1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)小石(3回1/3)−木村(2回2/3)−武隈(1回) −星野(2/3)−ゴンザレス(0/3)−松永(1回1/3) (ソ)新垣(5回)−金(1回)−金澤(1回) −森福(1回)−ファルケンボーグ(1回) (本)米野1号満塁(9回表) |
||||
ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | ||||
ホークス | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
いやー、内容の濃い試合でしたね。 最初にポイントを整理しておくと、 (1)小石投手がプロ初先発も、四球・ワイルドピッチ・味方の守備で失点し、4回途中降板。 (2)木村投手や武隈投手といった敗戦処理で使われていた若手が頑張る。 (3)8回裏のピンチは岡本篤志投手かと思ったら、ゴンザレス投手を投入。 しかし、やっぱりペーニャ選手に打たれて、事実上の抑え失格。 (4)9回2アウトから米野選手がまさかの満塁ホームラン! 奇跡の逆転! (5)最後は8回裏からリリーフの松永投手がそのまま投げてセーブ。 プロ初セーブではなかったが、これで抑えの形が変わるか? といった感じでしょうか。それぞれ簡潔に。 プロ初先発となった小石投手ですが、評価しづらい微妙な内容となってしまいました。 ストレートは130キロ出るかどうか。 オープン戦では130キロ中盤ぐらいは出てたと思うんですが… 変化球はスライダーとチェンジアップが主体で、 90キロ台のスローカーブをカウント球に使うピッチングです。 2軍で先発していた時も内容は安定していましたが、一発を打たれることがあり、 球威の面を課題にしていましたが、 それを意識するあまりに、今度は際どく行こうと考えすぎてボールが先行、 四球4つとワイルドピッチ2つという結果からすると、 低めに投げようという意識が強すぎた感があります。 逆に、打たれたヒットは山崎選手のライト線への2ベースヒットと、松田選手の内安打の2本。 外野の頭を越されるような打球はなく、 真ん中付近に来た球でも打ち取っているわけですから、 小石投手自身が思っているほど、甘く入っても打たれないということだと思います。 勿論、だからといって簡単にストライクを取りに行ってはいけないのですが、 もっとストライク先行で投げていける内容だったということは言えるかと思います。 次回登板がどうなるか分かりませんが、次はもっと打者に勝負しに行ってもらいたいですね。 変則モーションは大きな武器になりますから、大胆に攻めてもらいたいです。 順序を逆にして、抑えのゴンザレス投手ですが、これで諦めが付いたでしょう。 登板間隔が空いていたこともあって、岡本篤志投手の代わりに投入となったのでしょうが、 結果から言えば、寂しいものとなってしまいました。 前にも打たれたペーニャ選手に打たれたのもアレですが、 2アウト満塁で代打の松中選手が起用されたところで、 左の松永投手に代えられる辺りが、もう信頼感の欠片も存在していません。 さすがにもう使い続けるのは無理ですね。 今日の試合が負け試合だったなら、それが唯一の収穫となるところでした。 と、長くなっているので、収穫の面は試合経過を挟んで後編へ。
書き忘れていましたが、小石投手の失点にはいずれも味方の拙い守備が絡んでました。 1回はサード中村選手の落球、炭谷捕手が余裕があって刺しやすい方向に投げたら裏目に、 そこから犠牲フライを打たれて失点という形に。 3回は浅いセンターフライで終わるかと思いきや、センターのヘルマン選手が漫然と捕り、 バックホームも山なり送球では話にならず、 決して足が速くない3塁ランナーの山崎選手にタッチアップを許してしまいました。 ヘルマン選手の守備はどう考えても割りに合いません。 このままセンターで使い続けるようでは、勝てるチームにはならないと思います。 それでもスタメンで使いたいのなら、DHかファーストを守るでないと… セカンドも失格、外野も失格となっちゃいそうな勢いです。 アピールする野手がいないから使ってますが… 片岡選手と秋山選手が復帰したら、ない。 左投手限定でのDH起用になっちゃうかもしれませんね。 で、話をようやくプラス方面に持って行きますと、 今日は若いリリーフ陣がよく頑張りました。 2番手の木村投手はピンチを併殺で凌ぐなど無失点ピッチング。 150キロ前後の力強いストレートは相変わらずで、 低めのストレートで内野ゴロ併殺を取れる辺りは、昨年の好調時を彷彿とさせます。 球威があるピッチャーなだけに、今の敗戦処理的な使い方だけではなく、 ピンチでのセットアッパー的な使い方、 昨年の岡本篤志投手のようなポジションを任せられそうな内容です。 