低めシュートでファーストベースに当たるゴロ、
打球の方向が変わるも浅村選手がしっかりと処理してアウト。
1アウト3塁。
斉藤選手、内角高めストレートで浅いレフトフライ、2アウト3塁。
安達選手、フルカウントからの外角ストレートでライトフライ。
◆永江選手…こういっては何だが、何で1軍に上げたんだろうか。
      ショートの出番はまずないし… 代走ぐらい? 1軍体験ツアー?


9回表
代打の高山選手、フルカウントから四球で出塁。代走に星秀和選手。
栗山選手、高めカットボールを打って一二塁間抜くヒット! ノーアウト1・2塁。
原選手、外角高めカットボールに空振り三振。1アウト1・2塁。
ここでオリックスは投手交代、木佐貫投手が登板。
中島選手、フルカウントから内角低めフォークにショートフライ。2アウト1・2塁。
中村選手、内角低めフォークに空振り三振。
◆この回…普通に考えれば原選手には送りバントなんだが、
     1点を取りにいくよりもセーブの付く展開を望んだのかな?
     個人的には貪欲に1点を取りに行ってほしかったが、
     原選手の起用法の問題もあるし、一概には言えない。


9回裏 この回は涌井投手が登板。熊代選手がセンター、星秀和選手がライト。
スケールズ選手、外角高め146キロストレートで空振り三振!
大引選手、高めストレートでライトフライ。
バルディリス選手、内角高めストレートでレフトフライ。
試合終了、4−1でライオンズが勝利!

先発のゴンザレス投手に関しては評価が難しいです。
5回被安打3で1失点という結果からすると、先発の仕事を果たしてくれたわけですが、
5イニング中4度先頭打者をだしており、死球・ヒット・ヒット・四球…
これでは安定感があったとは口が裂けても言えません。
甘い球も多かったのですが、球威あるストレートで押し勝てたといった形で、
まだリリーフの時と同じで投げ屋という印象は拭いきれず、
今後、相手が機動力を絡めてきた時や、1点を争う厳しい試合となった場合は、
不安の方が大きく出てしまうかもしれません。
イメージ的には昨日の先発予定だったオリックスのフィガロ投手に近いかもしれません。
谷間ならまずまず好投してくれそうですが、打たれる時はあっさり崩れそうな感じ。

それは2番手の十亀投手も同じで、ストレートに力があり、球威あるので抑えられますが、
急にコントロールを乱して簡単に四球を出してしまったり、
打ち取った当たりをエラーしてピンチを広げてしまったりと、
投げる部分以外のところに未熟さを見せてしまっています。
涌井投手や野上投手など、ライオンズの投手はトータルバランスで勝負する投手が多いのですが、
(岸投手と牧田投手もどちらかというとそちらのタイプですね。特化はしてませんが)
十亀投手とゴンザレス投手にはそれが物足りないです。
相撲で心技体と言いますが、体しかない感じ。心と技が感じられません。
ゴンザレス投手とは違い、十亀投手にはまだ先があるわけですし、
このまま中途半端な起用を続けていっていいものか、内容に改善が見られないだけに不安です。
今のままでも中継ぎでそれなりの投球はできるでしょうが、それで終わってしまいます。
先発や勝ちパターンのセットアッパー、抑えはとても務まらないでしょう。
先を見据えるなら、一度2軍に落として、練習でコントロールとフィールディングを磨き、
先発することでピッチングを覚えた方がいいような気もします。
ちょっと岐路に来ている感じがしますね。

ちなみに、ここまでの今シーズンの先発投手の評価は、
岸=牧田>野上(暫定)>石井一久>西口=武隈(暫定)>ゴンザレス(暫定)>菊池雄星>小石
ゴンザレス投手の評価はやっぱり微妙。投げてみないと分からないレベル。
とりあえず、先発を飛ばされた菊池雄星投手は立場が危うくなったことは事実。
残り3試合、中継ぎ登板があるかどうか分かりませんが、
チャンスがあればしっかりとアピールしてもらいたいです。
先ほどの心技体の評価で言うと、菊池雄星投手は心体があるが技が足りない、
小石投手は体はあるが心技が物足りない、ゴンザレス投手も同じ、
武隈投手は技に特化していたものの、心と体が追いついた感じで、
今後は先発ローテを守るだけの体力があるかどうかがポイント、
野上投手は心体はあったものの、技が足りてなかったが、それが追いついたことで、
今後も先発ローテで活躍してくれそうな評価です。


打線に関して言えば、今日は相手のミスに助けられた形でしたね。
1回表は先頭打者の栗山選手への四球と中島選手への四球、
特に中島選手の四球は原選手が送りバントを失敗していただけに、
そのミスが帳消しにされただけに、チームとして助かった四球でした。
3回表は栗山選手の打球に対するセンター赤田選手の打球判断、
原選手の送りバントの処理でチャンスが広がり、
中島選手の併殺打の間の1点ですから、完全に相手から貰った1点でした。
4回表は先頭のヘルマン選手がヒットで出塁した後、
ワイルドピッチがあったおかげで送りバントで3塁へ進められ、犠牲フライで1点、
これは卒のない野球でした。
5回表が唯一打線の繋がりで得点したイニングで、
栗山・原・中島選手の3連打で追加点が取れたのは大きかったです。
どれも1点で終わっていて、その後が凡退してしまっただけに、大喜びとはいかない試合でした。

その中でも光ったのが栗山選手
3安打猛打賞に1四球と4度出塁を果たし、そのうち3度がランナーなしからのチャンスメークで、
見事に得点に結びつきました。
思うように打線は繋がりませんでしたが、栗山選手の出塁のおかげで優位に進めましたよね。
また、炭谷選手も4打数3安打で猛打賞の活躍を見せました。
これでようやく打率が2割台に乗り、恥ずかしくない成績になってきました(苦笑)
無理な引っ張りのバッティングは影を潜め、
センターから右方向へ打ち返せるようになったのが大きな進歩ですね。
この調子で打ちまくっていって欲しいです。
抜群の盗塁阻止率を誇りながらもオールスターに選ばれないのは恥と思わなくては。

打線の課題は相変わらず、2番と5番次第という感じです。
原選手は送りバントの失敗はあったものの、守備で良いプレーを見せましたし、
今日の試合での評価は総合的に良かったと思いますが、
9回の場面でランナーを最低限進められなかったりと、決め手が欠いた状態なのは変わらずです。
浅村選手のセカンドとカーター選手のファーストは叶わない夢なんですかねぇ…



明日は牧田投手が先発です。
やや疲れを見せていた牧田投手ですが、今回は雨で中7日と間隔が空きましたし、
前半戦の先発ローテを支えてきた存在として、好投を期待したいです。
一方のオリックス先発は小松投手。
中継ぎの時に抑えられただけに、しっかりと対策を練って試合に臨んでもらいたいですね。
先発とリリーフではまた違うと思いますし、今度こそ攻略して欲しいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




7月12日 埼玉西武ライオンズ 2−0 福岡ソフトバンクホークス

(ソ)大場(8回)
(西)武隈(7回2/3)−ウィリアムス(1/3)
 −涌井(1回)
ホークス
ライオンズ ×

先発・武隈が8回1アウトまでノーヒットピッチングの好投を見せ、完封リレーで勝利!
今日の試合はなんといっても武隈投手の好投でしょう。
今日は何にもまして強気なピッチングが光りました。
右打者左打者関係なく、内角を攻めながら組み立てるピッチングで、
本人もヒーローインタビューで言っていたように、コントロールが良かったわけではなく、
高さ的には危うい球もあったんですが、コースを突くことができていたことで、
ポップフライになる打球が多かったです。
先週の大学日本代表(3年生以下)チームと西武2軍との試合で先発をし、
7回を3安打無失点に抑える好投を見せた武隈投手でしたが、それが良い形で出たようですね。
高卒5年目でロッテ・唐川投手やルーキーの藤岡投手と同学年ですから、
大学日本代表チームは完全に年下ばかり、心理的に上に立てて強気な投球で好投したことが、
今日の試合でも生きてきたように思えます。

もう一つの好投の要因はスライダーでしょうね。
武隈投手と言えばチェンジアップ、左右関係なく3種類のチェンジアップを投げることで有名ですが、
高卒ルーキーの頃からチェンジアップは確かに良かったのですが、
それ以上にスライダー・カーブを合わせた変化球のトータルバランスの良さが光っていました。
プロ入り後はチェンジアップを磨き、プロで飯が食えるレベルの変化球となったわけですが、
ある意味、それが武隈投手のピッチングの幅を狭くしていたところがあり、
開幕1軍を果たした春先などはチェンジアップに頼った投球になっていました。
ところが、今日の試合では立ち上がりの1〜2回はチェンジアップを多めに投げていましたが、
3回以降はストレートで押しながら、左打者の外角スライダーだけでなく、
右打者の膝元にもスライダーを投げるなど、
チェンジアップをほとんど投げずに、スライダーを多めに配していたのが印象的でした。
これまでは右打者には内角ストレートを見せながら、外のチェンジアップで打ち取るパターンでしたが、
今日は逆に外のストレートでカウントを稼ぎ、内角スライダーで打ち取る配球を見せるなど、
これまでとは違った投球パターンを構築することができました。
そうすることで、今度は外角のストレートとチェンジアップの見極めが難しくなりますし、
打者も狙い球が絞りにくくなり、さらに幅のあるピッチングができることでしょう。

そういった好投の要素があったとしても、
8回1アウトまでノーヒットピッチングというのは運もなければできません。
運という意味では、石井一久投手の登録抹消がなければ今日の登板もなかったわけですし、
色々な要素が重なって今日の好投に繋がったのだと思います。
この運を実力に変え、後半戦からは先発ローテとして活躍してもらいたいです。
チームとしても先発左腕がベテランの石井一久投手一人で、
若手を見ても菊池雄星投手と小石投手ぐらいしか先発左腕候補がいなかっただけに、
武隈投手の台頭は今後のチーム運営的にも大きいですね。
野上投手に続き、新しいローテの柱に育ちうる投手がまた一人出てきました。

1(左)栗山、2(中)星秀和、3(遊)中島、4(指)中村剛也、5(三)ヘルマン、
6(一)浅村、7(右)大崎、8(捕)炭谷銀仁朗、9(二)鬼崎
◆小石投手が1軍登録抹消。秋山選手が1軍登録。

1回表 ライオンズ先発:武隈投手
明石選手、スライダーでセンターフライ。
本多選手、フルカウントから四球。
松田選手、高めストレートを打たれるもショートライナー。
多村選手のところで本多選手が2塁盗塁成功。
多村選手、内角低めチェンジアップで空振り三振!

1回裏 ホークス先発:大場投手
栗山選手、高めチェンジアップを打つも右中間のライトフライ。
星秀和選手、外角高めストレートを打つもセンターフライ。
中島選手、外角高めストレートにサードゴロ。

2回表
内川選手、低めストレートでセンターフライ。
小久保選手、内角スライダーでショートフライ。
ペーニャ選手、死球。
長谷川選手のところで無警戒の中でペーニャ選手が2塁盗塁成功。
長谷川選手、外角ストレートで見逃し三振!