3番手の武隈投手もチェンジアップを武器に右打者から2三振を奪うなど好投しました。 左右関係なく使える左投手なだけに、幅広い使い方が考えられそうですね。 先発で使っても良いですし、勝ちパターンの8回に使っても良し。 最後に登板した松永投手は左打者へのスライダーに絶対的自信を持ち、 8回裏の代打の松中選手を打ち取り、 9回もホークスが守備を固めた関係で左打者がズラッと並んだことで、 そのまま登板して三者凡退でセーブをマーク。 緊張する場面でしたが、そんなことを感じさせない堂々としたピッチングで、 今日のような左打者が中心となる場面では、最後を任せても問題ない感じでしたね。 そういう意味で、ゴンザレス投手が抑え失格の烙印を押す一方で、 若いリリーフ陣がアピールしてくれたことで、今後は積極的に動けるように思います。 これまでは7回・8回・9回とイニングごとにリリーフを想定してきましたが、 それ以前のJFKのような抑えだけを固定し、右・左・右と柔軟に起用する継投、 さらにそれ以前のサンフレッチェのように抑えさえも固定せずに起用する継投でいいかと。 ライオンズは先発投手陣がイニングを投げられますから、 7回途中ぐらいまでは計算する必要がないので、 7・8回を木村投手や武隈投手、ベテラン左腕の星野投手で繋ぎ、 8・9回を右なら岡本篤志投手、左なら松永投手と、 おおよその投げる順番だけを決めておけば十分ではないかと思われます。 今日の試合のように、9回で左が続くなら、松永投手でいいということです。 そういう意味では、今日の逆転勝利は、今後のリリーフ起用にも幅を持たせたと言えますね。 さて、攻撃の面ですが、今日は中島選手が警戒されての四球が多く、 7回表の逆転のチャンスでは中村選手にあと一本が出ないなど、3番以降で苦しむ展開でした。 そういう意味では、9回表の2アウト2・3塁という場面でも、 中村選手と勝負するかに思われたのですが… 仮に歩かせる結果となったとしても、ボール球を振る可能性があるだけに、 ファルケンボーグ投手の高めのボール球のストレートや低めのフォークで誘うのが普通でしょう。 そこをキャッチャーが立たなかったとはいえ、外しての四球で歩かせたというのは、 中村選手の長打力に過剰な反応をしてしまった感がありました。 本当なら、7回表のような攻め方でよかったはずなんです、ホークスとしては。 それでも中村選手のホームランのイメージ、それが強かったということなんでしょうね。 そうして回ってきた米野選手の打席、 ライオンズの半レギュラー状態の選手の中では最も良い成績を残しているだけに (勝ち試合の全てが米野選手のスタメン試合だったということからも)、 後ろに繋ぐバッティングで何でもいいから点数を取ってくれと思っていたら… やってくれましたよ、満塁ホームランですよ! ファルケンボーグ投手が中村選手の四球に少し納得していない雰囲気があっただけに、 付け入る隙はあると思っていましたが、こんな最高の結果になるとは思ってませんでした。 この場面で一振りで決めた米野選手は今風に言えば「持っている」ということなんでしょうね。 意外性の一発ではありましたが、この一発が与えた首脳陣や選手、味方ファンへの影響力は大きく、 今後、米野選手の起用法が広がってくる可能性があります。 対左投手では5番に入る可能性がありますし、 右投手でもスタメン起用される可能性が大きくなってきました。 守備の方でもスライディングキャッチを見せるなど、球際の強さを見せていますし、 ライトのレギュラーの座がこの一発でグッと近くなりましたね。 外野手転向が最高の結果を招きつつあります。今後の米野選手の活躍に大注目ですね。 最後にチームとして考えて見ますと、ここまで連勝なしと苦しい成績のライオンズですが、 一昨年の優勝目前で福岡でのソフトバンク3連戦で3連敗を喫し、 まさかの逆転優勝をされてからが悪夢の日々で、 昨年は開幕カードの日ハム戦を打線の活躍で連勝するものの、 2カード目の福岡でのソフトバンク3連戦のうち、 2試合を抑えのシコースキー投手が打たれて敗戦を喫するという抑え地獄からチームと打線が低迷。 昨日の勝利までソフトバンクに負け続けるなど、悪夢の連続のような日々でした。 そんな因縁の地、福岡でのソフトバンク戦で2連勝、 それも2試合目の勝利が、ソフトバンクからすれば伏兵の一発によって、勝利したという意味では、 今までの悪夢を振り切る可能性を持った勝利だったと言えます。 当たり前ですが、これはきっかけであって、問題はこれから。 悪夢を完全に払拭したと言うためにも、交流戦前までに借金を完全返済し、 交流戦後にあるソフトバンクとの直接対決で確実に勝ち越し、 これまでとは違うということを見せ付けることが必要になってきます。 