2回裏
中村選手、外角低めフォークに空振り三振。
ヘルマン選手、高めストレートにファーストファールフライ。
浅村選手、外角高めスライダーにショートフライ。

3回表
高谷選手、高めスライダーで空振り三振!
明石選手、外角低めスライダーでレフトフライ。
本多選手、ファールで粘られるも8球目外角高めチェンジアップでレフトフライ。

3回裏
大崎選手、外角ストレートにレフトフライ。
炭谷選手、高めストレートにセカンドフライ。
鬼崎選手、高めストレートにセンターフライ。
◆打線…大場投手のストレートは140キロ前後で高めに来ているんだが…
    甘い球は来ているだけに、確実に捉えて欲しい。


4回表
松田選手、内角低めスライダーで空振り三振!
多村選手、スライダーでサードゴロ。
内川選手、ストレートの四球。
小久保選手、初球ストレートを打たれるもセンターフライ。

4回裏
栗山選手、初球外角高めチェンジアップを打つもレフトフライ。
星選手、フルカウントからの高めストレートにレフトフライ。
中島選手、外角低めスライダーに空振り三振。

5回表
ペーニャ選手、初球高めストレートでファーストフライ。
長谷川選手、フルカウントから外角スライダーでセカンドゴロ。
高谷選手、内角低めストレートで空振り三振!
◆武隈投手…今日はストレート中心で両サイドを攻められている。
      変化球ではスライダーが多めで、得意のチェンジアップは少なめ、
      チェンジアップを意識させながら、上手く打たせて捕っている。


5回裏
中村選手、外角低めスライダーにショートゴロ。
ヘルマン選手、内角高めストレートを打ってライト前ヒット!
浅村選手、フルカウントからの外角高めスライダーに空振り三振、
スタートを切っていたヘルマン選手は2塁盗塁成功!
大崎選手、外角チェンジアップを打ってピッチャーの足元を抜くセカンド内安打!
この打球をセカンド本多選手が1塁へ悪送球タイムリーエラー、打者走者も2塁へ。
炭谷選手、低めフォークに空振り三振。
◆この回…ランナーが出て、盗塁を決めたことで突破口が開けた。
     次の回に一気に崩そう。

6回表
明石選手、外角ストレートでセカンドゴロ。
本多選手、ファールで粘られるもフルカウントからの9球目
内角ストレートがややボール気味だったものの、ストライク判定で見逃し三振!
松田選手、チェンジアップを打たれるも3塁線のゴロをヘルマン選手が捕って1塁送球アウト!

6回裏
鬼崎選手、内角高めストレートに空振り三振。
栗山選手、初球高めチェンジアップにサードゴロ。
星選手、高めストレートにレフトフライ。

7回表
多村選手、初球内角ストレートを打たれるもレフト後方のフライ。
内川選手、外角ストレートでショートゴロ。
小久保選手、外角低めストレートでショートゴロ。
◆この回…良い当たりがアウトになったりと、少し雰囲気が出てきた感じがする。

7回裏
中島選手、外角低めカーブに空振り三振。
中村選手、外角低めフォークのボール球に空振り三振。
ヘルマン選手、フルカウントから四球で出塁、2アウト1塁。
ヘルマン選手が浅村選手のところで2塁盗塁成功! 2アウト2塁。
浅村選手、内角低めストレートを打ってレフトオーバーのタイムリー3ベース!
大崎選手、内角低めフォークに空振り三振。
◆この回…再び盗塁を絡めて、浅村選手のタイムリー3ベースで勝ち越し。
     盗塁のショックを引きずる中、甘い球が来てそれを捉えることができた。
     この1点で安心して武隈投手をマウンドに送れるようになった。


8回表 この回からセンターに秋山選手、星選手がライトへ、サードに原選手。
ペーニャ選手、高めストレートでキャッチャーファールフライ。
長谷川選手、内角ストレートで打ち取るもレフト前に落ちるポテンヒット。
高谷選手、外角低めスライダーでセカンドゴロ、2塁アウトのみ。
ここでライオンズは投手交代、ウィリアムス投手が登板。
明石選手、外角低めストレートで見逃し三振!
◆この回…岸投手か誰かがノーヒットピッチングしていて、長谷川選手に打たれたような…
     惜しかったなぁ、チャンスだったのに。
     ただ、7回ぐらいか足を気にしていて、降板時には少し引きずる形だったので、
     かなり下半身に疲れが来ていたことは間違いなく、そういう意味ではよく粘ってくれた。


8回裏
炭谷選手、内角高めストレートに空振り三振。
鬼崎選手、外角ストレートにセンターフライ。
栗山選手、低めストレートにセンターフライ。

9回表 この回は涌井投手が登板。
本多選手、外角ストレートでショートゴロ。
松田選手、フルカウントから内角高めストレートでサードゴロ。
松中選手、フルカウントから外角高めストレートでショートゴロ。
試合終了、2−0でライオンズが勝利!

武隈投手がノーヒットノーランを逃したことに関して言えば、
長谷川選手と明石選手を超えれば行けそうな雰囲気だったのですが…
長谷川選手には前もノーヒットノーランペースを破られたような…
そう簡単にはいかない記録ということでしょうか。
足が攣っていなければ可能性もあっただけに、さらなるトレーニングを積んでもらいたいですね。


打線は相手先発の大場投手に3安打に封じられてしまい、内容的には完敗に近い形でした。
それでも先制した5回裏、追加点の7回裏、いずれもヘルマン選手の盗塁が生きる形となり、
前回対戦同様に盗塁から得点を奪う攻撃で2点を取れたのは大きかったです。
1点だけではノーヒットペースだとしても、足が攣っている武隈投手を続投させるか迷ったでしょうから、
7回裏に浅村選手のタイムリー3ベースで挙げた1点は大きな追加点でした。
もう1点取っていたら、8回表の長谷川選手の打球に栗山選手が突っ込めたかも、
そういう意味では大崎選手にもう1本欲しいところでしたね。
それでも中島・中村選手が大場投手に全く合っていなかったわけですから、
下位打線で上手く点数が取れたと評価できるかと思います。

打線に関しては昨日と同じ、中村選手がまだ本調子でない以上、
前後の打者が打たないことには点数に繋がってきません。
個人的には浅村選手をセカンドで使い、ファーストに外国人選手を入れて、
ヘルマン選手を2番に据える攻撃的オーダーで行って欲しいのですが…
守備位置の関係もあるのか、なかなか実現しませんね。
明日はゴンザレス投手が先発予定ですが、1軍外国人が5人になってしまうので、
出番が少なくなっているオーティズ選手が落ちるのでしょうか。
守れるかどうかも関係してくるので、カーター選手の可能性もありますが、
もうしばらくは中村選手はDHで出場することになりそうですから、
両外国人選手にはファーストを守れるように準備しておいてもらいたいです。



明日からは大阪でのオリックス3連戦です。
これまでとは違って、オリックスの調子が上がってきているだけに、
1点を大事にしながら戦って行きたいですね。
ライオンズの先発はリリーフから転向のゴンザレス投手。
2軍の先発ではオープン戦同様に好結果を残しているだけに、期待するところは大きいのですが、
リリーフでの悪い印象もまだ残っているだけに、ファンの信頼を取り戻す好投を見せて欲しいですね。
若い野上投手と武隈投手が結果を残していますから、
下手すると、ゴンザレス投手の先発はラストチャンスの可能性もあるだけに、
結果にこだわったピッチングを見せてもらいたいです。
一方のオリックス先発はフィガロ投手。
相性自体は良い相手ですから、繋がりのある攻撃で点数を積み重ねていって欲しいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




7月11日 埼玉西武ライオンズ 1−4 福岡ソフトバンクホークス

(ソ)摂津(9回)
(西)小石(4回2/3)−岡本篤志(1回1/3)
 −大石(2回)−松永(1回)
(本)松田8号3ラン(3回表)
  中村剛也14号ソロ(9回裏)
ホークス
ライオンズ

先発・小石が一発に泣き負け投手に…打線沈黙も中村の復帰弾で一矢報いる
久々の1軍先発となったルーキーの小石投手は悪くなかったんですが、一発に泣きましたね。
3回表2アウト1・2塁で内角高めストレートでストライク、内角スライダー2球連続ボールの
カウント1−2からの内角高目を狙ったストレートが外角高めに甘く入ってしまい、
センターバックスクリーンへの3ランホームラン… この失投に泣いてしまいました。
まぁ、でもこれは炭谷捕手のリードミスですよね。
キャッチャーの意図としては分かります。
変化球が2球ボールになった後、相手打者がストレートを狙うところで、
内角高めにボール気味でいいからポップフライを打たせる、
ファールになれば外へチェンジアップで打ち取れる、それは分かります。
けれど、ルーキーの小石投手にそのピッチングを要求するのは少し酷だったように思えます。
小石投手が最悪松田選手を四球で歩かせて満塁にしても良いということが分かっていたのか。
そうでないなら、並行カウントでボール気味に突っ込んで行くことは難しいですよ。
ストレートを投げるなら外角低め、ベストは外角のチェンジアップ、
もう少し投手に優しいリードをしても良かったのではないかと思いますね。
相手打者がストレートを狙っている時に、打ち頃のストレートを投げたのでは打たれますわな…

今日の小石投手の失投らしい失投はこれぐらいで、
全般的には打者の内角をストレートで攻め込みながら、
スライダー・カーブ・チェンジアップで打たせて捕るナイスピッチングだったと思います。
小石投手が今後活躍していくためのピッチングの組み立ては披露できたように思います。
今日は4つの四球を出しましたが、1つは敬遠の四球、
多村選手とペーニャ選手には攻めた上での四球ですから、
問題があったのは3回表の高谷選手への四球だけ、
春先の先発時に比べれば、相手打者としっかり勝負できるようになってきています。
ストレートは130キロ中盤ながら球速以上に力がありますから、
変化球でしっかりとカウントを取れれば、安定したピッチングができるのは間違いないです。
あとは経験。今日の苦い想いを忘れずに、配球の意味を理解した攻めをしていって欲しいです。

次回登板があるかどうかは岸投手の回復具合次第ですが、
内容的には悪くなかっただけに、またチャンスを与えて欲しいですね。

1(左)栗山、2(二)原、3(遊)中島、4(指)中村剛也、5(三)ヘルマン、
6(一)浅村、7(右)大崎、8(捕)炭谷銀仁朗、9(中)星秀和
◆田代選手が1軍登録抹消。小石投手が1軍登録。
◆片岡選手は右手首の炎症で2〜3試合欠場予定とのこと。代走はあるかも。

1回表 ライオンズ先発:小石投手
明石選手、内角ストレートでセカンドゴロ。
今宮選手、外角低めチェンジアップでショートゴロ。
松田選手、低めカーブでサードゴロ。

1回裏 ホークス先発:摂津投手
栗山選手、初球外角ストレートを打ってセンター前ヒット!
原選手、送りバント成功、1アウト2塁。
栗山選手が中島選手のところで3塁盗塁成功!
中島選手、ストレートの四球で出塁、1アウト1・3塁。
中村選手、内角ストレートにショートフライ。2アウト1・3塁。
ヘルマン選手、外角低めカーブにサードゴロ。
◆この回…ヒット・バント・盗塁と良いチャンスの作り方だったが、
     4・5番がいまひとつの打撃内容で点数取れず。
     中村選手はもう少しかかるだろうし、ヘルマン選手が打ってくれないと。

2回表
多村選手、フルカウントから内角低めストレートが微妙に外れて四球。
内川選手、低めチェンジアップでセンターフライ。
小久保選手、低めチェンジアップでライト後方のフライ。
ペーニャ選手、内角高めストレートでピッチャーゴロ。