まだ先は長いですが、明るい展望が開けてきたことは非常に良いことですよね。 明日はお休みで、土曜からはGW9連戦です。 最初が京セラドームでオリックス3連戦、その後は西武ドームで楽天・ロッテとの3連戦ずつです。 まずは連敗を脱したばかりのオリックスとの試合なだけに、 この福岡での連勝を生かして、勢いに乗りたいところですね。 これまでの悪夢を振り切るには十分な試合となっただけに、 これからのライオンズの逆襲に期待したいです! 土曜からはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)岸(9回) (ソ)大隣(7回1/3)−吉川(1/3) −岡島(2/3)−金(2/3) |
||||
ライオンズ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | ||||
ホークス | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ようやく勝ちましたね、ソフトバンクに。 これで調子に乗っていけるとまでは言いませんが、 今日の試合は一つのきっかけになる試合だったと思います。 打線低迷の原因の一つだった3番中島選手が、 3回表に相手のワイルドピッチで1点入った後の2アウト2塁のチャンスでタイムリーヒット、 8回表には1アウト2塁で打球が伸びて左中間フェンスに直撃するタイムリー2ベースと、 初回のヒットも含めて3安打猛打賞2打点と大活躍しました。 中島選手に長らくタイムリーが出ていないという異常事態が長く続き、 なかなか打線が本来の流れになっていなかったのですが、 中島選手が打ってくれたことで雰囲気が変わってきましたね。 8回の打球は中島選手らしい押し込んで伸びる打球でしたし、 中島選手自身にとっても、打線にとっても転機になる試合となったように思います。 4番の中村選手はノーヒットでしたが、 3回表の中島選手のタイムリーの後の右中間の打球は本来の大きな当たりでしたし、 前を打つ中島選手が勝負強いバッティングをすることで、 中村選手がホームラン狙いのバッティングに集中できますから、 今後、調子が上がってくることが期待できそうです。 先発の岸投手はストレートのコントロールに多少ばらつきがあったものの、 威力自体は十分で、カーブ・チェンジアップも良かったこともあって、 ピンチらしいピンチもなく、失点した3回裏以外はスイスイと投げていた感があります。 チームは昨年からソフトバンクに7連敗を喫していましたが、 岸投手自身も相性が悪く、4連敗を喫するなど、勝てていなかっただけに、 今日の1勝は大きな意味を持つことでしょう。 (考えてみると、ソフトバンク戦で好投していた投手は涌井投手と帆足投手でしたからね) 悪い連敗をここでストップさせただけに、今度は今までのお返しをしたいところですね。
1番の栗山選手も3安打をマークし、好調をキープしています。 まだ得点力は上がってきていませんが、 栗山選手の出塁率が上がっていることで、チャンスは確実に作れています。 今日はそれに中島選手が応えてくれただけに、 今後も上位打線がしっかりと機能すれば、大量点は無理でも得点はできるはずです。 問題は下位打線の弱さなんですが、 これは現在2軍の片岡選手と秋山選手の復帰を待つしかないでしょうね。 この3連戦が終わった後が一つの合流の目安かなと思っていましたが、 情報がないだけに分かりません。 もう少しかかるんでしょうか。2軍の試合にはスタメン出場しているようですが。 あと戦力的に問題なのは右打者の控え。 スタメン起用された佐藤友亮選手は結果が出ず、14打数1安打で0割台の打率で、 代打起用されている阿部選手は2軍では好結果も、1軍では6打数ノーヒット。 合格点をあげられるのは米野選手ぐらいで、右打者、とりわけ右の代打が不足しています。 でも、2軍に目を向けてみても、2軍落ちした高山選手は調子が上がらず、平尾選手が怪我、 他の右打者というと、熊代・林崎・美沢選手ぐらいで、あとは捕手ばかり、 主力選手は右打者が中心なのですが、それ以外の右打者が極端に減っています。 昨年、GG佐藤選手を自由契約に、後藤武敏選手をトレードに出した弊害が出てますね。 トレードによるリリーフ補強も一つですが、右の代打候補の獲得も必要になってきそうです。 まぁ、高山選手が復調してくれれば解決するのですが… 明日はルーキーの小石投手が先発です。 オープン戦では専らリリーフだっただけに、先発にはもう少し時間がかかるかと思いましたが、 2軍で安定した成績を残し、先発を勝ち取りましたね。 左の先発は石井一久投手一人ですから、小石投手には大チャンス、 持っている力を発揮してもらいたいですね。 一方のホークス先発は新垣投手。 前回は嶋選手の活躍で得点は取れましたから、 左投手先発でスタメンがやや遠ざかっている嶋選手の活躍に期待したいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)牧田(6回2/3)−松永(2/3) −岡本篤志(2/3) (ソ)山田(7回)−森福(1回) −ファルケンボーグ(1回) |