2回裏
浅村選手、内角低めシンカーを打つも左中間のセンターフライ。
大崎選手、内角高めストレートを打つもライトフェンス手前のフライ。
炭谷選手、フルカウントから内角低めシンカーに空振り三振。

3回表
長谷川選手、外角ストレートでレフトフライ。
高谷選手、変化球が入らずカウント1−3から四球。
明石選手、外角ストレートで打ち取るもレフト前に落ちるヒット。
1アウト1・2塁。
今宮選手、フルカウントからの外角低めチェンジアップで空振り三振! 2アウト1・2塁。
松田選手、初球内角高めストレート見逃し、
2・3球目の内角スライダーがボールとなった後の、
高めストレートを捉えられてセンターバックスクリーンへの3ランホームラン…

多村選手、初球外角ストレートでセンターフライ。
◆この回…松田選手には完全に配球を読まれた形。
     スライダー2球外れた後ではストレートを狙われてしまう。それが甘く入った。
     ホークスで一番怖い打者なだけに、経験があれば最悪歩かせる組立もできるが、
     まだそういう形はできなかったということか。
     気持ちを切り替えて投げていってもらいたい。

3回裏
星秀和選手、外角低めカーブにセカンドゴロ。
栗山選手、フルカウントからの外角低めシンカーにセカンドゴロ。
原選手、ファールで粘るも外角カーブにピッチャーゴロ。

4回表
内川選手、フルカウントからの外角低めチェンジアップを打たれてセンター前ヒット。
小久保選手、内角高めストレートでセカンドフライ。
ペーニャ選手のところで内川選手が2塁盗塁を試みるも、炭谷捕手が刺してアウト!
ペーニャ選手、内角高めストレートで攻めるもストレートの四球。
長谷川選手、高めストレートでファーストゴロ。

4回裏
中島選手、内角低めシンカーに空振り三振。
中村選手、低めシンカーに空振り三振。
ヘルマン選手、ストレートを打つもライトフライ。

5回表
高谷選手、外角低めスライダーでライトフライ。
明石選手、外角高めストレートを打たれてレフト前ヒット。
今宮選手、送りバント成功。2アウト2塁。
松田選手、敬遠の四球。2アウト1・2塁。
ここでライオンズは投手交代、岡本篤志投手が登板。
多村選手、内角高めスライダーで空振り三振!
◆小石投手…結果は可もなく不可もなくだが、内容は及第点。
      春先と違い、打者に攻められるようになり、自滅することがなくなったが、
      まだ細かいコントロールがないので、ここ一番のピッチングが課題か。
      3回表の松田選手の打席で外角低めのストレートやチェンジアップで
      カウントを稼げるようになれば、安定感も出てくるだろう。


5回裏
浅村選手、内角ストレートにセンターフライ。
大崎選手、外角シンカーにセカンドゴロ。
炭谷選手、内角シンカーにショートゴロ。
◆打線…初回の栗山選手のヒット1本…摂津投手の球数も少なく、手も足も出ない(苦笑)
    しかし、シンカー・シンカーまたシンカーだな。


6回表
内川選手、死球。
小久保選手、外角スライダーを打たれてライト前ヒット。ノーアウト1・2塁。
ペーニャ選手、内角高めストレートでキャッチャーファールフライ、1アウト1・2塁。
長谷川選手、外角高めストレートでセンターフライ、2アウト1・2塁。
高谷選手、ファールで粘られてフルカウントから9球目
高めストレートを打たれてセンター前タイムリーヒット。

打者走者は一二塁間に挟んでタッチアウト。

6回裏
星選手、外角シンカーにショートゴロ。
栗山選手、内角ストレートに見逃し三振。
原選手、外角カーブにファーストゴロ。

7回表 この回から大石投手が登板。
明石選手、ファールで粘られるも9球目外角低めチェンジアップでセカンドゴロ。
今宮選手、初球内角高めストレートを打たれてレフトオーバーの2ベース。
松田選手、外角高めスライダーでレフトフライ。
多村選手、外角高めストレートで見逃し三振!

7回裏
中島選手、外角カーブに見逃し三振。
中村選手、内角ストレートを打ってレフトオーバーの2ベースヒット!
ヘルマン選手、初球外角高めスライダーにショートゴロ。
浅村選手、外角スライダーを打って三遊間のサード内安打! 2アウト1・3塁。
大崎選手、外角低めシンカーにショートゴロ。

8回表
内川選手、外角低めスライダーでショートゴロ。
小久保選手、内角高めストレートでセンターフライ。
ペーニャ選手、死球。代走に柳田選手。
長谷川選手、外角ストレートでセンターフライ。

8回裏
代打の上本選手、フルカウントからのストレートにファーストゴロ。
代打のカーター選手、外角低めカーブに空振り三振。
栗山選手、フルカウントから内角ストレートを打つも、
センター後方のフライを福田選手に追いつかれてしまってアウトに。

9回表 この回から松永投手が登板。
高谷選手、スライダーを打たれてライトへの2ベース。
明石選手、送りバントも松永投手が3塁送球でアウト!
今宮選手、内角低めスライダーでレフトフライ。
松田選手のところで明石選手が2塁盗塁を試みるも、炭谷捕手が刺してアウト!

9回裏
原選手、外角低めシンカーにセカンドゴロ。
中島選手、内角高めストレートにセンターフライ。
中村選手、内角低めシンカーを捉えてレフトスタンドへのソロホームラン!
ヘルマン選手、外角低めカーブを引っ掛けるもサード内安打!

浅村選手、初球外角低めスライダーにライトフライ。
試合終了、1−4で敗戦…

打線は初回のチャンスを逃したのが痛かったですね。
正直、スタメンを見てガッカリしたといいますか、今日も中軸は厳しいなと思わざるを得ず、
そういう意味では初回のチャンスを逃してしまったのは必然だったとも言えます。
浅村選手にセカンドを守らせることはできないんですかね?
ファーストで出続けているだけに、そう簡単に戻せないというのも分かりますが、
中島選手の後釜としてショートを期待しているなら、
セカンドを守らせても何の不思議もないのですが…
2軍では高卒ルーキーの永江選手がほぼ全試合ショートを守っているだけに、
将来的には浅村選手をセカンド等で使う可能性もあるはず。
攻撃的なオーダーを組むためにも、片岡選手が出れない時には、
セカンドを守らせてもいいと思うのですが… 何でなんでしょう。
あとは両外国人がファーストを守れるのか否かの問題もあるのですが、
それなら上本選手をファーストで使ってもいいわけですし、
もう少し攻撃的オーダーを組んで欲しかったというのが正直なところです。

それでも打線の収穫はあったわけで、4番に復帰した中村剛也選手
1軍復帰2試合目にして3打席目にレフトオーバーの2ベースを放ち、
4打席目には待望の復帰後初ホームランを放つなど、
ブランクを感じさせない打撃を見せてくれたことは大きな収穫です。
初回のどん詰まりのショートフライを見たときはまだ時間がかかるかなと思ったのですが、
終盤に納得する打撃ができたという意味では、今後への期待が膨らみますね。
3・4打席ともに打ったのは内角の球だっただけに、
警戒されればされるほど外角一辺倒になる可能性が高く、
上手く配球を読んで対処していって欲しいですね。

心配なのは岡本篤志投手の状態ですね。
前回登板で火達磨となってしまい、ウィリアムス投手に勝ちパターン継投を奪われ、
ビハインドの展開で登板することになりましたが、やはりピリッとせず、
高めの失投が多いのが少し気になりますね。
もう少し低めにボールを集めてくれませんと、安心して見ることができません。
このままでは再度の2軍落ちの可能性も。
期待している投手なだけに、ここで踏ん張りを見せてもらいたいです。



明日は武隈投手が先発です。
2軍での前回登板は3年生主体の大学日本代表チームで、
プロ候補生が多くいるとはいえ、そこは役者が完全に違い、
ほぼ完璧な内容で7回無失点に抑えたようです。
実力的には1軍の先発として活躍できるだけの力は持っているわけですから、
その時のように相手を見下ろす気持ちで、堂々としたピッチングを披露して欲しいですね。
一方のホークス先発は大場投手。
前回対戦では4盗塁と機動力を絡めながら得点しただけに、
明日の試合でも積極的な攻めでチャンスを掴んでもらいたいですね。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




7月10日 埼玉西武ライオンズ 5−2 福岡ソフトバンクホークス

(ソ)岩崎(5回1/3)−神内(2/3)
 −藤岡(1回)−吉川(1回)
(西)野上(8回1/3)−涌井(2/3)
(本)ペーニャ12号2ラン(9回表)
ホークス
ライオンズ ×

下位打線が繋がりを見せて5得点! 野上、完投逃すも安定感抜群の投球で3勝目!
野上投手は一皮剥けましたね。
ルーキーの頃から度胸の良さは買われていましたが、
コントロールの甘さもあって2軍生活が長くなってしまい、
昨年秋からストレートの球威が増してプレーオフではリリーフ登板を果たし、
今年もリリーフで開幕1軍の切符を掴みましたが、
急にコントロールが荒れることがあり、余計な四球が多く、
また、スライダーの失投で長打を喰らうことも珍しくはなく、
春先には先発の機会もありましたが、結果を残せずに2軍落ち。
しかし、交流戦明けの連戦で先発の機会が与えられ、
ロッテ戦は好投するも一発に泣き負け投手、前回のソフトバンク戦で勝利投手となり、
今日の試合では完封ペースで9回に入る素晴らしいピッチング、
ローテ投手が怪我で離脱する中、新しい先発の柱として台頭してきました。

好調の要因はコントロールでしょうね。
春先はストレートが走っていてもボール先行になりがちで、四球が多かったのですが、
ここ3試合の四球は1・1・2と比較的少なく推移しています。
打者の懐を攻めてポップフライを打たせるなど、打者と勝負できているのが大きいです。
その中でも失投になりがちだったスライダーのコントロールが安定しているのも大きいです。
以前は甘く入って長打を喰らっていましたが、今は低めにしっかりとコントロールされており、
下手すれば1イニング1球はあったスライダーの失投が、今では1試合に数球に激減しています。
ここ3試合、安心して見ていられるのも、スライダーの制球の良さ故です。

今日の試合に関して言えば、カウント球のスライダーと決め球のチェンジアップに加え、
100キロ台のスローカーブを多めに使っていたのも良かったですね。
左右の打者関係なくカーブを数球ではありまうが、混ぜていましたし、
チェンジアップを武器とする野上投手にカーブがあると、
岸投手と同じように相手打者の脅威になることは間違いないです。
ストライク先行で余裕ある投球ができるようになったことで、
このカーブも多めに配せるようになり、良い循環になっているように思います。

社会人時代にはホークスの摂津投手と並ぶ好投手だったものの、
プロ入り後は大きく差を付けられる結果となり、悔しい思いもしたでしょうが、
今後は摂津投手に負けない活躍を見せてくれそうです。
順調に行けば、ここから二桁勝つ可能性もあり、
新しい先発の軸に育ちつつある野上投手の今後のピッチングが楽しみですね。
しかし、それにしても投げるまでの動作や投げた後の守備の姿勢とか、
涌井投手にそっくりなんですよね〜
2人ともフィールディングに自信のある投手ですし、そういう意味でも似通ってくるのでしょうが。
マウンド上で風格が出てきたのも、涌井投手効果なのかもしれませんね。

1(左)栗山、2(二)片岡、3(遊)中島、4(指)中村剛也、5(三)ヘルマン、
6(一)浅村、7(右)大崎、8(捕)炭谷銀仁朗、9(中)星秀和
◆昨日、藤原良平投手が1軍登録抹消。今日になって石井一久投手が肘痛で1軍登録抹消。
 武隈投手と中村剛也選手が1軍登録。


1回表 ライオンズ先発:野上投手
明石選手、フルカウントから内角高めストレートで詰まらせるもセカンド内安打。
今宮選手、送りバント成功。1アウト2塁。
松田選手、内角ストレートでキャッチャーファールフライ、2アウト2塁。
ペーニャ選手、外角スライダーでレフトフライ。

1回裏 ホークス先発:岩崎投手
栗山選手、フルカウントからの内角高めストレートにセカンドゴロ。
片岡選手、外角低めフォークにライトフライ。
中島選手、内角ストレートにセカンドフライ。

2回表
内川選手、外角低めスライダーでサードゴロ。
小久保選手、外角低めストレートを打たれてセンター前ヒット。
長谷川選手、内角ストレートでバットを折ってセカンドハーフライナー、2アウト1塁。
柳田選手、ファールで粘られるもフルカウントからの外角高めチェンジアップで見逃し三振!

2回裏
中村剛也選手、外角攻めで外角低めフォークに空振り三振。
ヘルマン選手、内角ストレートで攻められた後の外角低めフォークに空振り三振。
浅村選手、外角ストレートを打ってショートのエラーで出塁。
浅村選手が大崎選手のところで2塁盗塁成功! 2アウト2塁。
大崎選手、内角高めストレートを打ってライト右へのタイムリー2ベース!
炭谷選手、外角スライダーを打って一二塁間抜くヒット! 2アウト1・3塁。
星秀和選手、ストレートを打つもショートライナー。
◆この回…星選手の当たりは惜しかったが、1点を先制できたのは大きい。
     下位打線が好調になってきている。

3回表
高谷選手、初球外角スライダーでセカンドゴロ。
明石選手、スライダーを打たれるもファーストゴロ。
今宮選手、初球高めスライダーを打たれてライト前ヒット。
松田選手、ファールで粘られれてフルカウントから8球目外れて四球。2アウト1・2塁。
ペーニャ選手、高めストレートのボール球を振らせてファーストファールフライ。

3回裏
栗山選手、内角低めフォークを打って一二塁間抜くヒット!
片岡選手、セーフティバントの構えも2球見逃し、
最後は低めフォークにショートゴロ、2塁アウトのみ。

片岡選手が中島選手のところで2塁盗塁成功!
中島選手、フォークにサードゴロ。2アウト2塁。
中村選手、フルカウントから四球で出塁、2アウト1・2塁。
ヘルマン選手、ファールで粘ってフルカウントから10球目選んで四球、2アウト満塁。
浅村選手、外角低めフォークを打ってピッチャーの頭を越すセカンドタイムリー内安打!
大崎選手、押し出しの死球。1点追加して、なおも2アウト満塁。
炭谷選手、内角ストレートに空振り三振。
◆この回…チャンスの作り方はいまひとつだったが、2アウトからよく打線が繋がった。
     ヘルマン選手の粘り、浅村選手の相性の良さ、
     何かをやってくれる大崎選手の勝負強さが発揮された。


4回表 この回からセカンドに原選手。
内川選手、内角ストレートでショートゴロ。
小久保選手、外角スライダーでライトフライ。
長谷川選手、ノースリーとなるも立て直して、フルカウントからチェンジアップでセカンドゴロ。
◆片岡選手…まだ詳細は不明。走塁でどこか痛めた?
      どうやら、2回表の長谷川選手のセカンドライナーでジャンピングキャッチした時、
      着地で手を付いた右手首の違和感が生じたとか。
      普通に考えると、それほど大事はなさそうだが、肩の不安があるだけに心配。

4回裏
星選手、初球外角高めチェンジアップを打つもライトフライ。
栗山選手、外角低めチェンジアップにファーストゴロ。
原選手、ファールで粘ってフルカウントからの8球目
内角フォークを打って右中間への2ベースヒット!

中島選手、外角スライダーにショートゴロ。
◆原選手…久々の打席だったが、粘った末での2ベースは評価が高い。
     準備を怠ることなく、練習をしてきた成果だと言えるだろう。

5回表
柳田選手、内角低めチェンジアップでセカンドゴロ。
高谷選手、フルカウントから四球。
明石選手、フルカウントから高めストレートで空振り三振!
スタートを切っていた高谷選手は2塁盗塁失敗で三振ゲッツー!

◆野上投手…この回に四球を出してしまったが、以前よりも四球が少なく、
      スライダーも低めに来ていて、コントロールにも安定感が出てきた。
      前回の登板で一皮剥けた雰囲気があるな。

5回裏
中村選手、外角低めストレートにサードゴロ。
ヘルマン選手、外角ストレートにライトフライ。
浅村選手、内角ストレートを打ってライト前ヒット!
大崎選手、外角低めストレートにファーストゴロ。
◆浅村選手…今日は全打席出塁。相性の良さもあってスタメン起用、結果を残している。
      明日からのファーストはどうするんだろ、悩むなぁ。
      カーター選手もオーティズ選手もベンチというのは複雑な気もするし。

6回表
今宮選手、内角低めストレートを打たれてレフト前ヒット。
松田選手、外角低めカーブでセンターフライ。
ペーニャ選手、内角高めストレートでセカンドゴロ併殺!
◆野上投手…この回は1つのポイントだったが、先頭打者を出すも後続をしっかり抑えた。

6回裏
炭谷選手、外角高めストレートを打って右中間への2ベースヒット!
星選手、送りバント成功、1アウト3塁。
ここでホークスは投手交代、神内投手が登板。
栗山選手、外角スライダーを打ってレフト犠牲フライ!
原選手、内角低めチェンジアップに空振り三振。
◆この回…好投の野上投手を援護する貴重な追加点を取ることができた。
     当たってきている炭谷選手の2ベースでチャンスを掴み、
     栗山選手がきっちり犠牲フライ、良い追加点を取ることができた。

7回表
内川選手、初球外角低めスライダーでライトフライ。
小久保選手、外角ストレートでピッチャーゴロ。
長谷川選手、内角ストレートでレフトフライ。

7回裏 この回から藤岡投手が登板。
中島選手、外角シュートにサードゴロ。
中村選手、フルカウントから四球で出塁。
ヘルマン選手、低めシュートにセカンドゴロ併殺。
◆中村選手…まだ復帰2試合目だし、この3連戦は結果度外視。
      その中でもボールを見極められていることは一つの安心感。

8回表
柳田選手、低めチェンジアップでファーストゴロ。
高谷選手、外角高めチェンジアップでサードゴロ。
明石選手、ストレートでライトフライ。
◆野上投手…球数は111球。9回も十分行けそう。

8回裏 この回は吉川投手が登板。
浅村選手、ストレートの四球で出塁、ノーアウト1塁。
大崎選手、送りバント成功、1アウト2塁。
炭谷選手、フルカウントから外角スライダーに空振り三振。
星選手、フォークを打ってセンター前タイムリーヒット! 送球間に打者走者も2塁へ。
栗山選手、内角ストレートに見逃し三振。

9回表 この回はセンターに熊代選手、星選手がライトへ。
今宮選手、初球低めスライダーでサードゴロ。
松田選手、外角ストレートを打たれて右中間への2ベース。
ペーニャ選手、外角高めストレートを打たれてライトスタンドへの2ランホームラン。
内川選手、高めストレートを打たれて左中間への2ベース。
ここでライオンズは投手交代、涌井投手が登板。
小久保選手、内角高め146キロストレートで空振り三振!
長谷川選手、高めストレートでレフトフライ。
試合終了、5−2でライオンズが勝利!
◆野上投手…プロ初完封目前も高めに甘く入って長打を喰らってしまった。
      岸投手が順調なら中5日登板となるだろうから、
      完封がなくなった時点で交代でもおかしくなかったが、
      プロ初完投や1アウトを取っていたことで続投も生かせず。
      まぁ、この調子なら完封・完投も近いだろうし、慌てることはない。

打線は8安打のうち6本が6〜9番の下位打線のヒットで、
卒がない野球で効率よく点数を取ることができました。
2回裏は2アウトから浅村選手が相手のエラーで出塁し、すかさず2塁盗塁を決め、
大崎選手のタイムリー2ベースで先制。
3回裏はヘルマン選手がファールで粘っての四球で繋いで2アウト満塁とした後、
浅村選手がタイムリー内安打を放って追加点、
大崎選手の押し出し死球で3点のリードを奪えたのが大きかったです。

6回裏には調子を上げてきた炭谷選手の右中間への2ベースでチャンスを掴み、
星秀和選手がきっちり送りバントを決めて3塁へランナーを進め、
栗山選手の犠牲フライで1点を追加。
炭谷選手は打球方向がセンターから右へのヒットが多くなってきており、
ヘルマン選手や片岡選手のような見事な右への跳ね返しの打撃ができるようになってきました。
本人は好調ではないと言っているようですが、内容的には大きく進化しているように思います。

8回裏には浅村選手が四球で出た後、大崎選手が送りバントで進め、
9番の星秀和選手がセンターへタイムリーヒットを放ってダメ押し。
センターのレギュラーだった秋山選手が2軍戦で守備に付いており、
復帰はもうすぐのようですが、今の星選手はチャンスで勝負強い打撃を見せていますし、
秋山選手が帰ってきたとしても、代える理由が見当たりません。
大崎選手を含め、今後の外野手争いはハイレベルになることが予想され、
彼らの成長が楽しみですね。

注目された復帰の中村剛也選手ですが、今日のところはノーヒット、
それでも2つの四球を選んでおり、
実戦復帰2試合目ながらもボールが見えているのは好材料です。
このホークス3連戦は「目慣らし」のつもりでじっくり待ち、
中村選手の完全復帰を心待ちにしたいですね。

一方で片岡選手が途中交代で病院へ診察に行くアクシデントが。
リーグ戦再開以降は盗塁成功率も上がってきており、
足の面でも楽しみが増えつつあっただけに、片岡選手のアクシデントは残念です、
ただ、現段階では痛めた肩ではなく、手首ということなので、
そんなに心配は要らないかもしれません。
数試合の欠場が考えられますが、今日の試合では代役の原選手が2ベースを放つなど、
久々の打席ながらもしっかりとした結果を残してくれていますし、
浅村選手をセカンドに回し、カーター選手やオーティズ選手をファーストで使うこともできますから、
チーム的にはそれほど心配することはないでしょう。



明日は小石投手が先発です。
小石投手は既にプロ初勝利を挙げていますし、マウンドに上がる不安はないと思いますが、
春先は打者と勝負できずに四球でランナーを溜めてしまうことが多かっただけに、
明日は打者と勝負し、積極的に攻めて行くピッチングを見せて欲しいですね。
変則モーションは大きな武器ですから、打たれることを恐れずに投げていって欲しいです。
一方のホークス先発は摂津投手。
前回は低めの変化球を見極めて攻略することができましたが、
そう簡単に崩れる投手でもないだけに、
前回同様にファールにするなど粘り強い攻撃で、チャンスをモノにして欲しいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!





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