||||
ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
ホークス | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 1 |
もう溜め息しか出ないですねぇ… 今日は何もなし。語ることがないんだもの。 しかし、ソフトバンクに全然勝てないのな。いつも接戦なのに。 早くこの悪夢を終わらせてもらいたいです。 せめてソフトバンクにだけは負けるなよ…
明日は岸投手が先発です。 勝てる試合を確実に勝っておかないと、この泥沼も終わらないだけに、 明日は是が非でも勝利をもぎ取ってもらいたいですね。 一方のホークス先発は大隣投手。 対戦は久しぶりの印象がありますが、チャンスを確実に生かし、 得点を重ねていってもらいたいです。 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)西口(6回1/3)−松永(1回) −マイケル(0/3)−岡本篤志(2/3) (ロ)藤岡(6回2/3)−大谷(1/3) −中後(1回)−薮田(1回) |
||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | ||||
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | × | 6 |
「だから言ったでしょ」って言葉は使いたくないんですが… ゴンザレス・岡本篤志・マイケル投手と右の3人のリリーフが不安定だったのに、 野上投手を先発に回してしまうちぐはぐさ、 オープン戦で固まった「7回岡本篤志・8回マイケル・9回ゴンザレス」という 勝利の方程式は完全に崩れ去りました。 今までは9回まで繋げることができましたが、今日は8回でKO。 もう一度リリーフは考え直した方がいいですね 現状、岡本篤志投手は復調の兆しが全く見えないので2軍へ。 これで見限るのではなく、いずれは抑えとしての復帰を期待しての調整期間。 抑えのゴンザレス投手の代わりが見当たらないので、 一応使い続けるものの、左のウィリアムス投手を試してみてもいいかも。 マイケル投手は7回のセットアッパーに代えて、8回を野上投手に任せたいです。 まぁ、思い切って右の3人とも落としてもいいと思いますが。 それぐらい思い切って動かないと、チーム状況も変わってこないです。 7回木村・8回野上・9回ウィリアムス投手で一度テストしてみて、 ダメなら野上投手を抑えにして、松永投手を左右関係なく使ってもいいように思います。
先発の西口投手は全体的にボールが高く、あまり良い状態ではなかった感じです。 それでも内角のストレートを有効に使いながら、 大胆なピッチングで要所を抑えていたのですが、 5回に真ん中付近に集まってしまい、失点する形となってしまいました。 それでも6回はコントロールを立て直し、リードしてマウンドを譲ったのはさすがです。 打線はまだ本来の得点の取り方ができていないものの、 今日は中島選手が警戒されて四球が増えたことで、 1〜4番の流れが本来の形に近くなっていました。 7回の中村選手のタイムリーはそんな流れの中から生まれた得点でしたね。 5番のヘルマン選手も今日はタイムリー2ベースを一本放ちましたし、 悪くはないかなという感じになってきました。 でも、負けちゃうとチームは乗れないんですよね。とほほ… 火曜からはソフトバンクとの3連戦です。 前回のお返しで3連勝といきたいところですが、 そんなチーム状態ではないだけに、せめて勝ち越せるよう頑張ってほしいです。 一昨年前の優勝目前の福岡ドームの3連敗から始まった悪循環を、 この3連戦で振り切ってもらいたいですね。 リリーフ陣の整備をしながら、チーム一丸となって戦ってもらいたいです。 火曜からはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)野上(6回1/3)−松永(2/3)−岡本篤志(1回) (ロ)唐川(6回1/3)−益田(1回2/3)−薮田(1回) (本)サブロー1号ソロ |
||||
西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
ロッテ | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 3 |
うーん… 打線はだいぶ形になってきてはいるんですがね。 1番の栗山選手が打率を3割に乗せるなど、出塁率が上がってきていますし、 2番の浅村選手は今日の試合こそノーヒットでしたが、 ランナーを進めるべきところではきっちりゴロを打って進めてくれていますし、 最終回の粘っての四球で繋いだのは、栗山選手同様に価値ある出塁でした。 問題は3番の中島選手。 開幕カードは打線好調でスタートしたものの、その後はタイムリーがなかなか出ず、 最近はヒットも少なくなって打率も3割を切る結果に。 今日はランナー2塁での犠牲フライやヒットを放ったものの、 7回のチャンスや9回の一打逆転というチャンスでは凡退、 持ち前の勝負強さが発揮されていません。 昨日も書きましたが、中島選手がランナーを返せないことで、 まだ打線が本来の流れになっていません。 4番の中村選手を楽な状況で立たせるためにも、 中島選手の打点は非常に重要なわけですが… ちょっと歯がゆいですね。
先発の野上投手は7回途中まで3失点という結果でしたから、合格点でしょう。 ただ、この3失点に繋がった原因がスライダーというのが厄介です。 野上投手が学生時代から得意にしていた変化球はスライダー、 昨年までも配球的にスライダーの割合は多い方でした。 しかし、プロではこのスライダーが打たれることが多く、 昨年まではスライダーが甘くなって一発を打たれるケースが多かったです。 逆にプロに入ってから効果的になったのがチェンジアップで、 フォークのように縦に落ちる変化球のため、ウイニングショットとしても使えます。 今年、野上投手が好投している理由には、ストレートの威力が増したことが第一ですが、 それによってチェンジアップとの緩急差が大きくなり、 ストレートを中心に配しながら、チェンジアップを振らせる配球が定着したことにあります。 リリーフなら、この配球でも十分行けるのですが、 先発の場合は打者に狙い球を絞られてしまうので、スライダーを投げざるを得ません。 そこを狙い打たれてしまったのが2回の失点だったのでしょう。 その後はストレートとチェンジアップを軸にしたコンビネーションに戻したため、 打たれることがほとんどなくなったわけですが… そう考えていくと、やっぱりリリーフ向きだと思うんですよね。 スライダーが安定すれば、先発でも行けると思うんですが、 現状では使える球種が限られてしまいます。 先発は今回限りで、今後は8回のセットアッパーに配置転換しても良いのでは? 場合によっては抑えもありなぐらい。私としてはリリーフに戻した方がいいと思います。 中継ぎでは松永投手が好救援。 今年は左打者への外のスライダーのコントロールが安定していますね。 昨年はともすればボール先行で四球で崩れることがあったのですが、 今年はコントロールの面でも非常に安心感があります。 開幕から左のセットアッパーとして良い活躍を見せてくれています。 この調子で頑張って欲しいですね。 明日は西口投手が先発です。 前回は余計な四球と味方のエラーに泣いただけに、 明日はテンポの良いピッチングを見せて欲しいですね。 一方のロッテ先発はルーキーの藤岡投手。 オープン戦では手を焼いただけに、 クロスに入ってくる右打者懐のストレートを打ち返して、攻略してもらいたいです。 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)石井一久(8回2/3)−ゴンザレス(1/3) (ロ)成瀬(9回) |
||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
勝つには勝ったんですが… なんかスッキリしないというか、モヤっとした不安が… 先発の石井一久投手は球速表示こそ130キロ後半がほとんどだったものの、 ストレートに力があり、その球を右打者の内角を中心に両サイドに散らすことができ、 5回まではパーフェクトピッチング、球数も理想的で文句なしのピッチングでした。 当然、完封を目指して9回のマウンドに上がりましたが、 先頭の根元選手に2ベースヒットを打たれて、ノーアウト2塁と同点のピンチ。 しかし、ここでロッテが送りバントのミスをし、さらに走塁ミスが重なって併殺というラッキーさ。 これで終わるかと思われたのですが、代打の角中選手と井口選手に連打を許してしまい、 2アウト1・3塁、あと一人というところで、その前の打席で2ベースを打たれたサブロー選手、 どうするかと思ったら、なんとゴンザレス投手を投入。 あーあー、聞こえない、何も聞こえないー(苦笑) まぁね、私も大人ですから、仮にゴンザレス投手が過去にどれほど打たれようとも、 良いピッチングを見せて、次回へ期待を膨らませるような内容で締めていたのなら、 ゴンザレス投手を褒め称え、抑え決定を認めますよ。 でも実際は… カウント1−1から高めのスライダーでラッキーなストライクで追い込み、 高めのボール球のストレートで誘おうとしたら、抜けて内角高めの完全なボールとなり、 次に投げたスライダーは外角低めではなく、真ん中内寄り… 結果、ファーストライナーで済んで助かりましたが、内容的に進歩がありません。 これが、もし、高めのボール球のストレートをきっちり投げて、 空振りかポップフライで終わっていたなら、 もし、外角低めへストライクからボールになるスライダーで空振りかゴロで終わっていたなら、 もう安心だ、次回登板でも任せたとなるんですけど… … …… ………瀕死寸前の延命措置をまだ続けるのか… orz 下手に結果が伴ったことに、逆に不安を覚えさせられます。 結果が良い方向に作用してくれ、次回登板では内容も変わってくれたら良いのですが… さすがに、まだ安心だとは口が裂けても言えないですね… ただ、Numbersの渡辺監督の抑え軽視記事は正直どうかと思います。 キャンプ・オープン戦の結果からすれば、 ゴンザレス投手での抑えスタートはファンも異存なかったはずですし、問題ありませんでした。 蓋を開けてみたら、思った以上に酷かったというだけで、 それを良くなると信じて使い続けるか、早く変えろというのかの違いだけです。 大石投手はそのままリリーフで育てても成功したかどうか分かりませんし、 どちらかといえば、アマチュア時代もリリーフ中心でしたから、 先発の気持ちも分かるように先発投手として育成したように思います。 誤算だったのは肩の故障でスピードが出なくなったことで、抑えに戻せなくなったことか。 渡辺監督は抑え軽視というよりも、自身や仲の良い先輩の工藤公康氏が、 最初はリリーフに始まり、その後に先発と色々な役回りを経験した事実の方が大きく、 投手は色々な役回りを経験するべきだという考えが根底にあるように思います。 野上投手の育成がそんな感じですよね。 まぁ、大石投手はリリーフに戻したほうが良さそうですが、 それ以前にピッチング内容が伴っていないので、 経験のため、2軍で長いイニングを投げるのは当たり前のことかと思います。 2軍でリリーフでは参考にならないですし… 抑えに困っているからといって、牧田投手の再転向もありえない。 アンダースローの高速クイックと緩いカーブが生きませんし。 そもそも去年のは苦渋の決断、渡辺監督の考え方からすれば、 あの抑えの経験が先発に生きてくると見ていますか亜、再転向は100%ないでしょう。 先発として結果も残ってますしね。 先発陣で可能性があるとすれば、2軍に落ちた涌井投手でしょうね。 まぁ、こちらもけん制やバント処理技術が無駄になるので、期間限定となるでしょうが。
打線の方は相変わらずチャンスで一本出ないわけですが、 その中でも中村剛也選手はよく打ってますよね。 数字的には好成績とはいっていませんが、比較的打っている方です。 その比較されているのが中島選手で打率のわりにチャンスで打ててないという感じが… ランナーのいない時にはヒットを打っているのに、ランナーいると出ない印象。 中島選手が本来の勝負強さ、中村選手が本来の長打力を発揮してくれば、 打線も良い流れになってくると思われます。 中島選手が先にランナーを返せないから、中村選手がヒット狙いになるとも言えますしね。 明るい材料としては嶋選手が左の成瀬投手から2安打を放ち、結果を残しました。 5番起用されているヘルマン選手が内角を気にしている印象があるだけに、 再び嶋選手を5番に戻す可能性が出てきたように思います。 いずれにせよ、下位打線はまだ1枚足りないという状況が続いているだけに、 色々と試しながら行く展開となりそうですね。 浅村選手が2番で成功しているのは嬉しいのですが、 どうしても打線の比重が上位に傾いちゃいます。 明日は野上投手が先発です。 個人的にはリリーフでの活躍を期待しているだけに、 あまり成功しすぎるのも複雑な感じもするのですが、 野上投手自身は先発希望なだけに、このチャンスを生かしてもらいたいですね。 今回は日程的なこともあって、出番が回ってきましたが、 2軍には若い投手を中心に虎視眈々と先発投手の座を狙っているだけに、 良い結果を期待したいです。 一方のロッテ先発は唐川投手。 今シーズンは好調ですし、ライオンズは苦手にしている印象があるだけに、 簡単に攻略とはいかないでしょうが、 相手に球数を投げさせる粘っこい野球で活路を見出してもらいたいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |